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111話:抱えた想い

頭がおかしい表現やグロ展開が入ってます。閲覧注意と一応書いておきます

「その情報が確かならむべのハルカス、スカイタワー、文科省の3つに突っ込む予定だって事か?」


「間違いないかと。こちらではテロというようですが、甚大な被害が出ると予想されます」


「モンカショウ?ってのはなんなんだ?」


「学校とかを統括する国の機関だ。しかし、人が多く集まるハルカスとスカイタワーは分かるが何故文科省狙うんだ?」


「そこについてはまだ・・・申し訳ありません」


「責めてるんじゃないよ。敵の目的が見えてこなくてね。()が何を考えてこの計画を立てたのか。気になるってだけさ」


つい最近、美濃連合の100人近くに深手を負わせて以降、これといって仕掛けてくる気配もない。反社会的組織は何らかの形で報復する。そう思ってたんだが


「不気味な程に日常なんだよな。こんなに静かなわけが無いというか」


「本来平和に越したことはないんだがな」


「あれ?そういえばハダルは?」


「あいつは最近お気に入りのカフェ見つけたらしくて週4で働いてるよ」


「あわよくばコーヒーでも顔パスで飲もうって魂胆か。それはさておき、そのテロってのは6日後で合ってるんだな?」


「確かな筋からの情報です。マスターがどうこうする必要は無いですが、どうにかしようとしたらマスターのお力が必要ですが」


「勇者やめたからって遠慮はすんな。どうにかしたいんだろ?」


「はい」


「素直にそう言ってくれればい良いよ。まあ文科省へのテロは正直止めなくてもいいが、被害が甚大だからね。止めるとするよ」


「でもよ、3つも同時に止められるのか?」


「可能だよ。頼れる人達に頼めばな」























「という訳なんだ。協力してくれないか?」


「そんな情報をいったいどこで?」


「俺の知り合いには情報収集の得意な奴がいるんだ。そいつから仕入れた」


「仮にそれが真実だとするなら僕達だけでなく警察も動くべきだ。もう少し証拠は無いかい?警察を動かすには証拠が足りないんだよ」


「動かす必要は無い」


「まさかとは思うけど・・・警察を大々的に動かすのが狙いだなんて言わないよね?」


「ご名答。黒幕さんはどうしてもそっちに国防の全勢力を向けてほしいんだよ。自分の野望の為にね」


「警察がこんな情報を得ていない訳がない。つまり君は私にハイジャック対応に割く人員の量を減らしてほしいと言うんだね?」


「そうじゃないんだよな。今回の黒幕は俺がサシで話したい。それの邪魔されるのは・・・いい気はしないだろ?」


「そういう事かい。分かった。だが教えてくれ。この国では一体どんな計画が進んでいるんだい?」


「そうだな・・・この件は・・・」
















「なんだって!?これが全て成功すればこの国が終わりかねないぞ!!」


「ああ、だからこうして協力を提案しに来たんだ。今回敵と見定めた奴だって言っちまえば被害者。全てを叩き潰せば良いのかもしれないが、それではまた同じ被害が出る。人間で言うなら、例え外敵を排除したところで膿を処理しなきゃ。その膿は大きくなりすぎた・・・この国に巣食う癌としか言いようがないよな?」


「本当達観してるよね。高1の子がしていい目じゃないのに・・・そういう事なら動かせるだけ動かすとしよう」


「よろしくお願いします。当主、土師 耀厳殿」


「いきなり丁寧にならないでくれ。ではこちらからも、殺すのだけはいけないからね?」


「分かってるよ」


こうして俺は見方を手に入れた。























「やっと・・・やっとお前の無念を晴らせるな」


その男は正装で仏壇の前に座っていた。


「おにいさ?やっと舞台を整え終わったんだ。え?不安だ?ハハハ、何言ってんだよ。お前の兄は世界一妹を愛する兄だ。お前の為なら俺はいくらでも頑張れる。だからさ?また笑顔見せてくれよ。夢の中で良いからさ」


遺影を見つめるその目は感情が死んだかのような目だった。


「俺が馬鹿だったんだよな。可愛い妹だって分かってたのに目離したから。そんな事は分かってる。でもさ、俺はお前を殺した奴らが許せねえよ。大人ならさ?許せるんだろ?なあ、そう言ってたよな?神崎さん」


