あとがき
そんな感じで終わりました。
84話と85話に物語上一年ほどの空白期間が空いたのは、その間を埋めようとするとあと一年くらい普通にかかるな、と思ったからです。
なくてもいけるし短編で埋めよう、と思ったので、手抜きじゃないつもりです……。
長くやってたよね、と確認したら二年以上やってたんですね。全く更新していない月もあると思うので、無駄に長々と引き伸ばしていただけだとも言いますが。
これでも、あと15話近くあったプロット削ったりしたんですけどね。きりがいいから100話とか考えてた私はおかしかったんだと思います。
お話自体は珍しくヘタレヒーローじゃないよ、と書きだしたのですが、終わってみるとごくごく普通に私が書くヘタレヒーローでしたね、すみませんでした。
確かに女性にもてるタイプじゃなくって、男性から好かれるタイプの男前とプロットに書いてあるのですが、なかなかうまくいかないものです。
その代り、ヒロインのリゼがあまりいないタイプではなかろうかと思います。
ヒーロー大好き病です。病気じみてます。妾でも頷きそうな感じで危うい子です。
そんな感じで書いてきましたが、アルの心境の変化、リゼットの見方などの変化を楽しんでいただけたら幸いです。
妹のようにかわいがっていた女の子を意識し始め、大切だと改めて認識し、それを伝えるまでのことを細かく追うと目標にしていたので、それができていたらいいな、と思います。
あと普通に身分差好きなので、今回も身分差でした。思ったより、身分差っぽくならなかったですけれど。
それはまた短編か何かで埋めて行けたらいいな、と思ってます。
アルがヒーローとして相応しくないんじゃないか、と心配されていた方々から見て完結時のアルはどうなのだろうかと思いつつ。