第三十八章:アリシアVS剣聖ガランド戦パート2
アリシアVSガランドのパート2です。
アリシアは祖父を超えていけるのか。
アリシアとガランドの対決は凄まじくこのままでは、
屋敷が吹き飛ぶのも時間の問題であった。
「アリシアよ!」
「我が秘伝・雷神舞いを見せてやろう!!!」
ガランドは雷を大弓に宿して、
数百の矢を放つ。
アーチャーの弓は女神の加護で矢切れを、
起こさないものであった。
それをガランドが改造し、
大弓にしたら強いに決まっている。
「っ……」
「回避と迎撃が間に合わない……」
アリシアは炎をまとわせた大量の触手で防御を取る。
必殺技をためる時間が無い。
「やはり……」
「それでこそ……」
「我が孫じゃな!」
ガランドは雷を今度は妖刀に付与した。
ジャンプしながら半回転し、
妖刀を左右に振り回す。
百メートルを超える巨大な雷の剣が作られた。
それをアリシアに向けて叩きつけるが……
「さすがに止めねばな!」
「ぐぬ……」
アスタロテは裏山から駆けつけて、
雷の剣を受け止めるが、衝撃で吹き飛ばされる。
「え……」
「アスタロテ!」
アリシアは動揺してしまう。
「体がしびれて……」
仰向けに倒れ込んでしまう。
その衝撃で大量の砂埃が舞っていく。
「邪魔するでないぞ!」
「メストカゲ!」
アスタロテは雷に弱いのか?
強化前のアスタロテなら、
即死レベルだったかも知れない。
普通の雷や雷の魔法などは問題ないが、
覚醒したガランドの雷攻撃は神をも殺せるほどだ。
「絶対に……」
「許さないわ!」
アリシアは右拳に炎をまとわせていく。
「メストカゲと恋愛したい?」
「たわけ!」
「守られておるではないか!」
ガランドはアリシアを煽っていく。
「お主が守れるようにならんで……」
「どうするか!!!」
強力な雷の剣を今度は、
横になぎ払うように使ってきた。
「ケイティ!」
アリシアはケイティを守りに全速力で向かう。
「アリシア!」
ケイティは触手を使って、
ジャンプして回避するが……
間に合いそうにない。
「あっ……」
雷の剣が足先に当たりそうになる。
「間に合って!」
アリシアは使ったことがない翼と触手を使って、
加速しケイティをなんとか助けた。
「アスタロテの様子を見てきて!」
アリシアはアスタロテが、
転がってる裏山付近でケイティをおろした。
「アリシア……」
「おじいさんおかしいよ」
「誰かに洗脳されてるの?」
「わからないわ」
「やれるだけのことはやってみる」
「だから待ってて」
「うん……」
「わたし……」
「全然役に立ってない」
「そんなことないわ!」
「じゃあ行ってくるわね」
アリシアはケイティの頬にキスして、
飛んで庭まで戻っていた。
「待っておったぞ」
「逃げ出したのかと思ったわい」
「わしが怖くなったか?」
ガランドは闇堕ちしているのか……
本当に謎だ。
「怖くない!」
「おじいちゃんだもん」
「正気に戻って!」
「お主は……」
「わしのことを何もわかっておらぬ……」
「人切りの味を覚えてしまった」
「怪物じゃ」
「おじいちゃんは……」
「怪物じゃない!」
「わしは家族や村人たちを皆殺しにされて……」
「報復しに行った先で、」
「国を滅ぼした」
「シアンとは……」
「そこで一度別れた」
「あいつはただ見ていただけじゃ」
「全員わしが……」
「でもおじいちゃんは優しかった!」
「あれは嘘だったの?」
「わしはな……」
「修羅に……」
「染まりかけたのじゃ」
「最後に本気で戦って……」
「誰かに切って欲しかった」
「シアンでは無理じゃ」
「お主も論外だと思っていたが……」
「あのトカゲと出会って全てが変わった」
「アリシアよ」
「お主ならわしの苦しみを解放してくれる」
「そう思った……」
「そんな……」
「寿命や病で死ぬなど……」
「考えられない」
「ならば……」
「自分を迷い無く切ってくれる者を……」
「見つけるか育てようと思った」
「騙してたの?」
「あの優しさも笑顔も全部演技?」
「そうじゃ……」
ガランドは辛そうに答える。
「嘘よ」
「じゃあ私が勝ったら、」
「一生こき使ってあげるわ!」
アリシアは炎を再び右拳にまとわせて、
考えた必殺技を準備する。
「もう無駄話は終わりじゃ……」
「全て終いにしよう……」
なんとガランドは雷の槍を作り、
アリシアに向かっていく。
「うん……」
アリシアも負けじと、
三十メートル以上の炎の右拳を作り、
ガランドへと向かう。
二人はどうなってしまうのか。
決着はもうすぐである。
次回で死闘の決着がつきます。
そして事態は急変し舞台が変わります。
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