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襲撃事件



「セイレーン様お初にお目にかかります

ワンダーランドの主メグミです」


「光魔法のダンジョン......教会の聖地

認定されたという今話題の場所ですね」


「知っていただき光栄です。

今回スキルの譲渡というものについて

この国に知っているものがいると聞きまして」


「スキルの譲渡......?

以前来た勇者夫妻が

そんな話を......?」


「そうです。この国でスキル譲渡という技術を

得たとの事でして......」


「なるほどです......可能性があるとしたら

深淵のアビス様の加護ですね......」


「失礼します。

私ルイーダといいます。

精霊使いです。

大地と大気の精霊を使役しています。

セイレーン様もしや大海の精霊を

使役しているのでは......?」


「あらまぁなんと......。

そんなことがわかるのですか?」


「やはり。いや、カマをかけました......」


ルーちゃんBはローレライがいると

相手の思考が読めるのだが

今回はローレライは

ルーちゃんAのほうにいるので......。


「そうですか......わかりました

私のお伝えできることはお伝えしましょう。

元々私は大海の精霊様を使役していましたが、

まさに、その先代勇者夫妻が来られた時に

私は大海の精霊アビス様の

具現化に成功しました。


その時にアビス様と勇者夫妻が、何かしら

話をしてその技術を授かったのでしょう。


しかし、具現化されたアビス様は

基本深海深くにいます。

姿を表に出すことはありません。

人間と魚の混血の魔女である私がこの能力で

深海まで赴き、お供え物などをお持ちしたり

たまにコンタクトをとっているのが現状です」


「なるほどです。これからやり取りをするのは

可能なのでしょうか......?」


「私が間に入ってやり取りはできます。

深海の水圧に、耐えれる人間などいませんので

深海に行けない限りアビス様に

お会いすることは不可能です。


ただ、アビス様は深海より観ています。

【千里眼】という能力により

アビス様はこの世界のあらゆる

事情を把握しております。

つまりは今勇者様一行が来ていること、

聖地ワンダーリゾートのことなども

もしかしたら知っているかもしれません。

ゆえに【全てを知る者】と呼ばれています」


「なるほどです......」


「残念だが深海では会うのは無理か......

セイレーン様に連絡やり取りを

繋いでもらうしかないようですね」

スカーレットは早々に諦めているようだが......。


「そうですね、中々気難しいお方でして......

お姿をお見せすることはないかと......」


「......ふむふむ」


「まぁでも会いに行った方が当然いいですね」


「メグミ様?ですから深海には行けないので」


「ええ。私いけますよ?深海」


「ルーもいけるよ?深海。」


「吾輩もいけるぞ?深海」


え?


「ダンジョンの精なんで♪」


「霊体なんで♪」


「吾輩は聖獣である。」





え?まじ?




セイレーン様の仰天の表情を


堪能する2人と聖獣。


ナミとキキ、スカーレットは

留守番を覚悟する。


「シュガー連れてって大丈夫ですよ♪」

「ヒヒヒ......」

「......メグミ行ってらっしゃい」


「はい♪」










一方



ワンダーリゾートは

炎の精霊マントルによる襲撃を受けていた。


「マリベルはん!ルーはん!

全員避難できましたどすえ!」


「ソル姉ありがとう!

あなたもダンジョン内に避難して!」


「あの火の鳥追い払いに行きますさかい......!」


「ソル。やめときな。相手は精霊だ」


「精霊!?ルーはんあれ魔物ちゃいますの?」


「ああ。あれは炎の精霊の使い。

ソルの夢朧は効かない......」


「そ、そんなぁ......」


「ルーちゃんもだめよ!

