表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

29/32

新しい目標へ



まず帰ったのはローズマリー副隊長。


「マッカーサー総隊長は

おそらく精霊様だと

もう気づいておられました。

ワンダーランドは今後教会と組んで

発展させていくことになったと報告はしますが

具体的に街が出来るまでは公にはしませんので

またその時はご指示をください。

国としても必ずこのワンダーランドの

お力になることをお約束します。」


「ローズマリー副隊長ありがとうございます。

何かあればルーちゃんやアリアは

王都まで一瞬で行けるので連絡相談等は

遠慮なく私メグミにしてください」


「ダンジョンマスターメグミ様。

今後ともよろしくお願いします」


この国唯一の光魔法使い様として

国もメグミを全面的にフォローすると

約束をしてくれ、ローズマリーは城へ帰還した。


続いて帰ったのはリラ先生。

「上手く契約できました。

時空の精霊グラビティ。」

ルーちゃんの指導の元、リラ先生は

時空の精霊との契約使役に成功。

簡単な転移魔法を習得。

さらにルーちゃんがすでに使役している

グラビティとリンクすることにより

2つの時空の精霊を介して遠距離での

やり取りが可能になった。

さすがに転移魔法も国をまたいで転移するまでは

できないのだが念波での連絡やり取りが

いつでも出来るようになったという。


「これでルイーダ様と

いつでもやり取りができます。

私は教会の神官でもあり、

魔法学園の教師も兼任しておりますので、

業務で国へ帰りますが

連絡はいつでも取れますので

よろしくお願いします」


「リラありがとう何かあれば連絡するね♪」


「はい、ルイーダ様」


リラとルーちゃんはすっかり

仲良くなったみたい。

ルーちゃんの人間時代を知っている

長寿のエルフの魔女なんていう

まさかの繋がりが発覚。

ルーちゃんはリラにとって命の恩人らしい。


最後は帰りたくないです〜と

ルーちゃんにくっついて甘えるリラ先生

という不思議な光景を見せられてしまった。


「GATEを作るという裏技があるんだけど、

あれはリスクがあるので正直オススメはしない」


転移魔法は先にGATEを作ることにより

決まった場所への転移は可能らしいが

魔物を引き寄せてしまったり、

時空の狭間に入ってしまったりと

危ないらしいのでこれは保留案件。


「ルーちゃんの転移魔法って精霊魔法って

いうんだね〜」

「まぁ説明するとややこしいから

言ってなかっただけ〜

精霊を具現化する時は詠唱ありで

転移魔法や幻覚を見せる時は無詠唱。

無詠唱なのは精霊魔法ていうのがタネだね♪

実際は具現化していないだけでルーの周りには

いつも20体くらいの精霊がいるよ♪」


うーん......

ルーちゃんやはりあなた最強。



続いてクラリスお嬢様一行。


「ここに街を作るならば

当然その街の管理者が必要です。

貴族に統治していただくわけです。

つまり、この新しい街の領主を

クラリス・ヴェルハイム伯爵令嬢。

ぜひあなたにお願いしたいのです」


ヴェルハイム家は元々この国の城下町を

統治していた辺境伯。

辺境伯というのは国境とか

大事な要所や砦なんかを守る

伯爵よりも実際は位の高い貴族。


ただ、戦争により亡くなってしまったので

今では別の貴族が代わりに

城下町の領主をしている。


クラリスには伯爵のご令嬢ではなく、

新しく正式に爵位を与えてもらい

新しい街を統治するという

大きな仕事が舞い込んできた。


「街のことはお願いしますけど、

ダンジョンの運営に関しては

メグミが代表だからね?」


ルーちゃんにクギを刺されたが、

クラリスは新しい目標が出来て

いっそうやる気を出すことに。


「必ず立派な街になるよう努めますわ!」


「街の名前は絶対!ワンダーリゾート!!」


メグミから街の名前まできめられていた。


最初はダンジョンのとなりにある

簡単な宿場町として、

宿と食事が出来る小さな街作りから

始めていくことになるようだ。

すでに近隣の街がワンダーランドのおかげで

増築に追われているのでそこから引っ張ってくる

だけなので土台さえ出来れば話は早そう。







そしてーーー



「キャハハ☆まじウケる☆

この聖女様は一体いつまでウチに居るのさ?」


そこにはワンダーランドの

モニタールームで酔っ払い、

パンツ丸出しで寝ている聖女の姿があった。


ついに全員に置いていかれてしまったのだ。


聖女がワンダーランドに来てからすでに1週間。


ダンジョンに挑戦したり、

スラカプを堪能したり、

カフェのパンケーキをひたすら食べたり

毎晩一緒にみんなと飲んだくれたり、

朝までイチャイチャしまくったり


聖女は

ワンダーランド自体も、

メグミ達のことも

相当気に入ってしまったようで......


「ほらマリベル起きて〜

もうお昼よ〜ご飯食べなさ〜い」


「ふにゃ!?ん〜メグ〜あと5分......むにゃ」


ダメだこりゃ。


聖女の予定というのはそもそも

全て本人が決めている。

必須の業務というのはポーションに、

光魔法を付与するという業務のみ。


誰もこの慈愛の聖女の行動予定を

強制したりはできないのだ。

ほっといたら勝手に色んな国へ行っては

ボランティア活動みたいなことを

しているまさしく生粋の自由人。


「ふぇ?教祖アビゲイルですか?

あの人なーんもしませんよ!?」


聞いたところ教祖はこれ以上に仕事をしない。

むしろ毎日飲んだくれているだけらしい。


「まぁもはやあのお方は神格化してますので

何かあればあのお方が現れるという

抑止力だけで存在意義がありますので......」


たしかにルーちゃんですら

教会が来ることにビビっていたのは

あの教祖の存在のせいだもんね。


隣国ではアビゲイル・デスペラードの推し活

なんてものが流行っているほどの絶対的存在。

写真を買って持ち歩くのが推し活らしい。

何やら相当なやり手の商売人の影がみえるが

まぁこれ以上は突っ込まないでおこう......。



「あ、起きたよ!マリベルちゃんおは〜☆」


「ふにゃ〜アーちゃん〜おはおはぁ......」


「聖女。朝食です。もうお昼ですが。

卵を染み込ませて焼いたパン。

名前はフレンチトーストであります。

新しくカフェのメニューにしたいので

ご賞味感想お願いします」


寝起きの聖女に

テラが暖かいお紅茶と共に

カフェの新メニューを持ってくる。


「ふわぁ......いい匂い〜♡」

もぐもぐがつがつ......!

「うひょー美味しい〜♪」


すっかりワンダーランドに


ふぬけにされてしまった聖女。



しっかりしろ!


頑張れ!!


マリベル・ラフォンテーヌ!


あなた一応聖女だぞ!!














読んでいただきありがとうございます!


もし少しでも面白いな、

続きが気になるなと

思っていただけましたら

下の評価

☆☆☆☆☆

ブックマーク感想など

よろしくお願いします!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