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転生令嬢がゆるゆる頑張る話  作者: 和和
第二章 転生令嬢、リズ
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公爵令嬢リズ、新たなスタート

あらすじ:私リズ!私が転生した理由も分かって、前世の親友とも再会できたわ!これからは安心して学園に通うわね!

「では、行ってきます!」


リズはそう言ってグレント公爵邸から学園へ向かった。手紙を読んだ3日後の事だった。


「いってらっしゃい、リズ。」


そう言ってエリーゼとケンドリック、グレント公爵は笑顔でリズを見送った。


リズを見送った後、ケンドリックはエリーゼに話しかける。


「エリーゼ、私は我が家に戻るけど…君はしばらくお義父様の所に泊まるんだよね?」


「ええ!…少し、やりたいことがあるの。」


そう言ってエリーゼはかつて手紙を書いた部屋へと入っていった。


「…」


ケンドリックはエリーゼの表情が気になったものの、グレント公爵邸を後にした。


(私自身もやることがあるからね…!)



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



リズが学園に着くと、友人であるメイルが駆け寄ってきた。


「リズ!体調はもう大丈夫なの!?」


「ええ、大丈夫よ。心配してくれてありがとう。」


「良かった…って、それより!あなたがいない間に、学園が大変なことになってるの!」


「えっ!…ど、どう言うこと?」


「なんか、私はこのげえむ?の主人公よ!って言い出した子が現れたのよ!」


「へ?」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



放課後、リズとメイルは学生寮にあるリズの部屋で話をすることにした。リズの侍女であり、今は同居人であるリュミーは用事があると言い、外出している。


リズはメイルの話を聞いた後、少し考え、呟く。


「なるほど、ヒロインムーブね。」


「は?何て?ヒロインムーブ?」


不思議そうな顔のメイルに、リズは説明をする。


「小説でたまにあるじゃない。物語の世界に転生した主人公が、本来のヒロインの行動をするってやつよ!」


「あー…『ラブラブ学園 転生編!』みたいなやつ?」


「そうよ!」


「でも、物語の主人公ってあなたじゃ…って、ああ、なるほど。」


「もう少し詳しく調べないといけないけれど…私が物語に登場しない、もしくは何らかの理由で介入しないと踏んだ。だから自分がヒロインと同じ行動をしようと思い付いたのね。」


「ということは…」


「ええ、間違いなく転生者ね。そうでなかったらただのイカレ野郎よ。」


「野郎は流石にやめてあげたら?…あ!て言うか!」


「どうしたの?メイル。」


「リュミーから聞いたよ!リズのお父様とお話しした後!何か進展があったんでしょ!?」


「ああ…そうね。あなたには言っておかないと。実は…」



~~~~~~~~~~~~~~~~~~



「へー…そんなことが…いやーまさか、前世の親友が母親になってたとは…なんか大変だね。」


「本当よ!せめて姉妹だったら歳が近くて良かったのに!」


「でも…良かったじゃん、また会えて。会いたかったんでしょ?」


「ええ。…本当に良かったわ。」


リズの嬉しそうな表情を見て、メイルも優しい表情を見せる。


ふと、メイルは何かを思い出したかのように話し始めた。


「…で、話は戻るけどさ。あの令嬢どうするの?…って、関わりたく無さそうな顔してるね。」


「だって面倒くさいもの。」


「いやー…気持ちは分かるんだけどね…そうも言ってられなくて。」


「どうしてよ?」


「…そいつ、ラッセル王子に目を付けてる。」


「ええ…」


「まあ、ラッセル王子(あの人)はレイアにメロメロだから大丈夫だけど…他にも問題があるのよね。」


「他の方にも手を出そうとしているとか?」


「…正解。しかも…あっ。」


「しかも?」


「いや、あのー…」


「メイル?」


言葉に詰まっているメイルにリズは笑顔を見せる。そう、笑顔である。


少しの沈黙の後、観念したかのようにメイルは話し始めた。


「…あの令嬢…タイラー・ラ・ワリッツァ(・・・・・)公爵令息はどこにいるって聞き始めているの…」


「…ふーん?」



次へ続く!


書きたいことは大体書きましたが、後ちょっとだけ続きます。

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