表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
43/55

遠征



ダンジョンに残るルーちゃんを

【ルーちゃんA】

メグミと遠征に行くルーちゃんを

【ルーちゃんB】

と命名。


「なんかその呼び方やだな......」


「Aにはテラやアリア、ソルもいるわけだし

問題ないよね?」


「転移のグラビティと幻覚のローレライも

Aだね。Bにはエレクトリカルをつけておけば

まぁなんとかなるでしょう。

ルーの能力自体が半減してるので

精霊達も全体的に弱体化するから

ダンジョンの難易度は

罠を増やすなりして上手く対応してね」


「あのマッカーサー隊長はんがもう

来ないのでまぁ問題ない思いますよ〜」


「キャハハ☆あーしの

力が半減したくらいで人間に負けないよ☆」


遠征先の国までは片道船で5日。

早くても往復10日はメグミが留守になる。


光魔法に関してはマリベルに一任。


「メグ。お留守番は任せて〜

これ紹介状。私とセシル外交のサインを

入れてあるので勇者一行として

歓迎されるはずです〜」


「マリベルありがとう〜

じゃぁみんなヨロシクね♪」


目指すは水上都市と呼ばれる国

【アトランティス】

そこに譲渡を先代勇者に教えたものがいる!


出発だ〜♪










メグミが出発してからはや3日......


「ぁぁぁ......!!」

「ぎょえぇぇ!」

「はふぅ~ん」


「もう〜ルーちゃんAもコロちゃんもソル姉も

変な声出さないでください〜」


メグミに会えないことによる禁断症状のような

ものに苦しめられるメグミ依存性のみんな。


マリベルがなんとかなだめているようだ。


「......だってぇえメグミ〜うぅ......」

ルーちゃんAはルーちゃんBの様子は

わからないそうでグラビティを使って

シュガーに念波で聞いてみるのだが


(何じゃ何度も?こちらは問題ないぞ。

魔力を使うのじゃ。念波の無駄撃ちはやめろ)


と、シュガーに冷たくあしらわれてしまい

ルーちゃんAはもがき苦しんでいた。


それもそのはず。シュガーの横には

ルーちゃんBがいるのにそっちはどうだと

ルーちゃんAが何度も聞いてくる状況。

そりゃシュガーからしたらめんどいよね。



テラとアリアはそんなルーちゃんAを見て

「駄々っ子の子供であります」

「キャハハ☆ウケる〜

あーしらがしっかりするしかないね〜☆」


「ぷに〜」

「ハァハァ......プリンちゃんから

メグミの匂いがする......」


プリンちゃんを抱きしめて離さない

メグミ依存3人......。

だめだこりゃ。


「ソル先生〜稽古つけてくださーい」


街の子供達が、道場に来たようだ。

「ほらほらソル姉行った行った」

「うぅ......ルーはん......

あとでメグミはんの幻覚お願いするどすえ〜」


「あー!コロにもお願いするっす!」


「はいはいわかりましたよ〜」


「ぷに〜」



ルーちゃんの分断により

戦力の心配ばかりしていたのだが

一番のダメージはメグミロスだったようで。


「まったくメグは罪深い女ですね......

懺悔させてやろうかしら......うふ♡」


マリベルまでも変なことを呟いているのは内緒。




さてさて、一方こちらは

メグミ達勇者パーティ。


「誰も水上都市は行ったことないのよね?」

「ほぼこの星の裏側じゃな。単純に遠い。」

「シュガーがマーキングすれば

飛べるようにはなるけれど......

一度に沢山飛ばせないので頑張っても

半日に1人とかそんなペースよ」

「それでもシュガーの転移はすごいね」

「その代わり毎日甘いものばっかり食べてる

駄猫だよ。戦闘もほぼできないしね」

「ナミ!吾輩は聖獣じゃぞ!」

「ただの食いしん坊猫じゃん!べー!」

「クスクス......」


「私はヴィオラ様成分が枯渇している

ことの方が問題だ......あぁヴィオラしゃま......♡」


ヴィオラ様のブロマイド写真を

頬を赤らめながら見ている......。

スカーレットは推しに夢中なただの

オタクにしか見えない。


この勇者と聖獣は癖が強いな〜

「ヒヒヒ......」

メグミの左右にはぴったりくっついて離れない

ルーちゃんBとキキの姿。


「どんだけメグミさん惚れられてんの......」

「あはは......なんか懐かれやすいみたい......」


ヴィオラ様信者のスカーレットやナミと

このメグミ信者のワンダーリゾートメンバーは

どうも毛色が違うように見える。


「......な、なんか大人です......」

ナミが何やら頬を赤らめながらメグミを見ている。

「うむ。何やらハレンチだな。」

「女の園の泥々した何かを感じる......」


ナミの指摘にメグミも苦笑いするしかない。


「水上都市は大海の精霊を祀っている

国なんですよね?ルーちゃんは関係ないの?」


「うん。えとねー。ルーはこの世の

あらゆる精霊と干渉はできるよ。

ただし、たまに反応しない精霊もいる。

うちにいる大地と大気。それに炎とこの大海が

四大精霊と呼ばれているんだけどこの中で

ルーの呼び掛けに反応しないのは大海。

まったく干渉させてくれないね」


「その水上都市では

大海の精霊は【全てを知る者】として

深淵のアビスと呼ばれているみたい」


「炎の精霊はマントルっていうんだけど

なんかね、ガサツで偉そうなやつなんで

あまりルーも力を借りたことはない。

そして大海はまったく反応してくれないので

ほんと謎だわ。」


「ふーむ、色々あるのね......」


「ルーとの相性みたいなのもあるんだろけど」

「テラとアリアにはほんと感謝だね。

よくやってくれている。」


「まぁでも今回の譲渡の力ももしかしたら

このアビスに関与しないといけないかもだね」


「全てを知るものかぁ、なんかかっこいいね」


「今回Bが連れてきてるのは雷の精霊?」


「エレクトリカルだね。雷の精霊だよ。

メグミなんかは逆にルーが戦闘をしている姿を

ほぼ見てないからエレクトリカルの存在を

あまり知らないだろうけど、

昔そこの剣聖とやりあった時は散々

雷ぶち込んでやった覚えがあるよ〜」


「たしかに。無詠唱で雷打ち込んできて

まったく近寄れなかった覚えがある。

まぁズバッと斬ってやったがな」


「あ?油断してただけだぞ。

心眼の未来視の能力に気づいてたら

お前らなんかに負けなかった」


「なんだ?再戦してやろうか?」


「剣聖お前じゃルーには一太刀も当てれんよ」


「なんだと!?帰ったら一度手合わせしろ!」


「無様な姿を晒すだけだぞ?ククク。」


「こらこら!やめなさぁい!」


「てへぺろっ」


メグミに怒られるとなんだか

嬉しそうにするルーちゃんBは

もはやスカーレットをからかうのも

メグミに構ってもらうための所業にみえる


「ヒヒヒ......勇者様達......面白い......」

「まったくうるさいヤツらじゃのう」


キキとシュガーは眺めて楽しんだり呆れたり。









大海の真ん中に、それはあった。

水平線の向こうから

少しずつ姿を現すその都市は、

まるで海が夢を見ているようだった。

白い石造りの建物が何層にも重なり、

海面から空へと積み上がっている。

一番高い塔の先端には青白い炎が灯っていて、

昼間でもはっきりと見えた。





「すごい!綺麗!あれが!」


「水上都市アトランティスか」





さて船は目的地へ到着。



新たな地で

待ち受けるものとは......!









読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

下の評価

☆☆☆☆☆

ブックマーク感想など

よろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