精霊たらし
深淵から戻ってきたメグミたちは
ナミたちの待つ宿へ。
もう夜もあけて朝帰り状態だった。
宿でスヤスヤ眠っている
ナミ、スカーレット、キキ。
「シュガー、聖地のルーちゃんAと
連絡取ってちょうだい」
「吾輩を眠らせるつもりはないのじゃな......」
「あ?聖獣って寝るんだ?」
「ルーもメグミも寝ないからね♪ごめんね」
「わかったわい......
まったくネコ使いの荒いやつらじゃのう」
......
「うむ。教祖が倒してくれたので
けが人も無し。建物の損壊などもなし。
問題ないと言っておるぞ。」
「そかそか、よかった。でも一応心配だからさ。
シュガー転移お願いしていい?」
「わかったぞ。ワンダーランドの入口にその
精霊使いの作ったGATEがあるからの。
そこへ飛ばそう。さすがに国をまたいでの
転移は1人飛ばすと魔力の回復が必要じゃ。
半日に1人のペースで1人ずつ飛ばして帰ろう」
「ありがとうシュガー♪順番は私のあと
ルーちゃんB、キキ、スカーレット、ナミね」
「うむ。では先にダンジョンマスターから」
「メグミと、半日も離れるの〜?」
「ルーちゃんB我慢してね」
「は〜い......」
甘えるルーちゃんBをなだめて
メグミは一足先にシュガーの転移で
ワンダーランドへ帰ることに。
ひゅんっ!
ワンダーランド
「ただいま〜♪」
「メグミ様!おかえりなさいませ!」
「グミっち〜☆」
「メグミはん〜♡」
「メグミ〜♪」
精霊とルーちゃんAは
早朝でも元気に迎えてくれた。
メグミ〜メグミ〜♪
抱きついて離れないみんな。
「留守番ありがとうね〜」
「うんうん♪」
火山の件の報告を受ける。
「そかそか......マリベルにお礼言わなきゃね」
「うちら以外は寝てますえ〜?」
「教会で寝てるかもです?行きますか?」
「見に行こうか」
教会に入ると
バニーガールの衣装を着て
大股おっぴろげで寝ている人を発見。
「え、コロちゃんの服じゃん」
とても見覚えのある服。
「あれ?誰?」
「ああ。このバニーの衣装着て潰れてるのは
教祖アビゲイル・デスペラードであります」
「うわ!ほんとだ!教祖様じゃん!!」
「バニー衣装をえらく気に入りはって
コロはんから剥ぎ取って
着て喜んでいましたどすえ〜」
「ははは♪教祖も楽しんでくれたのね♪」
その奥でふらふらと起き上がり
こちらへ向かってきたのは聖女。
「あれ?メグ〜?もう戻ってこれたの?」
「マリベル〜街を護ってくれてありがと〜
シュガーの転移で先に戻らせてもらったの〜」
「おかえり〜うへへ〜任されたからね〜」
抱き合うメグミとマリベル。
当然ながらマリベルは下着姿。
「またマリベルは脱いでるのね......♪」
「えへへ♪」
「聖女は出身は平民。
聖女という殻を被って
今まで生きてきましたが
お酒が入ると本来のただの平民に戻りたくなり
服を脱ぐという行為により
聖女という殻を脱ぎ捨て
ただの女の子に戻りたい要求を
満たしているのであります」
テラが冷静に鑑定スキルで分析をはじめる。
「......」
「テラさん〜!!さすがにそれを冷静に
鑑定されるのは恥ずかしすぎます〜!!」
「いや、心を読んでるのはルー様であります」
「2人ともやめて〜!!!」
「あはは♪」
「クスクス......♪」
暴れ回るマリベルとそれを見て爆笑するみんな。
「教祖様にもあとでお礼言わなきゃね」
「アビゲイル様は昼まで起きませんよ......」
「ふふふ♪最強の教祖様も酔っ払うのね?」
「はい。おそらく唯一の弱点ではないかと?
すぐ酔っ払って寝てしまいます......
かと言ってこの人何しても死なないので
寝込み襲われる心配もしてませんからね......
燃やそうが心臓えぐりとろうが殺せません
すぐ再生します......」
「うわぁ不死の魔女はだてじゃないのね......」
「絶対敵に回したらダメな人です......」
ワンダーランドに戻ったメグミたち。
モニタールームで
縮こまっている変な生き物を発見。
大きな溶岩のハンマーを持った
岩の体をした鎧を着た武人の......小人?
「へーこれが炎の精霊マントル?」
「そうだよ〜具現化しておいた。
アビゲイルがめちゃくちゃいじめて
躾をしてたから
多分二度と逆らわないと思う」
「ギョギョ!ダンジョンマスター......」
「こんにちわマントルさん♪」
「ヒッ......!」
びくびくと体を震わせているマントル。
「ワンダーリゾートを襲った罪は大きいわ
そいつどうする?メグミ」
「そかそか〜」
「ヒイイイ......」
メグミはそっと
その具現化して小人になっている
マントルを抱き抱えた。
「怖かったね〜もう大丈夫だよ〜」
なんと優しく撫で始めた。
「え!メグミ?」
「......ギョギョ!?」
「女神に潰せって言われて
仕方なくやったんだよね?
もういいよ。言うこと聞かなくて。
うちでゆっくり過ごしていいよ〜♪」
優しくなでなでするメグミ。
......。
「ギョギョ......!」
「よしよし♡」
「貴女二......一生ツイテイキマス......♡」
一発で手懐けた〜!!!
呆れて眺める精霊たち。
「さすがグミっち☆器が違うね〜」
「あらあら〜ええどすな〜」
「さすがメグミ様であります......」
「人たらし?精霊たらし?
メグミって、そんな名前の
スキル持ってるんじゃないの......?」
「やぁね!持ってないわよ!」
「クスクス」
「メグはやっぱりすごい......
聖地認定した私の判断は間違っていなかったと
自信を持って言えます。
人、魔物、精霊関係なく惹き付けてしまう
魅力は何にも変え難い能力と言っても
過言ではないかと......」
「まったく!メグミはルーのなのに!」
「あはは♪」
「ギョギョ......!メグミ様......我ガ主♡」
大海の精霊アビスに続き
炎の精霊マントルをも
手篭めにしてしまったメグミ。
ついに、
四大精霊すべてを
従えてしまった。
そこへーーー
ひゅんっ!
ルーちゃんBが水上都市から
シュガーの転移で帰ってきた。
「おかえり〜♪」
「あ〜ん、メグミに半日も会えなかったの
寂しかったよ〜......!!」
メグミに抱きつくルーちゃんB。
「......」
「......」
「......」
「......ん?どうしたのみんな?」
「てめぇ!たかが半日くらいで
舐めてんじゃねえぞ!!」
ルーちゃんBに
ブチ切れ
殴りかかった
ルーちゃんAを
精霊たちは必死に押さえたという......
わー!わー!
ルーちゃんはやく合体して〜!
読んでいただきありがとうございます!
もし少しでも面白いな、
続きが気になるなと
思っていただけましたら
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