Episode 11
「お疲れ様でした〜」
「お疲れ様、今日は何食べる?」
あれから、ユウさんとバイト終わりにご飯を食べに行くのが日常になっている。
「う〜ん⋯今日の気分は、ラーメンかな⋯」
「ラーメンいいね!行こうか」
他愛のない話をしながら、ラーメン屋さんに向かう。
メニューを見るなり、二人の声が重なった。
「やっぱ醤油ラーメンかな」
お互いに顔を見合わせて笑う。
「それと、チャーハンだよね?」
ユウさんが確認するように微笑む。
「はい、ラーメンにはチャーハンです!あ、でも⋯餃子、唐揚げ⋯」
「未来ちゃんって、ホントによく食べるよね」
「っ⋯さ、さすがに全部は頼まないですよ⋯」
「迷ってるなら、頼んでシェアする?俺も食べたいし」
「っ⋯!是非!」
頼んだものを分け合いながら、何気ない話で盛り上がる。
チラッとユウさんを見ると、ふいに目が合った。
思わず視線を逸らす。
「未来ちゃん、明日は大学もバイトも休みだよね?」
「⋯はい、休みです⋯」
「じゃあ、二人で出掛けない?」
「⋯えっ⋯?」
「⋯ダメ、かな⋯?」
「っ⋯だ、ダメじゃない⋯です⋯」
「良かった⋯明日は駅で待ち合わせにしようか?」
「⋯はい⋯」
明日の約束に緊張しながらも、ユウさんとの時間が自分にとって大切になっていくのを感じた。




