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忍び愛〜声から始まる恋〜  作者: みやび68


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8/12

Episode 8

「ただいま〜」


誰も居ない部屋に声を掛け、荷物をソファに置く。

ベッドに寝転がり、開いたアプリを見つめる。

思わず、溜息がこぼれた。


「⋯今日は、来てくれるかな⋯」


一度深呼吸をして、配信開始ボタンを押す。


ユウ『こんばんは』


「っ⋯!こんばんは!」


ユウ『なんか、久しぶりに感じるね』

ユウ『晩ご飯は食べた?』


「はい、食べました⋯ユウさんは?」


ユウ『俺はこれから』

ユウ『カレーにするか、ラーメンにするか迷ってる(笑)』


「それは迷いますね」


思わず笑みがこぼれる。


「私なら、カレーにするかな⋯」


ユウ『じゃあ、カレーにしようかな』

ユウ『みらいちゃんは、ラーメン好きじゃないの?』


「好きですよ!晩ご飯だし、ラーメンよりカレーかなって⋯」


ユウ『なるほど、確かにラーメンだと寝る前にお腹空きそうだね』


「そうですね⋯晩ご飯ラーメンなら、チャーハンも必要です!」


自分の言葉にハッとし、慌てて付け加える。


「大食いみたいで、恥ずかしいですけど⋯」


ユウ『たくさん食べる女の子、可愛いと思うよ』

ユウ『一緒に食事してて、気兼ねせずに食べれるし』


「⋯確かに、ダイエットしてる子の前だと気兼ねしちゃいますよね」


ユウ『さすがにね(笑)』

ユウ『ダイエットが悪いとは言わないけど、一緒に食事する時は食べて欲しいかな』


「わかります!相手に合わせてサラダだけだと、お腹空いちゃって⋯」


ユウ『サラダだけはお腹空くよ(笑)』

ユウ『ダイエットでサラダしか食べない子は、お腹鳴っちゃったりしないのかな?』


「私なら鳴っちゃいます⋯」


ユウ『俺も鳴る(笑)』


その後も、他愛のない話をし⋯


「そろそろ終わりますね!凄く楽しかったです!ありがとうございました!」


ユウ『俺も楽しかったよ』

ユウ『おやすみ』


「おやすみなさい!」


配信を終了させ、ユウさんの事を考える。


「⋯どんな人なんだろう⋯」


今までに感じた事のない胸の高鳴りに、戸惑いながらも微笑みをこぼした⋯

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