↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転生した理系男子が、地味スキルで冒険者をやっていたら、なぜか誰からも攻撃が当たらない件  作者: カトーSOS


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
51/57

3.5章18話金額の違和感

挿絵(By みてみん)


「コーイチ、二日後に護衛、いいか?」


いつも通り、ギルドのカウンターでウサギと採集した薬草を換金し終えたあと、受付嬢がそう言った。


「えっ? あっ、はい……」


反射的に答えたあと、コーイチはミアの顔を見て確認を取る。


「指名じゃん! やるね。」


ミアがニヤリと笑う。


「あのー……ミアも一緒でもいいですか?」


コーイチがそう聞くと、受付嬢は「ちょっと待ってろ」と言って席を離れ、奥の部屋へ向かった。


しばらくして戻ってくる。


「大丈夫。」


そう言って、机の上に一枚の紙を置いた。

「報酬はこれだ。」


示された数字を見て、ミアが目を丸くする。


「なに? この金額。」


思わず受付嬢を睨んだ。

危険度がますほど高額になる。


「危険人物じゃないの? 誰かに狙われてるとか?」


受付嬢は淡々と首を横に振る。


「危険度はそれほど高くない。普通程度だ。」


「普通でこの金額……?」


ミアは納得していない顔だ。


受付嬢は説明を続ける。


「手付は一割。当日の朝に渡す。成功報酬制で、護衛達成時に残金を支払う。わかったか?」


手付で契約を成立させ、成功報酬にしているのは逃亡防止のためだ。


万一、逃げ出した場合は違約金をギルドに支払うことになる。


なお、被護衛者への支払いがないのは――失敗時には被護衛者が死亡している可能性が高いためだった。


合理的で、そして少し冷たい仕組み。


「コーイチ、どうする?」


ミアが横から覗き込む。


受付は仕事に関して嘘をつかない。


信用を失うことは、ギルドにとって致命的だからだ。


また、冒険者側も危険すぎる仕事は普通は受けない。


危険度は“普通”。


そしてミアもいる。


コーイチはミアの目を見た。


「……やろう。」


ミアは少しだけ間を置いてから、肩をすくめた。


「コーイチがそう言うなら。」


声は少し渋々だった。


挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。