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<10>


~フィナ~




昼食後、少し気になる店を見て廻ってから宿に帰って来ました。



ちなみにファルは、夕食も美味しそうにご飯を食べていましたが…。



(…私の事を忘れていた件については、呆れてしまいましたが食事に関してあれだけ、全力な姿を見ていたら怒れません。)




そう思いつつ、部屋のベットに入り、この先の事を考えてしまい…溜め息を吐いてしまいました。




私が男嫌いなのは、過去に三回婚約破棄されたせいです。



その三回共全て、婚約していた男共が浮気した挙げ句、公の場で手酷く私を振ったのです。



…内容は長くなるので言いませんが、酷い言い掛かりだった…とだけ言っておきます。




元々、三人共好きでもなかったのですけどね…。


そして、あの時の婚約破棄騒動で、家族以外の男性が嫌になりました。




それ以降、婚約者は自分で見付ける事になり、自由にさせてもらっています。




私に告白して来る男共は、権力や容姿などにしか興味がなく、私自身の事を見ていない人ばかりでした。




中には、私の事を見てくれていた人もいたのかも知れません。



その人達には悪いですが、もう信じる事に疲れてしまいました。




ファルは、確かに今まで会って来た男共とは違います…。




違いますが、信用するのは少し早いと思います。


(…もう裏切られるのは、嫌ですから。)



私は、この先の不安を拭えないまま眠りました。


このファルへの不安が、杞憂に終わる事を願いながら…。






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