第17話 お嬢様の初恋は実るの?
お嬢様はお茶会を開きましたが、王家の方では歓迎の晩餐会を開きました。
今回マーク様がお嬢様に送られたドレスはどこもかしこもマーク様の独占欲の塊のようです。そこにお嬢様が少しばかりアレンジを加えてさらに素敵なドレスとなりました。
晩餐会でマーク様とステフお嬢様が並ぶとお互いの独占欲が丸出しで見ているコッチが恥ずかしい!というような感じです。
しかし国内の貴族からは
「美男美女のカップルねぇ」
「あんなに麗しいお嬢様がいるとは、タナー侯爵家が羨ましい!」
「あの二人なら次代の政権も上手く回りそうだ」
と、良好な話ばかり。隣国からの王女殿下は本当に何をしに来たんだろう?状態になっています。
隣国との交易について、次代の三人で話すことがありましたが、ハイランド語ではなく、隣国での公用語をワザとに使ってもスムーズに会話することが出来、全く問題なく交易について話すことが出来ました。
要は、二国間の関税について話していたのです。
交易をスムーズなものとするためにも関税をどうするべきか、討論をしていました。
関税を0にするのは簡単ですが、それだと二国間でディーラーとして生活をしている方の収入も0になってしまうのでは?という話です。
結構難しい話だったのですが、有益な話が出来たとマーク様は満足でした。
「あの…国王陛下。私はもう国に帰りたく思います。王子殿下も私よりもずっと素敵な婚約者がいらっしゃるようですし」
「うむ。許可を出そう。そちらの国には書状を送っておこう」
「有難き」
お嬢様は王城の大広間のテラスでため息をついていらっしゃいました。
その心は!隣国の王女殿下が帰ってしまえば自分は用なし。ステフとしてマークの傍にいることはもうないかもしれない。そう思うと心が重い。そういうものなのです。
私はマーク様の背中を押すように大広間のテラスに案内しました。
あとは二人に任せます。
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「「あのっ」」
「マークからどうぞ?」
「いやここはレディファーストでステフから」
長い沈黙が二人の間に流れます。
「あのね。今日、隣国の王女殿下が帰国しちゃうと私はお役御免なのかなーって。マークとこの姿で会う事はなくなるのかな?って思うと感慨深いものがあって……」
「俺の気持ちは本当に伝わってなかったんだな。それはそれで悲しいというかある意味ミラクルだよな。改めて言うぞ。俺はステフが好きだ。できるなら俺の妃になってほしい」
「……護衛騎士は?」
「職を辞してくれ!というか、俺の真隣で護衛だ。どうだ?」
「ふふふ、真隣に男はいないでしょ」
「女性でも強いだろ?ステフは強いじゃないか!」
「その仕事お受けするわ。一生は慣れないんだから。あと、第2夫人とかも嫌よ?」
「安心しろよ、ステフより魅力的な女性なんてそうそういないから」
と、お二人はまとまったようです。はぁ、よかった。
ラスト!護衛騎士の心配するの?色気がないよ、頑張れステフちゃん!




