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転生令嬢がゆるゆる頑張る話  作者: 和和
第二章 転生令嬢、リズ
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紗貴へ

瑛美から紗貴への手紙です。

お元気ですか?確実に元気じゃないでしょうね。


この手紙を読んだということは私はもうこの世にいませんからね。


…一回このセリフを書いてみたかったの。やっと書けたわ。


ビデオレターでも良かったかもしれないわね。後で作っておくわね。健斗に渡しておくわ。


さておき。あなたに伝えたいことがあります。


いい加減に立ち直ってください。


どうせあなたの事だから、私がこの世を去った原因が自分にあるとか意味の分からないことを考えているでしょう。


健斗からも言われると思いますが、もう一度言っておきましょう。


そんなわけ無いでしょう。


冷静に考えてください。私が命を落とした原因は病気です。あなたではありません。


それでもあなたは「病は気から…」とか言ってゲームをクリアして満足したからとか言ってくるんでしょう。


そんなわけ無いでしょう。


ゲームをクリアした達成感はあれど、それで満足して人生を終えるわけないでしょう。


普通に失礼なので、ちゃんと反省してください。


そもそも、数年前に正井先生の話を聞いていたでしょう。あの時ですらいつ命を落としてもおかしくない状態だったんですよ。


それでも頑張って生きたのはあなたがいたからです。


そもそもあなたがいなければ、私はゲームのクリアとか関係無しに、とっくの昔に天国に旅立っていました。


あなたがあの時、私を…満足に遊べない私を救ってくれたから、私は今まで生きてこれたんです。誇ってください。


改めて言います。


私の友達でいてくれてありがとう。


私に生きる希望を与えてくれて、ありがとう。


これからのあなたの幸福を、あの世から見守っていきます。





…さっきの文で終わる予定でしたが、最後に私の後悔を綴ります。これは前世で渡した手紙には書いてないです。恥ずかしいですが、ちゃんと書きます。


もっと生きていたかったです。生きて、あなたのこれからの人生を見届けたかったです。


恐らくあなたは、これから結婚や出産、仕事の昇進など、色々嬉しいことを経験するでしょう。


それを見届けて、お互いにおばあちゃんになった後に、「私達、幸せな人生を歩めたね。」って笑い合いたかったです。


もし来世があるのなら、今度こそ、お互いにおばあちゃんになるまで生きていたいです。


その時が来るまで、私はずっと待っています。


ですので、来世にはゆっくり来てくださいね。


瑛美より



追伸


ゆっくり来て良いよとは思いましたが、ゆっくり過ぎです。


流石に娘に転生してくるとは思わないじゃないですか。


まあ、良いでしょう。


お互いに、おばあちゃんになるまで長生きしましょうね。


そして、前世も含めて沢山の思い出話をしましょうね。


もう一度、あなたに会えて本当に嬉しいです。


生まれ変わってきてくれて、ありがとう。

手紙って良いよね…(2回目)

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