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やっとやっと聞けたんですよ?

# 評価、ブックマークありがとうございます! 励みになります。

# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。


ようやく引っ付く。

「モールにこんな大きなクリスマスツリーがあったとは」


「ホント大きいわよね。何メートルあるのかしら? イルミネーションもすっごく綺麗」


「うーむ。カップルだらけ。イチャイチャしやがってけしからん」


「おい。綺麗な女の人見て鼻の下伸ばしてんじゃないわよ」


「ソノヨウナコトハゴザイマセン」


「棒読み」


「しっかし、さすがクリスマスって感じだな。どいつもこいつも浮かれやがって」


「あんたねぇ。隣にあたしがいるってのにそんな文句垂れるってどういうことよ?」


「なんだよ、お前も浮かれてるのか?」


「あああああのねぇ。あああああんたといて浮かれるとか、そんなの」


「俺は浮かれてるぞ」


「ふぇっ? ど、どういうことよ?」


「ここにいるカッポーたちのように浮かれているぞ。クリスマスだしな」


「さ、さっきのは何よ? どいつもこいつも浮かれやがってって、あんたも浮かれてるんなら言えた義理無いじゃない」


「いいのだ。俺も含めてどいつもこいつも浮かれてやがる。で、お前は?」


「そそそそそれは、まあ。……まぁ、浮かれてる、わよ」


「そうか。一緒だな」


「い、一緒よ」


「良かった。俺だけかと思った」


「そ、そうね。一緒で良かったわよ」


「今日は浮かれまくってやる」


「妙ちきりんな宣言しないの」


「お前の望みは何でも叶えてやれる」


「ええ!? ホントに!?」


「気がする」


「気がするだけか!! 男なら言い切れよっ!!」


「いやだって、1億円くれって言われてもそれは無理だし」


「そんなことあんたに期待するとでも思ってるわけ?」


「うーん。じゃ、俺に出来る範囲内ってことで」


「ほんとに?」


「ほんとに」


「まじで?」


「まじで」


「撤回禁止よ?」


「おっさんに二言は無い」


「あたしは『おじさま』にしろって言ったわよね?」


「おじさまに二言は無い」


「もー、ホントに大丈夫?」


「問題無い」


「じゃ、さ」


「おう。どんと来い」


「いやちょっと、もうちょっとムードってもんがあるでしょ? 暑苦しいわよ」


「そうか。それでは…… お嬢様のお望みをお聞かせ願えませんか?」


「落差激しいわ。まぁいいわ。じゃ、じゃあ言うけど」


「はい」


「あ、あんたさ」


「はい」


「あんた、あたしのことどう思ってるの?」


「可愛い」


「いやそうじゃなくて、いやそうなんだけど、可愛いはうれしいんだけど、そうじゃなくて」


「なに?」


「あああああたしのこと、嫌い?」


「なぜ嫌う? 嫌いな奴に青春を捧げる趣味はない」


「ううう。ねぇ、どう思ってるの、ちゃんと言って?」


「嫌いじゃない」


「そ、それって好きでもないってこと?」


「それも違う」


「え」


「あ、なんだ。そういうことか」


「そういうことってなによ? 乙女には大事な大事なことなのよ?」


「あー、自分で乙女って言っちゃう」


「はぐらかさないでよ……」


「ははは、すまんすまん。でもちょっと間違ってるな」


「あたしが乙女じゃ無いってこと? 失礼すぎる」


「そうじゃないって、よく聞いて。確かに乙女には大事なことかもしれないけど、この場合は俺とお前二人には大事なことなんじゃないかなって」


「そ、そういう意味ね」


「そうそう、二人に大事なこと」


「……ちゃんと聞かせてよ」


「わかった」


「うん」


「あのな」


「うん」


「俺はな」


「うん」


「お前がな」


「うん」


「好き」


「うん、うん」


「大好き」


「うん、うん、うべぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「な、泣くなよ! なんだ!? お前すげー顔になってんぞ」


「べぇぇぇぇぇぇぇ だっでだっで」


「わかった、わかったから顔拭け、ほれハンカチ」


「うべぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「ちょちょ、わかった、ここは目立つ、もうちょっと端っこ寄ろうな」


「べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「このへんでいいか。わかったってば、落ち着け」


「だっで、だっで」


「なんだよ、号泣する程のことか?」


「もう、あんだってあんだっで」


「いやいや、そりゃー、今まで一度も言ったことないのは悪かった」


「ぞうよ、ぞの言葉がどれだけぎぎだがっだが」


「そんなにか。すまんかったな」


「ずまんじゃずまない」


「いや、もう、お前に青春を捧げるってそういうことだろって、お前も分かってんだろって、つい、な」


「うう」


「ごめん。そんなに大事だったか。ごめんな」


「ううう」


「泣くなよ」


「うう…… べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「ああああああ、わかったから。ごめんごめん」


「ぼ、ぼう一回言ってぐれだらゆるず」


「一回でいいのか?」


「い、いあ。だ、だくさん」


「わかった。じゃ聞いて」


「うん」


「好き」


「うん」


「好き」


「うん、うん」


「大好き」


「うん、べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「好き」


「べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」


「好き」


「べぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」









 周りからの視線がなんだか優しかった気がする


展開早い? 彼女からすると入学してからずーっとアプローチしてたってことで。ちなみに今は高2のクリスマス。

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