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~フィナ~
独り暮らしの私の家に招いたのは、私の料理を食べてもらうためです。
後、二人っきりで話したかったから…でしょうか?
深い意味なんて、ないはずなんです。
予想通り、ファルは私の料理を残さず味わって食べてくれました。
「フィナの料理は、何度食べても美味しいね。…胃袋捕まれちゃってるから、本当に毎日食べたいな。」
いつもと違う誉め言葉に私は、固まってしまいました。
だって、さっきの言葉はまるで…。
「ねぇ、フィナ。僕はフィナの事が、好きになってしまったみたいなんだ。料理の腕だけじゃなく君自身の事も。叶うならば、結婚して欲しい程僕は君の事が好き」
!?!?
「君が僕の事をどう思っているのかは、分からないけど。君を愛している。」
あ…愛して!?
私が落ち着くまでファルは、待ってくれました。
「…本当に?本当に私の事が好きなんですか?」
私の言葉にすぐにうなずくファル。
本気…のようですね…。
はぁ…、今まで誤魔化してきた私の気持ちは、これで解放されてしまいました。
良いでしょう。私の負けです。
私は、これからファルと一緒に歩いて行く道を想像してみました。
意外と悪くないですね。




