ジャガイモ4 光合成細菌肥料の適性
自然農に切り替えた圃場とは別に、化成肥料を使い続けている圃場も管理している。
その圃場では、ジャガイモは別の顔を見せる。
その圃場では、初めから自然農圃場に切り替えた圃場より収量が多かった。
土が合うのだろう。細かな原因はわからないが、出来が良くて文句をいうことはない。
転機は、本で見た光合成細菌を使ってみたことだった。
天然に存在する細菌で、窒素供給が多くて育ちやすくなるという。
EM有機細菌などの名前で、インターネットでも買える。天然で存在しているということで、探して採取すべきかもしれないが、サイズ的に目には見えないため、購入して培養し、使ってみた。
これで、作物が大きく育つのだと信じた。
何年か続け、ジャガイモとダイコン以外は結果的に辞めた。
よくわからないものを、あえて使用するほど効果がはっきりと出たのが、ダイコンとジャガイモだった。
明らかに肥大した。
収穫時期に土を掘ると、ジャガイモの群れがひしめき合っている。そう錯覚するほど、大きく、しっかりとした芋ができた。
ちなみに、肥大するだけならサツマイモも同様の反応が出たが、甘さが売りのサツマイモにとって、ただ大きくなることは味を薄くする結果になった。
その点、ジャガイモは甘いことが武器ではない。甘くないことはないが、甘さが重要な要素ではなく、食べるとしっかりと美味しかった。
ジャガイモには光合成細菌がよく似合う。
こちらの圃場では、ジャガイモの主張と折り合いがついている。
なお、自然農に切り替えた圃場では、光合成細菌を与えても、ジャガイモにほとんど変化がないため、もはや使っていない。
ジャガイモを気まぐれな野菜だと思っているのは、私だけかもしれない。




