惑星観察記録(深根)
【惑星情報】
●位置
ラニアケア超銀河団
おとめ座銀河団外縁
NGC 6872周辺恒星系
第十五惑星 深根
●環境(地球基準)
平均気温:250度
主要物質:ケイ素、有機鉱物 等
公転周期:610日
自転周期:9時間
●文明
菌糸類による文明。
約三十万年存続している。
惑星の大部分を菌糸類が覆っており、個体として生きているキノコ達は巨大な菌糸の一端末と言ってもいいかもしれない。
アカシックレコードに残る記録を価値としており、彼等の文明においては、その情報量をいかに増幅させるかが命題となっていたようだ。
彼らは感情、つまり『情報構造体の揺らぎ』をその鍵と考えており、長い間感情の取得に悩んでいたが、茜の揺らぎを複製することで感情の取得に成功した。
今後は感情により、惑星としての情報量が大幅に増える見込みだが、感情により滅亡する可能性も高くなった。
●主要生命体
1. 菌糸体
・見た目:大人程の大きさの傘の小さいエリンギ。ひび割れた箇所から青白い光が漏れる。
・特徴:常に本体の菌糸群と繋がっている。情報量が多い程優れた個体とされる。定期的に『着熱』を行い、惑星の地熱を吸収して活動エネルギーを取得する。
・一生:菌糸類の情報構造体に局所的な偏りが発生した際に出現し、偏りがなくなると崩壊する。
・意思伝達:念話および、菌糸経由の情報交換。
【個別記録】
●茜
正しくキノコの惑星だった。
比較的温和だった個体が、感情を手に入れた途端に変容し、恐ろしく感じた。
感情の取得前は、それなりに平和な文明だったが、今後は平和が失われる気がする。争いも戦争も、彼等の願いだったとはいえ、感情を与えたのはやはり私なので申し訳ない気持ちになる。
アカシックレコードの記載量が価値になるのは、新たな視点だった。彼等にとっては、争いも戦争も情報量を増やす価値があるものらしいが、私にはその価値が理解できなかった。争いも戦争も、ない方がいい。
他にも情報量を増やす術はあるだろうけど、そういえば全て感情ありきな気がしたので、彼等の価値を高めるためには、やはり感情が必要だったのかもしれない。
アカシックレコードの閲覧についてキノコに教えて貰ったが、ミライに使用を暫く禁止された。
知識がない状態で使用してしまうと、魂がアカシックレコードに呑まれてしまうらしい。特に肉体がない状態は危険なようだ。今回は修復できたけど、次はどうなるか分からないらしい……便利だったけど我慢しよう。皆に迷惑はかけたくない。
●ミライ
比較的温和だと記録にあった菌糸体が、大きく変容していて驚いた。感情は魂にとって重要なエンジンになるのだと改めて感じた。
無事にお母さんを連れ出すことが出来て良かったが、管理外の環境でアカシックレコードを閲覧してしまったため、お母さんの魂が変容してしまっていた。アカシックレコードの話題が出た際に注意しておけば良かった。
以前の深根はモデルとしてそれなりに評価できたかもしれないが、お母さんが感情を与えた後は気性が荒くなったため、評価が落ちる。
アカシックレコードの情報記載量が価値になるのは理解できなかった。惑星や文明の情報量が増えたからと言って何になるのだろう?
それよりも、大切な人と共に過ごす方が価値があるのではないかと感じた。
【モデル評価】
茜 :★★★☆☆
ミライ:★★☆☆☆
※朋里、優希、悟は直接滞在していないので除外する。




