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メンクイなんですよ?

# 評価、ブックマーク・ご感想ありがとうございます! 励みになりますので、是非よろしくお願いします!

# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。


期末考査終了直後。

「期末考査終わった! 燃え尽きたぜー」


「お疲れ様でした。一学期ももうすぐ終わりね。ホント早いわねー」


「だなー。夏休みまであと少し。まだ登校日があるんだけど、なんか気合が抜けちゃったよ」


「ふふふ、そうね。ねえ、今日はオフにしない?」


「そうだな、そうしよう。メリハリ重要」


「オッケー。で、どうしよっか? まだお昼前だけど、どっかご飯食べに行く?」


「うーーーーん、どうするかなあ……」


「おや意外。飛び付いてくるかと思ったんだけど?」


「いや、試験の日ってさ、基本昼前には学校終わるからさ、お前の弁当食べられないんだよね」


「そりゃまあそうよね」


「だからここんところお前の料理食べてないから食べたいなーって。でも今日はオフだしなーって思ってさ」


「そ、そう? 別にお昼作りに行ってもいいわよ? 妹ちゃんもいるの?」


「いいのか? お前も休みたいだろうに。オフの日に料理作らせちゃ悪いだろ」


「あのね。あんた、オフの日にフィギュア眺めたりしないの?」


「いや、それは普通にするけど」


「あたしにとって料理は趣味よ。ちっとも苦なんかじゃないわよ。ていうか、あんたたちの家族ってあたしの料理を美味しそうに食べてくれるからホント作り甲斐があるのよ。こっちも嬉しいの。だから変な遠慮なんてしないで」


「そうか、わかった。じゃあお願いするよ。食材費くらいは財布にあるし、あとでオカンから貰うから気にせずに買ってくれていいぞ」


「いつもありがとね。それじゃスーパーに行きましょう」


「おう。そうだ、妹にもスマホに連絡入れとくよ」


■□■□■□■□■□■□■□■


「カゴとカートをお願いできるかしら」


「ほいきた、任せろ」


「さって、何にする?」


「そうだなー。作ってもらうとは言えオフの日だし、簡単に作れるものがいいだろ?」


「そんなこと別に気にしなくてもいいのよ?」


「そうは言ってもだ。まあ、別の理由としてサッパリしたものが食べたいってのもある」


「サッパリとしたもの? 例えば?」


「素麺、ざるそば、ざるうどん、冷やし中華、とか」


「あはは、確かにあまり手がかからないものばかりね。そんなのでいいの?」


「そんなのがいいんだよ。今はそういう気分。あ、お前が食べたいものがあれば言ってくれよ? 俺の意見ばっかりじゃお前に悪い」


「えへへ、お気遣いありがとう。そうねー、話をしてたらあたしも食べたくなっちゃったわね」


「無理して合わせるなよ?」


「無理なんかしないわよ。あ! そうだ、こういうのどう?」


「なになに?」


「その前に確認。今日、妹ちゃんもいるんでしょ?」


「おう、昼には着くって返事来てたから、俺らよりも先に着いてるはずだ。どした?」


「いやね、人数が多い方が楽しいから」


「ふーん。で、それでどうするの?」


「素麺、ざるそば、ざるうどん、冷やし中華、全部食べるの」


「は? いや、そんなに食べられねーよ?」


「だから、それぞれ人数分用意するわけじゃなくて、大皿に盛ってみんなでシェアする感じで食べるのよ」


「あーーーーー、なるほど。そういうことか。なんか面白そうだな」


「麺尽くしになっちゃうけど、冷やし中華のトッピングが(いろどり)添えてくれると思うし、どうかしら?」


「いいねえいいねえ。それだと確かに人数多い方が楽しそうだな。じゃ、それで行こう」


「ふふふーん。麺は出来合いのを買っちゃいましょう。じゃ、麺のコーナーに行くわよ。そばつゆなんかは一から作るからね。その方が絶対美味しいし」


「冷やし中華のタレもか?」


「そうよ。特に難しいことはないわよ?」


「じゃじゃじゃ、酢を効かせるって余裕?」


「もちろん」


「いえーい、お酢大好きー。じゃあ俺の分は酢を強めでお願いしやーす」


「了解ー」


「調味料とかは大丈夫?」


「ああ、それは大丈夫よ。お母さんにお願いして多めに補充してもらってるから。みりんなんかはお母さんじゃないと買えないし」


「え? みりんって買えないの?」


「あれはお酒扱いなのよ。だから成人してないと買えないの」


「へええええええ!? じゃ、未成年がみりん欲しい時にはどうすんの?」


「みりん風調味料っていうのがあるのよ。でもできれば本みりんの方を使いたいのでお母さんにお願いしてるのよ」


「そうなんだ。うちの台所のことなのに俺の方が知らないとは」


「あはは、あんたは食べる専門だからね。あと、お酒、えーと日本酒とか清酒って言われてるやつね。当然これも未成年は買えないから料理酒ってのが売られてるのよ」


「ふーん。何が違うの?」


「料理酒にはお塩が入れられててお酒のようには飲めなくしてあるの。3%くらい入ってるから海水並みにしょっぱいのよ」


「うわっ、それだと味付け自体が変わってくるんじゃない?」


「そう、だから料理酒じゃなくてお酒がいいの」


「なるほどなー。料理するにも成年と未成年で準備できるものが変わってくるのか」


「お母さんは協力的にいろいろ買ってもらえるから助かってるわ。感謝よ」


「何言ってんだ。お前が料理の先生をやってくれてんだからそんなのは当たり前だろ。こっちこそ感謝だよ」


「うふふ。とまあそういうことで、そばとうどんとラーメンはこれでよし。素麺は乾麺コーナーなのでそっち行くわよ」


「冷やし中華ってラーメンなの?」


「ラーメン屋さんなんかでは同じ麺を使うことが多いのよ。冷やし中華ではゆで時間を長くして、冷水でキリッと冷やすの」


「はーーー、よく知ってるなあ。脱帽だよ」


「ほら、まだまだ買うわよ! ネギとキュウリとショウガは野菜コーナー、ハムは精肉コーナー、卵は卵売り場、どんどん行くわよ!」


「お、おう!」










 たくさん買った割には安く済んだ。懐に優しい。

麺でお腹いっぱい。

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