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明暗〜二つの道〜  作者: 水無月 瑠娜
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双子のきょうだい

「明暗〜二つの道〜(双子のきょうだい)」の登場人物

姉 こころ

妹 まりも

「それとね……」


 アナは突然静かになった。アナの笑顔は一瞬でなくなり部屋は重たい空気とエアコンの冷たい冷気が部屋中に流れ、時間だけが過ぎていく。


 「あのさー次はうちが話してもいいかな?」

「うちの性格が決まったきっかけはね。小学生の時、アニメの影響で色んな言葉を吸収して自分の物にして使ってたんだよ。そしたらな、大人の人に うち って言うのやめなさいって言われてしまったんだよ。私って言った方が言いよって」

「うちは結構気に入ってんだよ うちって言う子可愛いなって、みんなは気に入らなかったみたいだけど」

「僕もそうだよ 姉さんと同じ。僕って言ってたら大人に怒られた女の子は僕って言うなってね」

「一人称で性格が決まるのか、性格が決まって一人称が出来上がるのか ねぇどっちだと思う?僕はね一人称では性格は決まらないと思うんだよ 一人称を矯正されること 違う一人称に強制されること その「きょうせい」がまた新しい性格を生み出すと思ってる 卵が先か鶏が先か そういうのものなんだよ」

「うちらは構築していた性格を崩され新しい性格へと変化した。この時が性格が決まった時だと思っている。」

(うち)らは、お互いが怒られないようにお互いの一人称を使うようになった。」

「最初に怒られたのは、姉さん。こころは、興味持ったことは探究して自分のものにできる人だったんだよ だから僕は姉さんが怒られて一人称を私に変えようとしているのを見て 姉さんは姉さんだから一人称なんて関係ないって言ったんだ。」

「次に怒られたのは、妹。まりもはね。優しい子だったんだよ。いつもうちの事を気にかけてくれて本当に嬉しかった。僕って言う事で怒られてるのを見て 一人称だけで男とか女とか決まる訳じゃないって思って うちも 僕って使うようになった。 そしたら、うちも妹もどっちも使うもんだからなんにも言われなくなった。」

「僕はね時代も相まってだと思ってる。男女関係なく自由に自分自身を表現できるようになったからね。」

「否定されること、強制されることはすごく悲しいことなのうち(僕)は悲しかった。」


こころとまりもは笑顔なのに、目から綺麗に水が流れた。そして、また部屋は静かになった。

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