ジャガイモ1 救世主
ジャガイモは、荒地に強く、救荒作物とも呼ばれる。
だが、個人的にはあまり成功している印象がない。
かつて、ジャガイモの世話をしている時に興奮したキジに追いかけ回された苦い経験があるが、たまたまジャガイモ畑だっただけで、ジャガイモのせいではないので別の機会に紹介したい。
ジャガイモは、1番早く試してみて、劇的に失敗した作物でもある。
現在のメイン圃場は、受け継いだ時は水田だった。
肥料を与えたかどうかは覚えていないが、強い作物なので、土に植えれば育つのだろうと、そのままジャガイモを土に埋めた。
どうやら芽が出ない。
不思議に思ったが、原因はわからなかった。
その年も草が伸びてきたので、鍬を持って酷い場所の土をひっくり返していた。
そのうち、ジャガイモを見つけた。買ってきた種芋だ。発芽しないことはない。
ただ、腐っていた。
何がいけないのかわからず、本を買って調べてみた。
どうやら、水没していたらしい。元水田の平地なので、水を引かなくとも、多めの雨で水溜りになるのだ。
水が溜まると植物は簡単に窒息するが、水が流れていれば窒息しないのだと知った。
ジャガイモに限ったことではない。
どの植物も、米以外は同じらしい。
ジャガイモがきっかけで、水がたまらないよう、圃場を全て高畝にすることにした。
救荒作物であるかどうかはわからない。
だが、多くの野菜たちにとって、救世主となったことは間違いない。




