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地獄の一丁目

12時間の世界はおとぎの世界。

24時間の世界はおとぎ話の世界の住人が、平凡に暮らす世界。

48時間の世界は24時間と72時間の世界の住人が一緒の時間を共有する時間軸。

72時間の世界が地上の世界。


みなは今、どこの時間軸にいるのだろう。

私は24時間の世界にいる者である。

いずれ12時間のおとぎの世界へと帰るのである。

その前に解決しなければならないことがある。


私は自分が「宇宙で最悪の生命体」であると考えることがよくある。

なぜか。

そして、本当におとぎ話の世界に行けるような存在なのか?

その答えを探さねばならない。


最近分かったことがある。

自分がなぜ宇宙で最悪の生命体だと考えるのか、それは実は私が「加害者」だったからである。


私は瑩山館と言う宗教を妄信した結果、色々な迷惑をかけた。

怖い思いもした。

それは言わば私の方が「被害者」と言いたいくらいで、

瑩山館は心の弱い私の隙間に入り込み、二度と覆せないような妄信的な信仰を与えた。

家族は嫌がっていたのにも関わらず、私は頑固として瑩山館を信仰し続けた。

しかし、ある日突然霊能力のようなものがつき、幻聴なのか何かの合図なのか区別がつかない事象があり、

同じ瑩山館に入会していた元彼真人の家に行くことになり、

そこで地獄の一丁目を味わった。

私は突然、元彼真人の家で恐怖に慄きながら「瑩山館は詐欺師の集団だ」という叫びをあげた。

真人は涙を流し、その数か月後に、12人の男性の神様の声が聴こえてきたのである。

「12人の男性の神様は京子の守護神だよ。」と。


それは妄想暴走症の末期であったようにも思うが、真実の救いの声でもあるように思う。

どちらかはっきりしないが、

とにかく、その衝撃的な出来事がキッカケで私は瑩山館からの妄信が徐々におさまっていくのである。


同時に、私はある事に気づく。

10代のころから自律神経失調症や、過敏性腸症候群などにかかり、

心の弱っていた私は、救いを求め、信じられる何かを探していた。

その時、インターネットで「守護霊」というキーワードで検索した結果、

現れたのは瑩山館のサイトだった。

私は、最初から瑩山館に入会する運命だったのかもしれない。

心が弱くなければ、私は瑩山館に入会することもなかったし、

その後、地獄の一丁目を経験し、極限状態でなければ、

12人の男性の神様の声だって簡単に信じなかったと思う。


今でも、12人の男性の神様なんて信じてないけれども、

でも、いて欲しいとは思うようになったのは進歩だと言える。


そんなわけで20代の頃私は瑩山館を妄信することになり、ある意味で被害者となった。

地獄の一丁目というと軽い話のようになるが、瑩山館の集会に訪れることになり、

こともあろうに、「私は低い人間です!!」と真っ暗な会場で叫びをあげた。

一斉に会員が私を振り返って白い目で見た。

私は会場からつまみ出された。

そして泣いていた。

その後に「お前は屋上から飛び降りろ」という恐ろしい幻聴が聴こえてきた。

後にも先にもそんな恐ろしい幻聴が聴こえたのは瑩山館での集会でのことだった。

徐々に信仰がおさまったとは言っても、この時は、まだ妄信していた。


今思えば、私はここまで自分を追い詰めた瑩山館が許せない。

何度も言うが、私はその直前に地獄の一丁目で「瑩山館は詐欺師の団体だ」と怒り狂って罵ったことがある。

自分は完全に瑩山館を信じていたので、

その時はなぜそう叫んだのか分からず、すごく恐ろしかったことを覚えている。


だから私は怒り狂ったことによって、瑩山館を罵った加害者となり、

瑩山館の人たちは、ご臨終の魂となる運命になったのだ。


ご臨終の魂とは、タイムワープしない世界でずっと被害者となって、

ホラーの世界で叫びをあげる犠牲者の事である。

ホラーの世界は基本的に1人で行動するのである、廃墟のような病院や屋敷しかなく、

気味の悪い思いをする世界なのである。


痛かったり、死ぬような思いまでしないので、ずっと永遠に彷徨う事になってしまうのである。


なぜ罪のない瑩山館の人たちがホラー世界でご臨終の魂になってしまうのかと言うと、それは神々が深く関係している。

私は「無」になりたいと常々思っていたが、神々は私が永遠に生きることを強いた。

私は罪のない瑩山館の人を「詐欺師の集団」と罵ることにより、加害者となり、瑩山館の人たちをご臨終の魂にしてしまった。

つまり私が永遠に生きるためには、犠牲者が必要だったのである。

私は地獄の計算式という緻密な計算方法を使って、地獄を創り出している。

私には刺激がどうしても必要だった。

そこには犠牲者が必要だった。

瑩山館の人たちは、一時的に私の怒りをかったことによって地獄の仕組みに組み入れられてしまった悲劇の被害者たちなのだった。

だから私は、罪のない人たちを詐欺師だと罵った自分が宇宙で最悪の生命体だと思った。


犠牲者となった人たちを助けなければならないと思う。

私のせいで被害者になってしまったからだ。


でも神々は善悪は関係ないという、私が被害者だろうが加害者だろうが、

京子が永遠を生きてくれることが一番だと神々は言う。


なぜ私ばかり優遇されるのか分からない。

それはこの先、解き明かさねばならない謎なのかもしれない。

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