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エレネの不思議な友情の力  〜全てのものたちと仲良くなります〜  作者: ぶっくん


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第3話 光の妖精と闇の妖精の友情

ある日、村の北側の森で大騒ぎが起こった。


光の妖精「ルミナス」と闇の妖精「シャドウウィング」が、百年も続く領地争いを激化させていたのだ。


ルミナスたちは森の東側のキラキラしたキノコ畑を主張し、シャドウウィングたちは西側のひんやりした苔の洞窟を主張していた。


争いはエスカレートし、妖精たちはお互いにキノコを投げ合い(ルミナスは光るキノコ、シャドウウィングはくすんだキノコ)、森中がキノコだらけになる有様だった。


村人たちは困り果てていたが、エレネはにっこり笑った。

「大丈夫、私が行ってみる!」


エレネはまずルミナスのリーダー、ピカリに会いに行った。


ピカリは最初、人間など相手にしないと鼻で笑ったが、エレネが「あなたの羽の輝き、本当に素敵ですね!どうやったらあんなにキラキラさせられるんですか?」と尋ねると、たちまち得意げに羽のお手入れ方法を語り始めた。


1時間後、2人はすっかり仲良しになり、ピカリはエレネに特別な光るキノコのレシピまで教えていた。


次にエレネはシャドウウィングのリーダー、グラムと会った。


グラムは最初、不機嫌そうに洞窟の奥に隠れていたが、エレネが「この洞窟の苔の配置、すごく芸術的ですね!誰がデザインしたんですか?」と感心すると、嬉しそうに飛び出してきて苔の庭造りの極意を披露し始めた。


あっという間にグラムもエレネの友達になった。


さて、問題はここからだ。


エレネはピカリとグラムを同時に招集した。


2人が顔を合わせると、たちまち険しい表情に戻った。


「お前たちの光るキノコが、うちの苔を枯らすんだ!」


「お前たちの湿った苔が、うちのキノコを腐らせる!」


エレネは慌てず、にっこり笑って言った。


「ねえ、2人とも私の友達でしょ?友達の友達は友達だよ!」


そして彼女は驚くべきことをした。


ピカリに教わった光るキノコと、グラムに教わった苔のレシピを組み合わせ、「光る苔キノコシチュー」を作り始めたのだ。


森で拾った材料を鍋に入れ、歌いながらかき混ぜるエレネ。


「キラキラキノコに、ふわふわ苔~ 混ぜれば混ぜるほど仲良しこよ~」


鍋からは不思議な香りが漂い、光と影が調和したような美しい色合いのシチューが完成した。


エレネが2人に一口ずつ味見させると、ピカリとグラムは同時に目を丸くした。


「これ……すごく美味しい!」


「光るキノコの甘みと苔の風味が絶妙に調和している!」


エレネはほほえみながら言った。


「ほら、光と闇が一緒になると、もっと素敵なものができるでしょ?」


その瞬間、ピカリとグラムはお互いを見つめ、突然笑い出した。


「実は……うちのキノコ、単独ではちょっと甘すぎるんだよね」

「うちの苔も、単独では少し味が寂しいんだ…」


エレネの力が発動した。


2人は鍋を囲み、料理談義に花を咲かせ始めた。


やがて、ルミナスとシャドウウィングの共同プロジェクト「光る苔キノコ農園」が始動することになった。


東側のキラキラした土地でキノコを育て、西側のひんやりした洞窟で苔を育て、そして中央の「調和の広場」で両方を組み合わせて新料理を開発するのだ。


村人たちは呆然としていた。


百年続いた争いが、一少女の「仲良くなっちゃう力」と一鍋のシチューで解決したのだから。


今、グリーンハーブ村では、ルミナスとシャドウウィングが共同で運営する「光と闇のカフェ」が大人気だ。


看板メニューはもちろん「エレネ特製・仲直りシチュー」。

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