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惑星観察記録(寄星)

【惑星情報】

●位置

ラニアケア超銀河団

シャプレー集中域 銀河団外縁

棒渦巻銀河 情報構造航路結節域

多文明移住圏

共生圏

寄星


●環境(地球基準)

平均気温:80度

主要物質:ケイ素

公転周期:420日

自転周期:36時間


●文明

多数の文明が複合した多星人文明。

約五千年存続している。

文明の基盤が情報構造体であり、基本的にこの惑星に移住する異星人は情報構造体を理解していると考えられる。

この惑星に越してくる者は基本的に、魂の状態で訪れ、この惑星の物質で肉体を再構成する。

異文明が混ざっても成り立つ理由は、惑星自体に定義された情報構造体にある。人類文明のような『法律』はなく、他人からの『嫌悪感』が蓄積すると、その魂は寄星から追い出され、二度と入れなくなるようだ。

つまり、寄星自体が住人の情報構造体を逐次チェックしていることになる。


●主要生命体

1. 変換体

・見た目:金属質。細部はなく、大雑把な体型。

・特徴:魂から再構成される肉体。出身文明の姿に寄せることが多い。

・一生:移住した際に初めて構成される。およそ五十年毎に崩壊し、崩壊後はまた再構成されるようだ。

・意思伝達:念話


【個別記録】

●優希

ナメクジさんが可愛かった。

お家が銀色のドームで面白かった。

ナメクジさんと、ニョロニョロさん達は仲良く話してくれて楽しかったけど、他の人? 達は遠くから私達をジロジロ見てたりしてなんか嫌だった。

色んな星の人が住んでるから、みんな仲良しなのかと思ったけど、ぜんぜん違ったからザンネン。ただ、お友達でも、嫌いな人でもないだけだった。

後から大丈夫ってお兄ちゃんに教えてもらったけど、ナメクジさんとニョロニョロさんが急に殺されたのもびっくりした。

ウニが嫌いになった。


●朋里

八面体と比べて、区別がつきやすかった。

この星の人達は、ナメクジやニョロニョロ達以外は、近所に住んでいる人でもみんな他人で知らない人みたいな感じがして、なんだか暮らしにくそうだった。

勝手に嫌いって思われて、星から追い出されるルールなら仕方ないのかもしれないけど、あんまり住んでて楽しくはなさそうだった。

ウニに刺されたアンダ……? さんは、凄く楽しそうだったけど……。

アメリカみたいに多民族国家の星だったけど、アメリカみたいな自由な雰囲気は全くなかった。むしろ逆だった。

けど、体が壊れても自分の意思で好きなように作り直せるのは便利だと思った。


●茜

この惑星に住む際には魂を変換体に入れる必要がある。変換体はとても便利で、生きるために必要な最低限のことだけを満たすことができる上に、自分本来の肉体を再現することも可能だ。

意思疎通は当たり前のように念話が使用される。この惑星に移住するには、情報構造体についての知識が必要だと考えられる。当たり前のようにアカシックレコードを閲覧し、他惑星の多文明についての知識を取得する。

惑星の特徴からか、住人同士の交流はあまりなく、住人歴が長い者ほど、他人と関わらなくなるか、逆にクッソロエプロンさんや、エンペルクさん、アンダケスダカンポリーさんのように積極的に他人に関わるかの両極端になっていくと思われる。

情報構造体について知れば知るほど奥深いものと感じる。人類に魂の存在は知っていて欲しいけど、情報構造体の概念まで行くと、また同じことの繰り返しや寄星の状態になりそうだと感じた。


●悟

(茜と重複する部分は省略)

嫌悪感を基準に、自動的に刑罰を適用するのは非常に合理的なシステムだと思った。

ただ、朋里が指摘したように、勝手に嫌われて罰の対象にされたら、たまったものじゃないと思う。その調節は非常に難しいのではないだろうか。

今回の訪問で、地球の生態系は宇宙から見ても特殊であることが判明した。特殊であるが故に、感情や個性が他の文明より強い。それが良いことなのか、悪いことなのかはまだ分からない。けど、理由は茜と重複するため省略するが、やはり僕は人類で良かったと思えた。

肉体が自分の意思で設定でき、崩壊した場合はまた再構成できるのは便利かと思ったが、それだと半ば不死身ということになる。参考にするとしたら、自分で意識的に肉体を構成できるということぐらいだろうか?

また今回は宇宙版奴隷商人に狙われてしまった。

運良く茜を助け出せたから良かったものの、狙われないため、狙われた時の対応策は考えないといけない。

寄星は長期的な治安維持は自動化されているが、即時的な犯罪の抑止力が弱く、ウニ型宇宙人が何度も拉致を行うことが可能な仕組みになっていた。情報構造体のみによるきめ細やかな治安維持には考慮が必要と考えられる。


●ミライ

異文明の研究を行っているアンダケスダカンポリー氏に出会えたことは幸運だった。彼は僕らに対し、既に共存はできていると伝えてきたが、僕らはまだその根拠が理解できない……。

家族と宇宙を旅することで、その意味と根拠を理解できたらいいと思う。

アンダケスダカンポリー氏は非常に重要なことを僕らに伝えてくれた。

それとは別で、今後も狙われることを防ぐために、一時的でもお母さんに酷いことをしてしまった。

対応策をお父さんと考える。

お母さんを買い取った異星人が、研究目的の異星人で助かった。


【モデル評価】

優希 :★★★☆☆

朋里 :★★☆☆☆

茜  :★★★☆☆

悟  :★★☆☆☆

ミライ:★★★☆☆

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