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大学入試に目を向けるのですよ?

# 評価、ブックマーク・ご感想ありがとうございます! 励みになりますので、是非よろしくお願いします!

# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。


試験結果が出ました。

「さて、今日は恒例の成績順位発表だな」


「前回はあんたが32位、あたしが16位。どうよ自信のほどは」


「んーと、そうだな。25位から29位のどこかにいると思う」


「そう。着実に進めているわね。あたしはちょっとわからないなー。15位から20位の間くらいかしら」


「ふむ、若干弱気か?」


「まあ弱気っていうか、前にも言った通り、15位から20位あたりをキープしていれば問題ないからそこに入ってればいいわよ」


「堅実路線だな。しかし勝負は水物。今回のハンデは5でいくぞ」


「また減らすの? 前回の7のままでもいいんだけど」


「ほほう。さては、敵に塩を送って勝ってドヤ顔を決めるつもりだな?」


「なに捻くれてんのよ。いいわよそんなこと言うなら5でいいわよ」


「ははは、怒るなって」


「んーでもそろそろ順位だけで学力判断するのはよした方がいいかもしれないわね」


「え? どういうこと? 順位に意味が無いってこと? これまでは順位で競ってたじゃん?」


「全く意味が無いってことではないけれで、自分より上の学力の人が自分よりも下の順位になることが出てくるわ」


「え、なんでなんで?」


「それには大学入試が関係しているのよ」


「ごめん、全然わからん」


「順を追って説明するわね。まず、あたしらの勉強って学校が決めたカリキュラムに従ってやってるわよね?」


「おう」


「カリキュラムは各学校それぞれで決めてるから他の学校とは異なることもあるわよね? ここまでいい?」


「ふむ。妹がやってる内容と俺らがやってた内容なんかでもだいぶ違うところあったしな」


「うん。で、定期考査ってのは自分の学校のカリキュラムをどれだけ理解しているかを測定する試験なのよね」


「そうだな」


「一方で大学の入学試験は各学校のカリキュラムには全く縛られなくて、学力の測定は入学試験でするのよ。それはそうよね、そもそも大学と高校は全くの別の組織なんですし」


「うん」


「大学に入りたければ大学の入学試験を突破しなければならない。そして大学の入学試験は高校のカリキュラムを考慮しない。となると、大学の入学試験を突破するための勉強の方が、高校のカリキュラムの理解度を測る定期考査よりも、重要になってくるわけね」


「あーーーーー。なるほど」


「入学試験向けの勉強に力を入れると、どうしても定期考査向け勉強はおろそかになってくる。人によってはまるっきり無視する人もいるわ。それが顕著になるのが高校三年生の二学期からなのよ」


「そうか、だからそろそろ順位だけで判断できないってわけなのか」


「全く無意味ってわけではないけどね。その状態で50位にすら入ってなければ全然ダメダメってことは分かるわけだし」


「まあ、それはそうかもしれないけど、30位以内が圏内っていう物差しは使えなくなりそうだな」


「そうね。でも悲観せずに今まで通り堅実にやっていけばいいわ。ただ、大学入試向けの勉強に切り替えていくことは必要なことなので、これまでとは違ってくるのは確かね」


「うーん、なんか不安になってきたけど」


「あんたはだいぶ地力も付いてるし、自己学習の方法も身に付いているから、必要以上の心配をすることはないわ」


「そっか。夏休みは大学入試向けの勉強に切り替えていく感じかな」


「そうね、それでいいと思うわ。どうやっていくか、あんたん()で勉強会しながら模索するのもいいんじゃないかしらね」


「え、夏休みもうちに来てくれるのか?」


「あんたとの放課後勉強会が無くなるからねー。料理も作ってあげるし、嫌だとは言わせないわよ?」


「もちろん嬉しいよ、ありがとう」


「そりゃ毎日ってわけじゃないけどね。あんたの都合が付くときなら行くわよ」


「了解。……着きましたな。いつも通りの人混みだ」


「では探しましょうか」


「…………あった。へへへ」


「……うーん。あたしも見つけたわ。それじゃ、せーのっ」


「26位」


「17位」


「あーーーー、やっぱり負けたかー」


「あんた、あんまり勝つ気ないでしょ?」


「いやそんなことないぞ。ハンデ10を続けてたら勝てたわけだし、着実に近づいてるつもりだぞ」


「まあ確かに近づいては来てるけども」


「それよりさ、次の試験からあんまり意味がなさそうだよな」


「そうねー、そうかも」


「じゃあ勝負はここまでにしとこうか」


「んー、それはそれでなんか楽しみが無くなっちゃうなー」


「どゆこと?」


「だって、試験の度にあんたに一つお願いができるわけじゃん?」


「お前、絶対に勝ち以外想定してないな?」


「ふふーん、これまであたしの全勝よ? ゆるぎないわ」


「うっわー、むかつくー」


「じゃあ、次からは大学入試向けの勉強で何か勝負しましょ」


「そうだな。そっちの方が気合が入る」


「ま、とりあえず、夏休み入るまでは今まで通り、入ってから作戦考えましょ」


「了解!」








 結局一度も勝てなかったなー


センター試験は2020年1月に幕を閉じるのでこれからの小説に登場させるのはやめた方がいいかな?

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