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転生令嬢がゆるゆる頑張る話  作者: 和和
第二章 転生令嬢、リズ
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ビデオレター

瑛美から、みんなへのビデオレターです。

ジジ…


『…あー、あー。大丈夫?音入ってる?…そう、なら始めるわね。』


『瑛美です。旅立つ前にたくさん話したいことがあったので、ビデオレターにしました。』


『でも…今は来世で再会しちゃったから、当時みたいに感情を乗せて話せないけど、勘弁してください。』


『まず、紗貴へ。』


『あなたは私にとっての太陽でした。私の心をいつも暖かくしてくれる太陽です。』


『手紙でも言いましたが、あなたが私に部屋で遊ぶ方法を教えてくれたから、私は想定よりずっと長く生きることが出来ました。』


『もっと、あなたの幸せな人生を共に味わいたかったけど、私はもう見ることは出来ません。』


『でも、悲しい別れは嫌です。だって、幸せだったもの。』


『だから、最期のその時まで、笑顔で居てください。私も笑顔でお別れしたいです。』


『紗貴、私と出会ってくれて…私に色んな世界を見せてくれて、ありがとう。あなたは絶対、幸せに、長生きしてください。』




『次に健斗。』


『あなたに対する後悔はたくさんあります。もっとデートをしたかったし、結婚もしたかったです。』


『でも、もうそれは叶いません。だから、最期にわがままを言わせてください。』


『最期の瞬間まで、私に愛の言葉を下さい。』


『それだけで、私は幸せな気持ちで旅立てます。だから、お願い。』


『それと、もう1つ。』


『私のことは忘れて、幸せに、長生きしてください…と言いたいところですが…』


『どうせあなたは、私の事を忘れることなんて出来ないでしょう。ですが、絶対に幸せに長生きしてくださいね。』



『そして、先生。』


『私のために、全力で治療してくれて、ありがとう。』


『先生が、私の主治医の先生で、本当に良かったよ。』


『先生、私の病気の事、たくさん調べていたよね。』


『その研究で、私の後のたくさんの命を救えることを、祈っています。』



『…多分あの時はもっと顔面ベショベショになりながら話していたと思うけど…今、姿は変わっても会うことが出来たから安心してしまったのかしらね?』


『最後に…これはもう届かないけれど…』


『【瑛美】のお父さん、お母さん。』


『2人より早く天へ旅立ってしまって、ごめんなさい。…ごめんなさいじゃないよね。』


『私を産んでくれてありがとう。』


『2人とも、私のためにいっぱい頑張ってくれてありがとう。私はとても幸せでした。』


『…あれ?ご、ごめんなさい…涙が…』


『そう…ね。もう会えないのよね。でも、伝えたかったの。』


『…』


『…もっと甘えれば良かったな…』


『でも、前世でお父さん達はこれを見たんだよね。』


『届いているかな…?届いていると良いなあ…』



『最後に。』


『私を支えてくれたみんな。』


『ちょっとわがままだけど…』


『私の事、忘れないでほしいな。』


『私の体と魂はいなくなってしまうけど…心は、心だけは…残してほしい。』


『私がこの世界にいたという事は、忘れないで。』


『あっ。楽しい思い出だけで良いよ。残すのは。』


『…みんな、ありがとう。』


『この世界で生きることが出来て、本当に幸せでした。』


『みんなの長い幸せを、天から見守っていきます。』


ジジ…プツン

ビデオレターって良いよね…

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