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新・三国志:大陸断絶 〜「過去のあの子じゃなくて私を見なさい!」と銀座の雨で涙のホールドを仕掛けてくる正妻チョロインSPと過ごす、最高に暖かくて騒がしい台北ハーレム食堂生活〜  作者: UTAMARO
【第二章:総統府の交渉は即終了。魅惑の李家食堂と同棲生活】

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第7話:深夜の完全沸騰エラーと、大人の極上バブみ膝枕

深夜。すっかり客足も途絶え、閉店した後の李家食堂。


昼間のうるさいほどのバイクの喧騒も遠のき、薄暗い間接照明だけが静かに店内を照らしている。


じっとりと湿気を含んだ、肌にまとわりつくような生暖かい南国の夜風。


厨房に微かに残る、八角のエキゾチックな匂いが、静寂の空間を満たしていた。


俺は使い込まれた飴色の木のカウンターの片隅に座り、旧式のノートPCを猛烈な速度で叩き続けていた。


泥水をすすり続けた地獄のような歳月で得た、帝国陣営の未来の作戦コードの整理と、ハッキングの演算処理への没頭。


(……魏のシステム防壁の脆弱性は、すべて俺の脳内に焼き付いている。だが、これを現在のネットワーク規格に合わせるには、莫大な並列変換が必要だ)


キーボードを叩くたび、俺の左目の奥の青いレンズが、幾何学的なホログラムパターンを鮮やかに明滅させる。


しかし、未来の全知知識の超速同期は、人間の脳の許容量を遥かに超える絶望的な負荷を伴うものだった。


その時だった。


ピピッ、と。俺の脳内で、突如として激しい電子アラート音がけたたましく鳴り響いた。


左目の深淵な青いレンズが、かつてないほどの焦りを示すように『チチチ……』と凄まじい電子駆動音を刻み始める。


(な、なんだ……!? 演算の熱量が、デバイスの許容値を超えやがった……っ!)


ジ、ジ、チチチチチ……!!


超絶チートの代償。デバイスの演算防壁がパニックを起こし、熱を逃がすための排熱機能が完全に熱暴走(オーバーヒート)を起こしたのだ。


全盛期の若くしなやかな俺の肉体は、一瞬にしてマグマのように灼熱の熱を帯びた。


限界までバキバキに引き締まった筋肉がガタガタと激しく痙攣し、全身の毛穴から大量の汗が滝のように噴き出す。


(ぐっ……あああああ……っ! 脳が、沸騰する……っ!)


あまりの高熱に、視界がぐにゃりと歪み、思考のピントが急速にぼやけていく。


南国のまとわりつくような湿気が、体内の熱を外へ逃がすのを物理的に阻害し、熱帯夜の空気が俺の首を真綿で絞めるように苦しめる。


(熱が逃げない……このままじゃ、脳細胞が完全に焼き切れて死ぬ……っ!)


激痛と高熱の前に、幾多の死線を潜り抜けた死神の魂ですらも抗うことはできなかった。


意識が完全に途切れ、俺の身体からすべての力が抜け落ちる。


ノートPCの画面を前にして、俺は前のめりに、カウンターへとドサリと突っ伏してしまった。


◆ ◆ ◆


あまりの高熱に意識が朦朧とし、暗いカウンターへドサリと突っ伏した俺の肩を、大人の女性の甘く狂おしいハーブの香りが優しく包み込んだ。


薄手の寝巻きに羽織姿という、防衛線のない無防備な大人の色香を漂わせた蘭さんが、いつの間にか俺の隣に立っていたのだ。


「あらあら、大変。また随分と無理をしたのね」


彼女は妖艶な微笑みを浮かべながら、右目の下の泣きぼくろを人差し指の先でトントンと軽く叩く。


そして、熱でガタガタと震える俺の頭を、自身の太ももの上へと強制的に引きずり込んだ。


究極の膝枕(セーフティ・ドック)


薄い寝巻きの布地越しにダイレクトに伝わってくるのは、ひたすらに柔らかく、どこまでも深く深く頭部が沈み込んでいくような、究極の肉厚の質感だった。


(なんだこれ……無限に沈み込んでいく……っ)


俺の頭の重みで、大人の女性特有の豊かな肉が左右にむにゅりと押し広げられ、頭部全体が信じられないほどの柔らかさで完全に包み込まれる。


タイトな胸元からこぼれる大人の甘い香りが、灼熱の激痛でパニックを起こしていた俺の視覚も聴覚も完全に遮断していった。


蘭さんは、元世界最強の軍医としての脳神経バイパス技術(メディカル・ハック)を、極上の看病として無自覚に起動させていた。


細い指先で俺の熱を持った頭髪を優しく撫でながら、脳内の過剰な熱量を、自らの豊かな肉体へと安全に吸い出し、強制冷却していく。


「はい、お疲れ様。よく頑張ったわね、志郎おじさん」


「……うふふ、誰も見てないわよ? ここにいる間だけは、三十八歳の疲れた男の子に戻りなさい」


蘭さんは自身の美しい太ももをポンポンと叩き、すべてを許容する慈愛の母性(バブみ)で囁いた。


「お母さんのここは、世界で一番柔らかくて、誰のハッキングも通じない防壁なんだから」


(大人の甘い匂いで、視覚も聴覚も完全に溶けそうだ……)


(あのクソ神に押し付けられた呪いの熱量が、嘘みたいにスッと引いていく。……擦り切れた俺の心が、内側から完全に骨抜きにされていく……っ)


圧倒的な母性の防壁の中で、死神の魂は一切の抵抗を放棄し、深い深いディープスリープの底へと落ちていった。


◆ ◆ ◆


次回予告:第8話『天才ロリ小悪魔の夜這いと、腹筋タッチパネルハプニング』

(次号、女将・蘭さんの聖域で危機を脱した志明の寝室に、深夜、謎の電子音が鳴り響く! 部屋のロックをすり抜け、だぼだぼパーカー姿でベッドへ夜這いを仕掛けてきたのは、次女の天才ロリハッカー・小飛だった――!?)

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