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忍び愛〜声から始まる恋〜  作者: みやび68


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10/12

Episode 10

「お疲れ様でした〜」


バイトを始めて数日経ち、随分と慣れてきた。


「未来ちゃん、お疲れ様」

「あっ⋯深沢さん⋯」

「ユウでいいよ」

「っ⋯ユウさん⋯」

「うん⋯未来ちゃん、この後時間ある?もし良ければ、ご飯食べに行かない?」

「⋯行きたいです!」

「良かった⋯何食べたい?」

「う〜ん⋯今日の気分は⋯ハンバーガーかな⋯」

「ハンバーガーいいね!」


他愛のない話をしながら、バーガーショップへ行き⋯


「チーズバーガーとてりやきバーガー、どっちにしよう⋯」


メニューを見つめて、思わず呟く。


「俺もその2つで迷ってた!⋯両方いっちゃおうかな⋯」

「⋯私も、両方にしようかな⋯」

「ポテトとドリンクはどうする?」

「ポテトMとココアのセットにしようかな⋯」

「俺はポテトMとコーヒーのセットで」


頼んだバーガーセットをテーブルに置き、向かい合って座る。


「未来ちゃん、バイトには慣れた?」


ハンバーガーに齧り付きながら、優しい瞳を向けてくる。

自分もハンバーガーを口に運びながら⋯


「はい、お陰様で⋯」

「お陰様って、俺は何もしてないよ?」

「そんな事ないですよ!いつも優しく教えてくれるじゃないですか⋯」

「⋯それは、まぁ⋯当たり前というか⋯」

「当たり前なんかじゃないですよ⋯」


目の前で照れたように微笑む彼に、胸が高鳴る。


『もしかして⋯森宮さんって音声配信してる?』


そう言われた時、心臓が大きく跳ねたのがわかった。

そして、いつもコメントしてくれるユウさんだとわかって⋯

運命だと思った。

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