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ディストピア 女だけのタワー  作者: 赤城奈津子
16/20

タワー前夜3

男性にとって不快な内容が含まれている可能性があります。男性の方がこの小説を閲覧されて、気分を害されても、当方は一切責任を負いかねます。

本作品は純粋な空想科学小説です。フィクションであり、実在する人物団体名とは一切関係ありません。また本作品に描かれている科学技術のほとんどがフィクションであり、現実に可能になっているものではありません。将来可能になるかどうかは現在の時点では言及できるものではありませんが、いくつかは紹介、実用化してほしいと作者は切に願っております。


 赤城達が抜けた高度科学研究所では新規に研究員を募集していたが、相変わらず女性たちが集まらない。研究所では、それを赤城達のせいだと決めつけ、彼女たちの悪口で盛り上がっていた。

「女どもは何か新しい事業を始めたそうじゃないか」

「そうらしいですね」

 主任たちがあざけるのに、腰ぎんちゃくの若い研究員たちが同意する。

「なんでも乾電池を作ってるんですよね」

「最先端技術を捨てて出て行って、つまるところはその程度さ」

「長持ちするってうたい文句の乾電池だそうですよ」

 隅でコーヒーを飲んでいた出川にもその会話は聞こえてくる。彼はキャンプですでにその電池を使用済みだ。確かに長持ちするし、一緒に買った変圧器は小型軽量で、しかも耐水性が高く、キャンプのような劣悪な環境でも快適に使える。相当な技が使われていることがわかる。赤城の会社の規模が数百人を超えていると聞いている。研究所を出て行って半年でそこまでの拡張をしてしかもぶれず、発展を続けていることは脅威に値すると思うのだが、ここでそんな発言をすれば、居場所を失うので口を貝にする以外にない。

「長持ち電池なんていくらでも出てるさ。大手でもない限り、そんなもん、長続きするはずもないさ」

「そうですよ。女に何ができる」

「キャンプ場でコーヒーが飲めるって、画期的な発明だそうですよ」

「おお、すごい、携帯の重電もできそうだな」

 揶揄する発言に、皆はあざけりの笑いを立てた。

「その程度のやつらに、スパイを潜入させるまでもなかったな」

 所長は中川の肩を叩いた。

「そのうち、役に立つこともありますよ」

「せいぜい、キャンプ場で夜も音楽が聴けますってなったら、その女を使ってさぐりをいれることにしよう」

 下卑た笑いが随所で起こり、下ネタも声高に飛び交った。

彼らは表向き、日本の最高の頭脳集団と言われている。


稚拙な文章ですが閲覧していただきありがとうございます。なるたけ時間をおかずに続きを掲載したいと思います。次の掲載をぜひ閲覧のほど、お願い申し上げます。

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