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グランドオープン



「え!ルチアさん!?ほんとに?!

あの教祖と人気を二分する程の

方がいるのですか!?」


「はい〜実は我が領地の領主なのですが......

領内では実際教祖より人気がありまして......」


「それほどの方が......

なるほど、つまり、神格化した推しを2人

作ることにより競合させていると?」


「おお!するどい!メグミ様すごいですね!

そうなんですよ!」


「その魔法学園のある領地の領主様が

その国の1番の大貴族様で伝説の勇者の一族で

ルチアさんもそこに所属していると?」


「そうなんです!」


「それでうちの精霊も競合させた方がいいと」


「はい!」


うちでビジュアルや映えを意識するなら

ダントツでアリアとルーちゃんが推しである。


光魔法使いのダンジョンの精霊こと私と

大地の精霊テラ。大気の精霊アリア。

精霊ではないが精霊使いのルーちゃん。

魔剣の精霊ソルと。


推しグッズを作るならここまで候補がある。

コロちゃんとプリンちゃんはちと別枠。


私は論外。テラも映えるタイプではない。

ルーちゃんは嫌がる。なら

アリアとソルを推すのがいいかな。


隣国では伝説の勇者の娘と

教会の教祖の不死の魔女の

2人が神格化して推し活をされているらしい。


それにならって、こちらも推しグッズは

1人に絞らず複数にする方がいいと。

競合させることにより、お互いを高め合う

効果を生むのだとルチアは言う。


「なるほど、わかりました。

それなら推しはやはりアリアとソルですね。

ルチアさん、そちらの国では推しが神格化して

いるならば、こちらでの売り文句の提案は......」


「手の届かない神格化した推しではなく」


「会える精霊様」


「おお?!」


「これで行きたいと思います」


「なるほど、ダンジョンに

チャレンジすればこの精霊様に会える。

実際来たら受付嬢、メイド、バニーガールと

さらに人気嬢も沢山目白押しであると......」


「ですです!そんな感じ!」


「わかりました!ではメインは

アリア様とソル様で

一応別枠で受付嬢メイドバニーガールも

視野に入れておきますね!

