お気に入りの場所に行きますよ?
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# 初の作品で拙いものではありますが、続けて読んでいただけるよう頑張ります。
クリスマス当日。
「メリークリスマス!」
「おう! メリークリスマスだ」
「えへへー」
「顔がだらしないぞ」
「もう! 早速減点よ!」
「ははは、すまんすまん。お前の顔があんまり蕩けてるもんでな」
「ふにゃーん」
「なんだよそれ。って、荷物多いな? 貸せ、持ってやるよ」
「ありがとう、でもいいわ。これはあたしが持つの」
「そうか? 女の子に荷物を持たせるのはNGじゃなかったのか?」
「いいのいいの、例外もあるのよ」
「ふーん、まぁ、お前がいいって言うなら無理強いはしないけど」
「うん」
「さて。今日はわたくしめは何をすれば良いのでしょうか、お嬢様?」
「うふふ。そうねー、こないだ行った公園に行きましょ」
「あれ? 買い物じゃないのか? とりあえず腕は鍛えてきたけど」
「荷物持ったままあちこち動きたくはないでしょ? だから買い物は最後よ」
「おお、これはこれはお気遣いいたみ入ります。それでは参りましょう。どうぞ」
「えへへ、ちゃんとエスコートしてくれるのね。加点ですわよ」
「……お前の手って、ちっちゃくて柔らかいな」
「なっ」
「でも冷えてるな。ギュッと握って温めてやる」
「ちょ、……あ、ありがとう」
「どういたしまして。……あれ、顔が赤いぞ? 風邪でも引いてるのか?」
「ばか」
「ばか言われた」
「風邪なんかじゃないわよ。……もう! こっち見ないの!」
「へいへい、お嬢様はご機嫌ナナメですなー」
「うるさい! ちゃんと前見て歩きなさいよ! 危ないでしょ!」
「へーい」
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「やっぱりここからの眺めはいいわねー」
「そうだな。今日は陽も射してていつもよりは暖かいし、気持ちいいな」
「あたしのお気に入りの場所リストに登録されましたわよ」
「ほう、そんなリストがあるのか。ちなみに他にはどんなところがある?」
「ショッピングモールとかかなー」
「はは、まあそうだろうな。今日も行くんだろ?」
「一応その予定よ。覚悟なさい」
「おう、任せろ」
「おや!? 上出来な回答、学習してるわねー。加点です」
「そいつは嬉しいね。っと、ちょっと喉乾いたな。そこの自販機でなんか買うか。何がいい?」
「ご馳走してくれるの?」
「of course.」
「あんた、たまにネイティブになるわね。じゃあ、ホットミルクティーを頂こうかしら?」
「roger ……よっと、ホットミルクティーっと。ほらよ」
「ありがと」
「俺はコーヒーっと」
「でさ、あんたお腹空いてない?」
「そうだな、昼時だしな」
「へっへー、じゃじゃーん」
「お! 荷物って弁当だったのか?」
「そうよ。弁当って言ってもお手軽に食べられるようサンドウィッチにしたわ。レジャーシートも持ってきたんで敷きましょ」
「ヒュー、最高だね。サンドウィッチ大好き」
「何がお好み?」
「たまご」
「あんた、ホント卵好きねぇ」
「卵は正義」
「まぁ、そう言うと思ってちゃんとたまごサンドも作ってきたから」
「いえーい。あとはツナも好き」
「鉄板」
「卵とツナはサンドウィッチ界の二大巨頭であると思う」
「それもあるわよ。あと、レタスとチーズとハムね」
「わーお。素晴らしい。食べていいか?」
「もちろん、どうぞ。召し上がれ」
「じゃ卵からいただきまーす」
「あたしはツナからいこうかな」
「もぐもぐごくり。うん、美味い」
「そう、ありがとね。まあ、サンドウィッチなんて誰が作ってもそれなりの味にはなるからね」
「腕がいい奴ほどサラっと言うからなー。お前の作ったもの全部美味いよ」
「えへへ。加点しちゃおう」
「今日は加点が多いな」
「クリスマスだしね。出血大サービス」
「言い方」
「まぁまぁ。ほら、チーズも食べなよ」
「お、おう。もぐもぐ」
「お日様、暖かいわね」
「暖かい」
「景色もいいね」
「いい」
「気持ちいいね」
「いい」
「幸せね」
「幸せ」
サンドウィッチを頬張りながらゆっくり流れる時間に身を任せた
晴れてよかった。




