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むかしむかしあるところにーーー白雪姫が帰ってきました  作者: ミソラ


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ロビン・フッド登場3

「かなり想像も入った報告書ですけどね。」

「はっはっはっ。」


「とにかく陰謀とか策謀とか、そういうものはないのですね。」

「純粋なバカなのね。」

 伯爵が話すとカーミラが言葉を継いだ。


「まあまあ。続きを読んでくださいよ。」


 ロビン・フッドに促され、伯爵は二枚目の紙を読み上げた。


 ***

 

 ヘッセン王子の可愛くもない『てへ』を聞いた白雪姫は、激怒してそのままヴィルドゥゲン王国に馬車を走らせ戻ってきた。

 困った王子はとりあえず茨姫を自分の書斎の奥の仮眠部屋に寝かせて、口の固い侍女に世話を任せた。

 

 そして急いで白雪姫を追いかけたのだが白雪姫はうまく隠れながら進んだのか追いつくことができなかった。

 白雪姫の気性をよく知っている王子は、このまま追いかけても話も聞いてくれないだろうし素直に帰ってくるとも思えない。後で手紙を書こうと引き返すことにした。


 城に戻り、両親の国王夫妻にことの次第を説明した。

 慌てたのは両親だ。

 ヴィルドゥゲン王国は魔女である女王が治めている大国で、白雪姫のことでも大きな借りがある。


 白雪姫は王子が誘拐のように連れて来た大国の姫である。

 だがヴィルドゥゲン王国の使者の前で『帰りたくない』と大泣きするので、両国の話し合いでバード王国にしばらく滞在させることにした。


 幼い頃にやってきた白雪姫はわがままで扱いにくくはあったが、お妃教育も受けることによって徐々に身も心も成長した。

 王子も美しく成長する白雪姫を可愛がっていて安心していたのだ。

 なのに……。

 

「お前のその女性に対するだらしなさはまだ治ってなかったのか……。」

「違いますよ、全く好みじゃないので茨姫には手を出していません。」

 やけに自信満々に言う息子に、国王は呆れた声で聞いた。

「じゃあなぜ連れ帰ってきた……?」

「魔が刺したというか? 記念品的な?」


 国王が絶句していると、王妃が口を開いた。

「ヴィルドゥゲン王国を敵にすることになるわよ! それで茨姫のことはどうするつもりなの?」

伝説(計画書)では眠りから醒めさせた王子と結婚することになっています……。」

「白雪姫も……でしょ?」

「そうですね。」

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