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転生令嬢がゆるゆる頑張る話  作者: 和和
第二章 転生令嬢、リズ
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公爵令嬢、リズ

あらすじ:私リズ!色々あったけど、タイラー様と結ばれましたわ!

「タイラー!リズ嬢!リュミー嬢!申し訳ない!手伝ってほしい!」


「ど、どうされたのですか!?あにう…会長!」


休みが明け、いつも通り学園で過ごしていたリズは、突然生徒会室に呼び出された。


リュミーも一緒に呼ばれていたので、2人で生徒会室に入った。


部屋の中には2人の男子生徒がすでにいた。1人は生徒会長であるザパーチ・ラ・ビキシー。もう1人は、ザパーチの()弟であり、先日リズと結ばれたタイラー・ラ・イーヒルトだ。


…で、生徒会長であるザパーチが冒頭の事を言い出した。


すると、ザパーチはゆっくりと語りだした。


「実は…ここ最近、色々騒動が起こっていてな…生徒会だけで解決したかったのだが…今は雑務に終われていてな…」


リズは生徒会長の机を見る。


とんでもない量の書類が積み重なっていた。


(確かに、とんでもない書類の山ね…生徒会は絶対入りたくないわ…)


そう思ったリズだが、後にリズは生徒会に入ることになる。が、その事を当時の彼らは知るよしもなかった…


タイラーはザパーチに疑問を投げる。


「なるほど…ですが、何故リズ…嬢を?」


「ああ、それは…フルール嬢の件をすぐに解決したと聞いてな。」


ザパーチはリズをチラリと見て話を続ける。


「それに、リズ嬢を呼べばタイラーとリュミー嬢も来ると思ってな。」


一瞬静まる生徒会室。


沈黙を破るようにリズが話し始めた。


「…仕方ないですわね。協力して差し上げます。…ですが!」


リズがそう言うと、ザパーチは机から紙を取り出した。


「ふっふっふ…ちゃんと用意してあるよ。解決をしたらこれを差し上げよう。」


「なっ!そ、それは…!」


「そう、街1番のスイーツ店の優待パスポートだ。」


「あ、あの、買い物をする度に無料でスイーツ1つと1回分の茶葉が貰えるというあの…!」


リズが驚いていると、横に立っていたリュミーが興奮した様子でリズに話し掛けた。


「お嬢様!やりましょう!絶対に!成功しましょう!」


「お、落ち着きなさい!リュミー!」


リュミーを宥めたリズは、ザパーチに向かってお辞儀をした。


「…と、いうわけですので、お受けします。会長。」


「ああ、助かるよ…!本当に…!」


こうして、リズ達の学園生活は一層慌ただしくなるのであった…



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



こうしてリズ達は忙しくも楽しい学園生活を歩んでいった…


そして、遂に卒業を迎える。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~



リズとリュミーは校舎から校門への道を歩いている。


彼女たちにとって、これが最後の下校だ。


「これで、バッドエンドは回避できたわね…!」


「その設定、まだ生きてたんですね。」


リズの言葉にリュミーは呆れたように話す。


「い、いくら本来のストーリーと違っていても、学生でいる間は常に危険が伴っているのよ!」


「その割には物凄く楽しそうでしたけどね。」


「それは…!楽しかったのは事実だから…!」


「まあ、そこに関しては私も同意致しますが…と、リズ。」


「どうしたの?リュミー。…って…!」


リズが前を向くと、校門の手前でタイラーが待っていた。


「では、私は野次馬になってきます。」


「ちょ…!ちょっと!リュミー!?」


リズがそう言って手を伸ばすも、リュミーはものすごい速さで野次馬の中に溶け込んでいった。


「全く…」


「リュミー嬢は相変わらずだね。」


「本当よ!」


笑い合う2人。


ひとしきり笑ったあと、タイラーは真剣な表情でリズを見つめ、口を開く。


「リズ…改めて伝えるよ。」


タイラーはリズの前で跪く。


「私の妻になってください。…一生、愛します。」


「…タイラー様。」


リズは真っ直ぐタイラーを見つめ、ゆっくりと口を開いた。


「一生と言わず…来世でも愛してください。」


「…!ええ。もちろん。」


こうして、リズとタイラーは正式に婚約。すぐに結婚することになった。




…この時のプロポーズが、後に学園で語り継がれることになるのは、別の話。




次へ続く!

次回、最終回です。

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