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新・三国志:大陸断絶 〜「過去のあの子じゃなくて私を見なさい!」と銀座の雨で涙のホールドを仕掛けてくる正妻チョロインSPと過ごす、最高に暖かくて騒がしい台北ハーレム食堂生活〜  作者: UTAMARO
【第四章:秘密リゾートの極限任務。墾丁の水着混浴と電波暗室の罠】

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第18話:着地事故の温泉パニックと、氷の美少女の恋心完全自覚

敵の追撃を避けて入り組んだ岩場を大きく跳び越えた、その瞬間だった。


ウラジーミル・仲達の電波暗室が微かに揺らぎ、遮断されていた通信回線が局所的に復旧を果たす。


だが、それが最悪のタイミングを生んだ。


通信の再接続と同時に、小梅の戦術インターフェース(リンク・グラス)が、イーロン・孔明の仕込んだ最悪のお約束プログラム(最適解着地バグ)を強制起動させたのだ。


網膜上に投射された、強制ホールド用のダメージゼロの着地予測ライン。


それは、敵の攻撃の衝撃を殺すために、温泉の湯船の中に仰向けに倒れ込んだ俺の、ちょうど真上を正確に指し示していた。


ドサリ、ザブゥンッ!!


激しい水飛沫が夜の暗闇に高く舞い上がり、二人の肉体は温泉のなかで完璧な正面衝突を果たした。


未来予言の通りに完璧に着地してしまった結果、小梅のこぼれんばかりの豊かな胸元が、俺の胸板に一切の隙間なくベッタリと平たく押し潰されていた。


「ひゃうんっ!? ど、どこに着地させてるのよこの大馬鹿ハッカーーッ!!」


小梅は耳の先まで真っ赤に変形させ、湯船のなかでパニックの悲鳴を上げた。


(あのクソロシア大統領が電波を殺して二人を閉じ込めた結果、完璧なお色気シチュエーションをお膳立てされるとか、どこのキューピッドピエロだよ仲達の野郎!!)


(熱い……脳が沸騰する……っ! この極上の柔らかさに包まれてないと熱で死ぬ……いや口に出したら変態だ!!)


ジ、ジ、チチチ……! チチチチチ(オーバーヒート)……!!


網タイツとハイレグ水着の生々しい肉圧と驚異的な柔らかさをダイレクトに検知し、俺の左目の青いレンズが、焦りの電子駆動音を最大音量で刻み続けた。


◆ ◆ ◆


その後、通信回線が完全に復旧。


ドナルドの咆哮ハック(マイル・ハイ・ボイス)と、高市大臣の青龍偃月刀の一閃によって、魏の暗殺部隊が文字通り一瞬でスクラップにされた後の夜。


墾丁の美しい月光が優しく降り注ぐ、ホテルのプライベートテラス。


小梅は高めのポニーテールを片手で掴んで引っ張るのすら忘れ、ただ呆然と、自身の微かに震える細い指先を見つめていた。


胸の奥で今もなお激しく脈打ち、熱い湯気のように込み上げてくる鼓膜への鼓動。


それは、妹への無邪気な嫉妬でも、特別警護官としての安全管理の言い訳でもなかった。


自分が、陸志明という一人の不器用で冷徹な男を、命を懸けて守りたいほど深く愛しているという、明らかな恋心の完全な自覚(フル・ハック)だった。


部屋のなかで小飛が「おじさん、一緒に寝よー!」とだぼだぼのパーカーを揺らしてはしゃいでいる。


いつもなら「安全管理の乱れよ!」と怒鳴るはずの小梅だったが、今はツンデレの言い訳が喉に詰まり、ただ熱い吐息を南国の夜風へと逃がすことしかできなかった。


「……私、本当にどうかしちゃったみたい。あんな朴念仁相手に、心臓がこんなにうるさいなんて……」


ウラジーミル・仲達の冷酷な先読みが生んだ、無自覚な最大級のラブコメ支援(アシスト)


それにより、氷の美少女SPの強固だった心の防壁は、完璧にその形を失ってドロドロに融解していた。


(第四章・完)


◆ ◆ ◆


次回予告:第19話『新章突入! 大陸の包囲網と、闇夜のサイバーキャットスーツ』

(次号、第五章開幕! 恋心を自覚した小梅の護衛がさらに過激に過保護化!? さらに、魏の第2陣営が仕掛ける深夜の急襲に対し、小梅が身体のラインを極限まで強調した黒の「サイバーキャットスーツ」を身にまとって夜の闇を舞う――!?)

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