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故人となった三人について
ダーズ・デビス・クロア。
本作の主人公。サタンの父親的立場として、彼女を愛し続けて、最後はサタンを庇い無数の刀剣に串刺しにされて死亡する。使う魔法は『絶無消滅』という高熱エネルギーの破壊魔法。また、武装は『魔浄天銃』という二丁の大型リボルバー。
アルスメリア・エファー。
クロアに恋心を寄せる、自分をかつて守ってくれた彼のためにその生涯を使い切った女天使。最後は約五百人の天界軍を単独で壊滅させて、出血多量で死亡する。いつまでもクロアのことを想い、一途に生きて楽園へ行った。
ファーリス・エルサンガー。
いつも笑顔のおだやかな女天使。クロアの親友として、笑顔でいることで幸せを得られる考えを貫き、異形の怪物に食い殺されるが、最後の最後のまで笑顔を忘れなかった。その剣術は四大天使ガブリエルの上をいくほどで、実際の戦闘能力は四大天使級。恐らくは、上に書いてある二人とは比べ物にならないくらい、むごい死に方だったので作者は心を痛めている。