ジャガイモ2 救世主の裏切り
高畝にしてから、流石に腐らなくなった。
土を壊したく無いので、畝に小さなシャベルで穴を開けて落としていく。
初めは黒いビニールマルチをかけた。肥料は一畝でカップ2杯ぐらい。どの作物もこのぐらいだった。
発芽するとビニールマルチを押し上げてくるので、カッターで穴を開ける。
ジャガイモの芽は強いけど、最初にいじめられると効率が悪いのではないか。
初めから穴を開けるのはよろしくない。ジャガイモの芽は、思いもしない場所から出るので、事前に開けておいた穴からは出てこないのだ。
芽が折れてしまうこともある。大概は作業中に人間の手で折ってしまう。成長の効率も悪そうだし、作業効率もよろしく無い。ただし、そこそこ芋は取れていた。
そこでビニールマルチを辞めた。
作業も楽になったし、ビニールで押さえ込まれる芽を見ることがなくなった。
その代わり、あまり芋が取れなくなった。取れないことはないが、株によっては全く収穫できないこともあった。
植えた種芋のほうが多かったのではないだろうか。
長い間、ただジャガイモは習慣で植えていた。
2025年に入り、肥料を辞めた。前年はカボチャを育て、草に負けて収穫がほとんどできなかった場所だ。
ジャガイモの出る頃には、あまり草には覆われていない。
芽が出てきた。細い。支柱を立てたが、縛るのは可哀想なほど細い。
そっとしておいた。
地上部が枯れて、掘り出した。
最大でうずらの卵ぐらいのジャガイモが、それなりに取れた。
だが、決して収量は多くない。
2026年になり、最低気温が8℃になるのを待って種芋を植えた。
4月初頭の現在、芽が出始めている。今年は、去年よりはよさそうだ。
元気そうなジャガイモの芽に期待が高まる。
過信してはいけない。ジャガイモには、何度も騙されている。