あなたがもしここでやられたら

テラさんもソル姉もアーちゃんも

消えちゃいます!」


テラの顔が壁からぬるっとでてくる。


「聖女の言う通りです。

正直マントルの狙いは街を破壊することと

精霊使いであるルー様です。」


「......でも!じゃぁどうすれば!」






テラが地面を掘り続け

マグマを流し込み街へ届かないように

防ぎ続けている。


空には火の鳥が舞い、

空から火の玉を打ち込んで来る。

この火の玉は結界で防いでいるが

いつまで持つかわからない状況。




くそ......!


どうすれば......


全員が手が出せないところに





やっと戻ってきたのは......





ーーーパァァァン!!!


次の瞬間


火の鳥が全て吹き飛んだ。


「☆音速衝撃波ソニックブーム☆」




ウオオオ!!


ルーちゃんAとマリベルが歓喜に湧く!





「ぎゃぁぁぁ!なんだべこれ〜!!!」

コレットがビビり叫ぶ。

「街の外までは転移が届かない!」

「うちが行きますえ!」

ソルがコレットを迎えに走る!



ワンダーリゾートの前で

マグマがひと塊になり

大きなゴーレムのような姿になった

その炎の精霊の前に立ち塞がったのは


我らが歌って踊る逢える精霊。


「......マントル!あーし激おこだかんね!?」


「問答無用ダ......オ前ラヤリスギダ......」


「アーちゃん!!」


「テラは街を襲うマグマを抑えている。

まともにやり合えるのはアリアだけ......

どうすれば......」



ルーちゃんAも手詰まり。

雷の精霊エレクトリカルがいないと

メインになる攻撃魔法がないのだ......!


「ルーちゃん!アーちゃん勝てる!?」


「いや......厳しい......」

「......うそ......」

「マントルは文字通り火力面は最強。

そしてこの星の核であるマントルの能力は

マグマだけじゃない......

全てを引き込む重力......!

アリアの速度が活かせない......!」


「そんな......」

マリベルは奥の手をルーちゃんAに伝える。

「リラ先生に連絡を!!

すべての責任は私が負います!」








突然襲いかかる圧倒的な重力。


ビリビリビリ......!!!


地面に向かって働くその重力は

普通の人間では立っていることも不可能。

手練ですら身動きはとれなくなる。


「ドケ......アリア......ソノ街壊スゾ」


「んぎぎぎぎ......!!!」


重力により動きを封じられたアリア。


「マントル......!!!」


「自然ノ摂理ヲ壊スナ」


「......お前に何の問題があるんだよ!!!」


「創造主ノ怒リダ......生態系ヲ乱シテイル」


「ざけんな!グミっちの理想は!

あーしらの想像を越えるっつーの!!」




マントルは動けないアリアを無視しだす。


動けなくなったコレットに火の鳥が襲いかかる!


「うわぁ!おっかあ!ばあちゃん!!」

ドカカカ!!


「ピヨ〜!!」


火の鳥とぶつかったのはアリアの加護の鳥の精。


燃え尽きるピヨちゃん。


「あああ!ピヨちゃん〜!!」


コレットを守り燃え尽きた。


「うわぁぁぁ!!!」


「コレットはん〜!」

迎えに来たのはソル。

コレットを抱えて走り出す。


「ピヨちゃんが!ピヨちゃんがぁぁ!!」


「あきまへん!逃げますえ!」


アリアを無視してマントルは

ソルとコレットを狙う!


「コレモオカシイ生態系......」

ソルに違和感を感じたマントル。


「うわぁあ!!じいちゃあん!!」

「なんて、重力......あきまへん......!」






「危ない!!!」


ガガガ......!!


ソルとコレットを庇い


マグマに貫かれたアリア......!


「......!!」

「アリア様〜!!」




......しまった......ぁあ......これ......ヤバ......



その場で倒れてしまうアリア。




「アリア〜!!」


「【聖域】!!」


即座に聖女の広範囲光魔法が

展開される......!!


絶望的状況......!!


倒れたアリア


光魔法は間に合うか......


マントルを誰も止めれない......!





絶対絶命......!!







ワンダーリゾートの運命は......!!!







読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

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