メグミ様はダメですか?」


「私のビジュアルでは無理よダメダメ」


「光魔法の精霊様とかで売り出したら

全然大丈夫だと思うんですけどね......」


「だめ。私はやっぱり裏方よ〜」


「わかりました!ではこれで

グッズの開発を進めますね!」


精霊推しグッズのショップ計画の話を終える。




ルチアは【会える精霊】にたいして

特別な反応がなかったので

やはり転生記憶持ちではなさそう。


推し活を推奨していて

もし彼女が元日本人なら

必ず反応するはずのフレーズだったのだが

反応がないので違うようだ。


......まぁいっか。







近隣の街がすでにワンダーランドのせいで

宿屋筆頭に建物がやたら増設されていたので

そこに直接アプローチをかけ、

建物ごとワンダーリゾートに引っ越す作戦

【コレットのストレージ引越し大作戦】が

見事にうまくいき、あっという間に

ワンダーリゾートは数十件の建物の

移設に成功し、早くも小さな街として

機能を始めだしていた。


家を建てるだけで数ヶ月かかると思われていた

作業がものの数日で出来てしまったのだから

コレットには本当に感謝である。


そしてものの1ヶ月ほどで

ワンダーリゾートは

まだ小さいながらも街として完成し、

街開き式典が行われることとなった。








我らがダンジョン

ワンダーランドを中心に



まず領主ヴェルハイム家のお屋敷。

ここは役所みたいなもの。

住民登録に営業許可など領主のお仕事。


さらに領主直轄の衛兵施設が兼用。

警察や消防みたいな所ですね。

バッシュが担当してるみたい。


巫女の常駐する教会。

こちらは光魔法による病院代わりであり

今後は住民の子供たちの教育機関も担う。

世界一の魔法学園を首席卒業してる人が

領主なのだから子供たちも勝手に集まる。


ローランド達が立ち上げたギルド。

マスターはバーディー。

エミリアはすでに

ワンダーリゾートの街広報の

記事を発信している。

エミリア冒険譚の人気ぷりなら

このギルドもすぐに冒険者で溢れることだろう。


近隣の街から建物ごと引っ越してきた

宿屋や飲食店が約10軒ほど並び、

住民の住む居住区域もすでに

何十件と引越し完了。


ルチアの担当するバーガーショップ黒猫亭と

精霊様グッズのオフィシャルショップも

近いうちにオープンになる。


コレットは結局田舎の村をまるごと

じいちゃんばあちゃん引き連れて

ワンダーリゾートへ引っ越してきた。

村ごと運ぶとはちょっとあのスキル

えげつないな......。


そして村のじいちゃんばあちゃんたちは

コレットが看板娘となった小料理屋を始めた。

コレットはしばらく忙しいだろうが

村のみんなと一緒に暮らして

仕事ができることになり

めでたしめでたしである。

きっとこのお店は心温まる

素敵な料理を出してくれることだろう。





テラが作り出した大きなもみの木は

街の真ん中の広場にて光り輝くツリーとなった。


アリアが空を飛び空中に

光り輝くイルミネーションと


ルーちゃんの爆裂魔法もどきによる

花火が、打ち上げられる


ドドン!

ドドン!!


ぱらぱら......



わああああ!!!


ひときわ歓声が上がる中

代表たちの挨拶。






クラリスから

「さぁ!皆様!本当に

ワンダーリゾートの立ち上げに

ご協力いただき、感謝いたします!

私、クラリス・ヴェルハイムは

領主として必ずこの街を

最高の街にすることを

お約束致しますわ!」




アストル王から

「我が国を代表する街となることを

心から祈っている!

皆の者期待しておるぞ!」



聖女から

「教会の聖地としてこのワンダーリゾートの

益々の発展に神の御加護があらんことを......!」

聖女の光魔法が街を覆う。


ルーちゃんも街に結界を張り、

侵入者などにすぐ対応できるようになる。






「さぁメグミ♪出番だよ♪」


「皆様本当にありがとうございます!

ワンダーランドの代表メグミです!

ここでの私の目標は!

人も精霊も魔物でさえも!

全てが共存できる街です!

この街では争いはご法度!

ルールはそれだけです!

そんな素敵な街を皆様とならば

作り上げれることを確信しています!

どうぞ宜しくお願いします!


あ!

あとは!


私たち精霊は......


夜は毎日お酒呑んで!

遊びまくりますから!!


お前ら全員!


覚悟しろよ〜♪」



わぁぁぁ!!

精霊様〜!

やんややんや!

祭りだぁぁぁ!!

ワンダーリゾート万歳!


街開き式典は一気にピークへ......



早速の無礼講ーーー


「万歳だっぺ〜!!」

クラリスとエミリアの肩を抱きながら

酔っ払って何やら叫んでる田舎娘にはじまり

それを心配そうにみているリゼ。


魔物であるコロちゃんとプリンちゃんと

乾杯して楽しむローランドとバーディー。


バッシュはなぜか

コレットの村のじいちゃんばあちゃん達に

気に入られているようで取り囲まれている。


モルガンはソルとテラに飲まされ

すでに泥酔ダウン。


お酒を一気飲みし始め

服を脱ぎ出した聖女を見て

発狂する巫女。

「かちょりーにゃ!

ここではわたちのことはマリベルちゃんと

呼びなしゃい〜!」

「ええええええ!!!!????」


デートしてくれとアリアを追いかけだす

王様を追いかける騎士団の隊長達。

「ほーら王様こっちだよ〜☆」

「アリア様〜♡」

「アストル王〜!おやめください〜!!」



それらを見て


手をつなぎながら爆笑している


メグミとルーちゃん。





......うん。


きっとこの街は成功する。




さぁ!


ワンダーリゾートついに




♪グランドオープンです♪









第1部


ーーー[完]ーーー







⋆┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈⋆



ご愛読ありがとうございます!


メグミとルーちゃんのダンジョン運営物語は

ここでひとまず一区切りになります。


物語はまだ続くのですが

ここから先のお話では

前作の主人公である

勇者達とのコラボレーションが

始まりますので、


もし、前作


勇者候補として召喚されたけど

スキル無しだったので

最強すぎる悪役令嬢の

取り巻きモブに徹します


をまだ未読の方は


ぜひそちらを読了後


見ていただくことを推奨します。










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