王都編 閑話2
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ガロンが王都まで戻ってくるまでのお話
△▼アリーシャの場合▼△
夫のガロンを見送った後、私はシャルノとこれからのことについて話し合うことになりました。
「これからアリーシャはどうする?私はこれから騎士団に行って仕事だが」
「そうねぇ。とりあえず宿に行って朝食の後、衣類のお洗濯かしら。その後、お昼と夕食のお買い物して屋敷のお掃除でもしてると思うわ」
「ふむ、了解した。私も騎士団の仕事が終わったら屋敷に戻ろう」
シャルノはそう言って騎士団へと向かったけど朝ごはんは大丈夫なのかしら?
と思ってたらシャルノが戻ってきて気まずそうに頭を掻いていたので私から朝食に誘い宿まで戻ることにしましょう。ふふ、どこか抜けてて可愛らしいわ。
途中でシャルノが「すまん」って言ってきましたが私は白を切ることにしてシャルノの手を引いて歩くことにしたけど、ふふっ、ちょっと意地悪だったかしら
それから私たちは分かれて予定通りに洗濯物をするために屋敷に私は戻ること。そして一瞬にして景色が変わると目の前には大きなお屋敷が現れたけど、初めてみた時から思っているけどやっぱり大きいわね。上位貴族様のお屋敷にも勝るとも劣らないのではないかしら
とと、いけないわ。今日は色々と予定を立てているんだものさっさと済ませていこうかしら。
大凡の衣類の洗濯物を干し終わった頃には既に太陽が真上よりも少し手前に来ちゃったわね。そろそろお昼と夕食の買出しに行かないとだけどシャルノはまだ時間かかるのかしら?
と、思ったら屋敷の大扉が開いてシャルノが丁度帰ってきたようね。
「アリーシャ、ただいま」
「えぇ、お帰りなさい。丁度こっちも洗濯が終わったところよ。私は準備出来ているから着替えたら行きましょうか」
そしてシャルノはそのまま自室へ向かい着替えを済ませたのを確認して私たちは転移石を使って王都付近の草原へと転移してそのまま街へ。
「毎度のことだが転移石は便利だな。惜しむらくは一般に出回っても高価すぎて買い手が貴族や王族しか持てない所か」
「そうね。私たちはガロンが持ってるから使えるけど普通だと高すぎもの」
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転移石と呼ばれる石はその石の中に込められた魔力を使って一度だけ記録した街の近くへ転移することが出来る石で魔力量が少ない一般人でも使える便利な石である。ただ、シャルノも言った様に恐ろしく高価であるのと採掘量が極々稀にしか取れないため手が出ないアイテムだったりする。
普通は上位貴族が1個持つか王族が緊急時のために持つくらいしか出来ないのである
それに、街の中には転移石を阻害する結界が張られているために直接転移できないってのある。余談ではあるが、ガロンの持つテレポートは時空魔法であるために一切の阻害受けなかったりする。時空魔法はこの世界では消失した魔法のため使い手や文献は今のところ残ってはいない。縦しんば残っていたとしても魔力消費が桁違いである。例えるならば、王城に仕える上位魔法師(魔力量が約5000)2人の魔力を使い果たして漸く一人が転移できるのである。
遥か昔に、消失した時空魔法の中に勇者召喚魔法がある。それを使うならば今の上位魔法師を50人は揃える必要がある。もちろん失伝してるためこのことは無用の長物である。
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「それより今日のお昼はどこで食べようかしら」
「なら、この前見かけた店に行かないか?ほら、外に椅子や机が何個も出て外で食べるようになっていたところだ」
「あぁ~いいわねー。じゃぁ、今日はそこで食べましょう」
私たちはその後夕食を買いに行ってシャルノとお互いに自信の料理を一品作るってことでお互いの自信料理を食べあったりと悠々自適な生活を送ってたわ。そして、夫が帰ってくる日の当日の朝、なんだか門の前で待っていると猛然を走ってくるエリオン様が現れてシャルノと私は顔を見合わせてる中、挨拶も程々に駆けて行かれたけどなんだったのかしら?
そう思ってエリオン様の後ろから小走りで戻ってきたガロンに私たちは問いかけたけど帰ってきたのは答えではなく「わからん。ちょっと嫌な予感するけどまぁ大丈夫だと思う・・・たぶん」と要領を得ないものだったわ。
「まぁ、いいわ。それよりアナタ(ガロン)。お帰りなさい」「あぁ、二人ともただいま」
△▼シャルノの場合▼△
「では、アリーシャまた昼に」
アリーシャと別れ私は騎士団へと赴いた。今日の仕事は早く終わらせてアリーシャと親睦を深めなければな!
