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野菜たちの主張  作者: 西玉
その他の野菜編 3

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ジャガイモ4 光合成細菌肥料の適性

 自然農に切り替えた圃場とは別に、化成肥料を使い続けている圃場も管理している。

 その圃場では、ジャガイモは別の顔を見せる。


 その圃場では、初めから自然農圃場に切り替えた圃場より収量が多かった。

 土が合うのだろう。細かな原因はわからないが、出来が良くて文句をいうことはない。


 転機は、本で見た光合成細菌を使ってみたことだった。

 天然に存在する細菌で、窒素供給が多くて育ちやすくなるという。


 EM有機細菌などの名前で、インターネットでも買える。天然で存在しているということで、探して採取すべきかもしれないが、サイズ的に目には見えないため、購入して培養し、使ってみた。


 これで、作物が大きく育つのだと信じた。

 何年か続け、ジャガイモとダイコン以外は結果的に辞めた。

 よくわからないものを、あえて使用するほど効果がはっきりと出たのが、ダイコンとジャガイモだった。


 明らかに肥大した。

 収穫時期に土を掘ると、ジャガイモの群れがひしめき合っている。そう錯覚するほど、大きく、しっかりとした芋ができた。


 ちなみに、肥大するだけならサツマイモも同様の反応が出たが、甘さが売りのサツマイモにとって、ただ大きくなることは味を薄くする結果になった。

 その点、ジャガイモは甘いことが武器ではない。甘くないことはないが、甘さが重要な要素ではなく、食べるとしっかりと美味しかった。


 ジャガイモには光合成細菌がよく似合う。

 こちらの圃場では、ジャガイモの主張と折り合いがついている。

 なお、自然農に切り替えた圃場では、光合成細菌を与えても、ジャガイモにほとんど変化がないため、もはや使っていない。


 ジャガイモを気まぐれな野菜だと思っているのは、私だけかもしれない。

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