トウモロコシ6 2026年に至る
刈草を乗せて、押し除けて出てこられるほどの体力はトウモロコシの芽にはなさそうだ。
そこで、種に土を多めに乗せることにした。
それと、種の向きをよく観察した。
トウモロコシの種は、根が出る方向がはっきりしている。芽が伸びる方向もわかっている。
なら、根が伸びる方向を下に向けてやれば、カラスに襲われる前にスクスク伸びるのではないか。
そう考えた。
実際にやろうとすると、購入した種袋の中身は、意外とわかりにくい。
水分が抜けて、全てぺちゃっとしている。
だが、よく見ると多分こっちだと思う向きはある。
2025年から、根が伸びる方向を下に向けて種を植えることにした。
すると、見事に揃ってニョキニョキ生えた。
トウモロコシの主張の一端が判明した。
化成肥料を与えた圃場では、害虫たちに襲われながらも、そこそこ成長して、美味しくいただいた。
ちょうどこの年から、片方の圃場は一切の肥料をやめ、完全な自然農に移行した。
自然農の圃場では、ゴールドラッシュが10センチほどに伸び、そこから微動だにしなかった。
何度も植え直した。
苗を作って補った。
支柱を入れた。
全て、無駄だった。
サニーショコラも育てた。
マクワウリが盛んに育っている隣だ。
少し大きくなった。
雌しべがついた。
実は膨らまず、夏が終わった。
2026年の今年、ゴールデンバンタムをすでに植えた。
元気に発芽している。
育つかどうか、トウモロコシの主張をじっくりと聞いてみたい。