しかし、今日の昼食か・・・うーむ、何かいい所はないだろうか・・・
「先輩!おはようございます!」
「あぁ、おはよう」
すれ違う騎士団の面々と挨拶を交わし部署に着きもう何度も座った椅子に座る。この動作だけは本当にいつも同じだな
「さて、ではさっそく今日の仕事を始めるか」
とは言っても今のところは先日の盗賊団に関しての事後処理と囚われていた女性たちのアフターケアだけなのでそこまで大変だとは思っていない。
それに、私の部下が優秀だから大抵はほぼ終わっていたりする。ここに通されてくるのは粗方処理が終わっているが最終的な許可が必要だと言うだけのものだったりする。
「んー。しかしこうまで優秀だと私がいる意味はほぼないんじゃないだろうか」
「そんなことはないですよ。シャルノさんの決定が必要なものもありますし緊急時の対応なんかはやっぱりシャルノさんが居てこそですから」
また書類を持ってきた部下の一人が相槌を打ってくれる。そう言われて悪い気はしないが緊急時こそ個々の判断でやるべきことをやって欲しいとも思ってしまう
「と、これで最後の書類だな・・・よし!」
陽を見ると昼にはまだ少し早いくらいの傾き加減だった。これならばアリーシャとの昼食にも間に合いそうだ。
「これで案件の対処は粗方済んだな!何かあったら宿先に来てくれ。私が不在の場合があるかも知れないがその時は各自でするべきことをしてくれ ただし!絶対に無茶だけはするなと徹底してくれ」
「わかりました。ですが、シャルノさんは我々の上司なのですから合流した際には指揮してくださいね」
「わかっているさ。それじゃあ私はこれで失礼するよ」
言うより早くに私は騎士団を出て宿を目指す。昼食の場所を完全に決めずに出てきてしまったことに若干後悔しつつもアリ-シャと決めながらというのも悪くない気がする。
そして私は店主に軽く挨拶を交わして宿泊している部屋へと入りリターンリングを使う。
目を開けると部屋ではなく森と大きな屋敷が視界に入ってくる。しかし、いつ見てもこのリングは不思議だ・・・
このリングはしかも各自の指にしっかりとはめ込まれているが取ろうと思えば取り外しもできる。しかし、取り外したところでリングの所持を許されたものしか見えないという謎の仕組みになっている。
と、こんなことを思っている場合ではなかった さっさと中へ入ろう。
そして大き目の大扉を開きアリーシャが居そうなリビングへと移動する。案の定アリーシャは座って一息入れていたようだ。
「アリーシャ、ただいま」
「えぇ、お帰りなさい。丁度こっちも洗濯が終わったところよ。私は準備出来ているから着替えたら行きましょうか」
少し急いで来てしまったために確かに汗でしっとりと濡れている。とまぁ、先にアリーシャにも言われた通りまずはさっさと着替えをしよう。
さて、自室に来たはいいが今日はどの服にしようか・・・あまり時間も掛けられないから・・・よし、動き易い格好にしよう!
上は・・・この肘くらいまでしかない布服でいいか。下は・・・脛の辺りまでしかない布のズボンを履いて行く事にしよう。
「おまたせアリーシャ」
「あら、ずいぶんと気楽な服を選らんだわねー」
「まぁな、夕食の買い物もするんだろ?なら動き回れる方がいいと思ってな」
懐から転移石を取り出し私たちはそれを使って王都へと戻ってきた。それから王都で昼食を取り夕食の買い物を済ませてとガロンが帰ってくるまでを過ごした
そしてガロンが帰ってくる当日、ふっふっふ、ガロンが帰ってくる日を (強制的に)非番にして貰った私はアリーシャと旦那のお迎えだ。やはり妻たるもの夫の帰りを出迎えるのも勤めだろう!
なんだか、横でアリーシャがくすくすと笑っているのが気になるがまぁいいさ!って、なんだあれは?・・・エリオン様が猛然と走って来ている・・・?な、何かガロンにあったのだろうか!?
「エリオン様如何なされました!?」
「なんでもない!それより俺はこれから父上に進言することがあるのでなー!あ!ガロンには伝えてるけどお二人も明日の早朝にガロンと来てくれ!渡したいものがあるんだ!それじゃあ!」
エリオン様はそのまま王城へと向かって走っていった。何かあるんだろうか?
同じことを思ったのかアリーシャが小走りに戻ってきたガロンに問いかけたが今一要領を得ないものだった。と、それよりも妻の務めだ!
「まぁ、いいわ。それよりアナタ(ガロン)。お帰りなさい」「あぁ、二人ともただいま」
次回からは本編に戻ります




