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初めての合格

〜あらすじ〜

悪役令嬢は魔王を婚約破棄し、フィアンセ選抜試験を開催した


(力の試験)

イエローマスクはお金の力で解決

魔王は魔力で突破

ネンシロウは秘孔で押し切る

炭二郎は無職


〜〜〜

第二試練『優しさ』


令嬢「私のフィアンセに相応しい、優しさがあるか見させてもらいます」


困ってる村を助けろ


『まずはイエローマスクっ』


イエローマスクはスッとお金を用意する

「この村は買収した」

...村人、数秒の沈黙

「えっ?」「いやいやいや」


「村人が戸惑ってるぞっ」

「金で解決がもはや清々しい」

「行動に迷いがないっ」


イエローマスク「令嬢の心も買収した」


令嬢「してませんわ!優しさどこにありますの!?」



『次はネンシロウっ』


ネンシロウは村人達の秘孔を突いた

「あたたたたたぁ」

(沈黙)

...え、終わり?

「お前達は既に...幸せだ」

村人???


「一番ヤバいの確定だっ」

「何も解決してないのが逆に凄い」

「満足そうな顔してるぞっ」


ネンシロウ「お前は既に...嫁いでる」


令嬢「誰にですの!?」



『次は炭二郎(無職)お願いしますっ』


炭二郎は呼吸を使った

「俺の呼吸、弐の型、タイミー隙間バイト」

ざわっ

凄いスピードで仕事をこなしている


「人手不足を助けてるぞっ」

「お金もしっかり貰ってる」

「後ろにいるのは妹だっ」


炭二郎「バイト代で、新婚旅行に行けますね」


令嬢「足りないですわ!!」



『次に魔王っお願いします』


魔王は何も言わず、周囲を見渡した

そして、近くにいた子供の前で足を止める

小さな手に、そっとパンを差し出した


「...食え」

それだけだった...


子供は驚きながら、パンを受け取る

「いいの?」


魔王は答えない

ただ、軽く頷いた


静寂...

誰も言葉を発しない...


「...この試験は不要だ」


「我は既に、民を守っている」


しばらくして、令嬢がゆっくり口を開いた

「...合格ですわ」


「魔王のみ」

会場がざわつく


令嬢は静かに言い放つ

「優しさとは...見返りを求めない事」

「この者だけが、それを満たしていました」


「...三人は減点です」


「金出したぞ!」

「幸せにした!」

「交通費が無かった!」



...そして

「次の試験で全てを決めます」


その一言に、会場の空気が張り詰めた


「最終試験」


令嬢がゆっくり微笑んだ


『結婚に最も必要なもの、ですわ...』



〜〜〜

令嬢の真の目的...

この時は誰も気づいていなかった...


















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