↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
44/54

第44話 デュラハン通信

 あれから俺たちは三つの班に分かれた。

 一つはタラントに向かって現状を報告し、防備を整える班。大半がここに加わった。

 二つ目はバーリに向かって敵情視察。ダックスとデュラハン二人。

 三つめは俺。とある人物に会いに行かなきゃいかない。カーチェとシバに同行してもらう。途中まで一つ目の班と同行する。

 そして重要なのは、デュラハンの胴と頭を別々にすること。それがこの通信……デュラハン通信(仮)を成立させる。


「ダックスの様子はどうだ」

「ええっと、無事に進めています。ただ、僕の体を案内することに戸惑ってるみたいですが……」

 そう語っているのはデュラハンの頭だ。

 俺の思い付きは呆れるくらい単純。デュラハンの胴体と頭を別々に行動させる。当然ながら自分の体なので大体の様子はわかる。

そしてラミアの傭兵が持っていた木簡で文字盤を作った。段落を作って体だけでもどこに何の文字があるのかわかるようにする。

後は頭で見た文字盤の位置を体で示せばいい。さらに二組で行動させれば双方向の通信になる。カーチェの場合読み書きができるのでカーチェの手のひらに文字を書いたり、カーチェに書いてもらったりすれば体側でも意思疎通ができる。

(なんっで! これをさっさと思いつかなかったのかなあ!)

 はっきり言おう。これは革命だ。

 シバも、ラミアも、当のデュラハンたちもなぜこんなことをするのかいまいち理解していないようだけど、情報を一瞬で遠距離に伝えるということはありとあらゆる面でとにかく重要なのだ。

(先代のクラヴァスや雷鳴の将軍はこれを思いつかなかったのか? それともデュラハンと接する機会があまりなかったのか? ああくそ、一年前に思いついてりゃ今頃デュラハンネットワークでも作れてただろうに!)

 難点はデュラハンの首と体を連れて歩かなきゃいけないことで、バーリに潜入する場合リュカオンの魔法がなければ怪しまれるためダックス一人だと歩く速度がものすごく落ちる。

(でもこれでタラントに居ながらバーリの状況を知れる。いや、俺はその前に行くところがあるか)

 タラントに向かう一団と別れて、小さな村へ向かう。ちなみにカーチェは体だけタラントに向かってもらう。

 俺もタラントの様子を知っておきたいのだ。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。