「むーー、うーー」


「無様だ。自分の出世の為だけに正義を遂行しなかった結果がこれだよ。覚えてるか?あんたが上司からのイメージ良くするためだけに嘘の調書を作った事。桐生蒼矢君に偉そうに言ったらしいね、これ以上警察の邪魔をするなだっけ?アッハハハハハ。そうやって同期も蹴落としたんだろう?正しきを守り悪しきを罰する。そうであるはずの刑事はなんと自分達の為に悪しきを守り、罪もなく死んだ人を、正しさを貫こうとした人を闇に葬った。ねえ、今何を考えてるの?恨みかな?それとも怒りかな?」


そういうと神崎と呼んだ男の口元のガムテープを剥がす。


「貴様、刑事を監禁してタダで済むと思うなよ?」


「おぉ、怖い怖い。流石は合法ヤクザの警察くんだねえ。タダで済む?まずはタダで済む人間かを自分の胸に聞いてみたらいかがです?」


「13年前の・・・あの事件か?」


「以外何があると思ってたの?待ってたんだよ?組織で生きる辛さは僕も知ってた。あの時は従わざるを得なかったんだと謝りに来るかなーっと思ってたんだよ?そしたら許してあげようと思ってたのになぁ・・・謝りにも来ないし警察を笑ったのは数えきれないよ。もう気付いてるでしょ?さ、言い残す言葉は?」


「私には家族がいる。あいつらが路頭に迷うのだけは絶対にさせられん。その支援だけは・・・頼む」


「家族か・・・」


次に息を吸った時、まるで人格が変わったかのように雰囲気がガラッと変わる。


「人の家族は闇に消えさせといて自分の家族は助けて?自分の?家族は?自分の?家族は?自分の?家族は?自分の?家族は?自分の?家族は?自分の?家族は?」


壊れたかのように同じ言葉を繰り返す。そしてある時、()()()()()()


「なぜ・・・なぜ・・・なぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜなぜぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!

家族を思う心があるのなら!!!何故俺の妹を殺した奴を無実にした!!!!!!!!?????夏海が!妹は何か悪い事でもしたのかぁ!!!???あ゛ぁ?どうなんだよかんざきぃ!!!!」


人でなしの刑事にも冷や汗が流れる。それもそうだろう。その男の手には日本刀が握られていた。答えを間違えればすぐに斬られる。直感で感じた。


「お、落ち着いて話を」


「黙れクズ!!!!!!」


神崎の肩を刀が貫く。


「ぐぁぁあぁ!」


「痛いか?痛いよなぁ?そうやって血が流れていくんだ。命が消えていく。心地いいだろぅ?」


「そんなわけ・・・ない」


「はぁぁ??妹が処女を散らされて?最後まで従順にならなかったから暴力の限りを尽くされた。それを辛さによる自殺としたんだろ?痛いんだよ血ィ流すのは。でもお前は、それを辛さから逃れる為の快楽だとした。そうだろ?」


当時の調書には一言もそんなことは書いていない。だが、妹が強姦され、暴力の末の衰弱死を自殺と処理された結果、石橋嶄十郎という男は歪んでしまった。


「お前も・・・血流そうぜぃ?お前が夢見るその快楽・・・お前も受けてみろよぉ」


「快楽?何を言っている?血など流さないほうが良いに決まっているだろ?」


一瞬で真顔に戻る。


「血は流したくない?・・・・・・・・・・・へえ、そうなんだ。そうなんだね。分かったよ。縛りつけるのは止めるよ」


手を縛る縄と体を縛る鎖を解き、自由にする。許してもらえたか?と思った。そして同時に報告をしなければと考えた。


「帰っていいよ」


「良いのか?」


「ええ」


「そうか」


近くに置いてある鞄を持ち男の家を出る。


普通なら、こんなあっさり解放されたことに対し、おかしいと思うだろう。だが、喜びとこの後の事しか頭に無い神崎は、()()()()()()()()()()()()()()()()


男の家を出ると走り出す。一刻も早くあの家から離れなければ。ついでに言うなら肩に深い傷を負っているのでその治療も急いだ。


ちょっと離れた所に置いてある自分の車。それに乗り込む。


「バカが。みすみす逃がすなど捕まえてくださいと言っているようなものだ。詰めが甘かったな」


車のエンジンを始動させ、ギアを動かした。そしてアクセルを踏んだ。


ドォーン


爆発音がした。


近所の人達は突然の音に驚く。


慌てて家から出てきた。


そんな中石橋嶄十郎は安らかな顔で仏壇に向かっていた。


「やっと・・・やっと一人目だ。後は夏海を犯したあいつらと揉み消させた張本人。まだまだいるけどおにいは頑張るからさ」


そう言うと刀の刃を見て笑う。


「応援してくれ、見ていてくれ。愛する我が妹(なつみ)

上司とかに疲れている方にはスカッと展開にしたいんですけどね。

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