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王都編 第5説

短めになってしまいました!

どんどんブックマークして頂けてる方が増えてうれしいです!更新が遅いですがちゃんと完結させます!

「パーティーを組んでくれってどういうことでしょうか?」


2階に上がる階段の手前で先程の男に声をかけられ少し困惑したがとりあえず話を聞いてみることにして目の前の男に尋ねる。


「いきなりですまない。だが、俺は貴方を探していたんだ」

「ふむ。では、とりあえず2階へ行きましょう。そこでお話をお聞かせ願えますか?」

「わかった」


そう言って男は首を縦に振って2階へと着いて来る。横にいたシャルノは何やら男を見た時から驚いた顔をしていたのだが知り合いなのだろうか?

あとで、聞いてみるかな

2階へと上がり戻ってきたところで奥から順にアリーシャ、俺、シャルノと座り机を挟んだ俺の正面の椅子に先程の男が座る。


「では、改めて先程の助太刀感謝します。俺はエリオン・ドゥ・ゼイバスという冒険者です。そしてこの国の王の5男です」

「王子ですか!?」


まさか王子である人が冒険者をしているとは思っていなかったために素っ頓狂な声を上げてしまう。でも、いきなり目の前に王子と名乗る者が現れたら誰でも驚くだろう。

驚いている俺にシャルノが補足してくれる


「エリオン様の言うことは本当だ。ただ、私もエリオン様は騎士団ではなく外で活動しているということを小耳に挟んだ程度だったんだがまさか冒険者だったとは驚いたよ」

「と言っても俺が冒険者になったのはつい1年前ですが」


なるほど

だからさっきはあんなに驚いていたのか納得だな


「では、こちらも紹介させて頂きます。俺はガロンと言いエリオン様同様に冒険者をしています。そして俺の隣にいるのが俺の妻のアリーシャとシャルノです」

「初めましてエリオン様。只今、ご紹介に与った妻のアリーシャです。以後お見知りおきを」

「私のことはある程度知られているとは思われるがシャルノ・ヴァルです。昨日、ガロンと結ばれ妻となりました」


そう言って俺、アリーシャ、シャルノも自己紹介をし終える。

エリオンはそれぞれの自己紹介を終えたあと小さく噂は本当だったのかと呟いていた

その噂についても聞きたいことではあるがまずは先のことを解決してからだろうと思い


「では、先程のお話に戻るのですがどうして俺たちにパーティーを組んでほしいと?」

「そうですね。まず一つ目の理由としてはガロンさんがそちらにいるシャルノさんに勝つほどの腕の立つ人物だということがあります。

王城では今朝からガロンさんの話題で持ちきりなんです」

「え?」


それを聞いて俺はまた思わず声を上げてしまった。確かにシャルノに勝ったためにある程度は噂されるとは思っていたがまさか王城で話題になるほどとは思っていなかったのだ。


「あれ?まさかご存知なかったのですか?シャルノさんはこの王都でも随一の実力者ですから当然王家の護衛などもしているため知られています。

そんなシャルノさんが昨日、男性と仲睦ましげに歩いていたことが最近手を焼いていた盗賊アジトが壊滅した報告と一緒に流れてきたんですよ」


なるほど。確かにシャルノの実力もあれば王家の護衛なども任されるか。あの時のシャルノの動きは並大抵の努力ではなく良く研鑽された動きだった。

それにあの後のことを街に居た人や街道で見られている可能性はあったな。門兵なども見ていたしそれに隠すことでもないから別に構いはしない。


「なるほど。ですがそれが理由ですか?エリオン様は先程、一つ目はと仰っていましたから何か別に理由をお持ちのようですが」

「はい。二つ目の理由・・・それは兄さんたちと姉さんのことです」

「ご家族ですか?」


俺が首を傾げていると横のシャルノが思い出したのかあぁ。と小さく呟いた

何だろう?シャルノも知っている事情となるとさらにわからない


「実は3男のジャイル兄さんと姉のルディア姉さんは双子なんですが一月後に誕生日を迎えるんです。先程も話しましたが俺は王家の5男で上の兄さん達が家督を継ぐので俺は特に何かを継ぐわけではないので昔からそこそこ自由に生活していましたが、やっぱり王城では自分ながらに肩身が窮屈に感じていたんです。

そんな俺と小さい頃から遊んでくれていたのが姉さんです。もちろん兄さんたちだって忙しい中俺に構ってくれたりと沢山お世話になっていましてそんな兄たちと姉にお礼がしたくて何かないかと考えていたんです。

そしたら、先日新たに発見されたらしい鉱山がありましてこの王都から3日かけて行ったあたりですね。その鉱山に先日希少性の高い鉱石が発見されたと聞きました。何でもその鉱石は虹色に輝いていてとても綺麗だったと聞いています」


鉱山にある鉱石で虹色といえば・・・あぁ、ルーグス輝石か。あれは確かそんな特徴をしていたし確かゲーム時に聖堂教会関係のクエストで受けた記憶がある。

輝石は鉱山で採れるにも関わらず神聖性をかなり含んでいて加工して身に付けると確か神聖属性が付与され状態異常に効き難くなるはずだ


「つかぬ事を聞くのですがその鉱石というのはすぐに採取できるものなのですか?」


ルーグス輝石の周りにはガーディアンとしてゴーレムがいたはずだがそいつはどうなっているんだろうか


「鉱石は一番深い場所にあったそうです」

「何か魔物とかが出ていたりとかはしなかったんですか?」

「鉱山の深さを増していくとかなり強敵と呼べる魔物が出るそうですね。あと一番奥にはゴーレムがいるらしいです」


やはりか

あのゴーレムが守護しているとなるとそれなりの強さがなければ全滅は必死だろう。この世界でのゴーレムの強さは分からないがゲームの時はレベルが200だったはず

そんなゴーレムがいるのが分かったのとよくそこから無事に帰れたなと発見者には賞賛を送りたくなってくる。


「よく発見した人は無事でしたね」

「かなりの人数で鉱山に入ったのもありますし王都に居ます金持ちの冒険者のほとんど使って探索したってのもありますね」

「なるほど。金持ちがいるのでしたら」

「シャルノさんにもお声が掛かっていたと思いますよ」


急に話題を振られたシャルノだったが、その依頼について思い出したのか首を縦に振っている


「確かに新たな鉱山探索の話はもらったが私は王都を守る騎士だからな。何かあった時に王都を守れないんじゃあ意味がないと断ったよ」

「なるほど」

「そんなこんなで鉱山探索をしていたんですが先程も言ったように一番奥まで行ったのはいいんですがそのゴーレムが予想以上に強く被害が甚大になる前に撤退したというわけです」


それならば発見した人も無事なのは納得ではある


「お話はわかりました。ですが、金持ち数名を入れた捜索パーティーでも壊滅するレベルのゴーレムを私が倒せるとも思わないのですが」

「ご尤もです。ですがシャルノさんの実力は金持ちよりさらに上の人です。まさに護国の剣という感じなのです。そんなシャルノさんに勝った貴方だからこそこのお話をさせて頂きました。どうかこのお話を受けて貰えないでしょうか」


え?そこまでシャルノって強かったのか


「あの時、全開でガロンの相手をしていたならあの周辺は焦土と化していたしな。だが、それでもあの時私は全開まで行かなくとも本気だったぞ それで全く歯が立たなかったのだ。全力で行っても勝てる光景が浮かばなかったさ。だから私からも頼む。これは王都の一員としてもお願いだ

危険なのは承知だがガロンならばエリオン様のお役に立てるはずだ 頼む」


そう言いつつシャルノが頭を下げてきた。そんなシャルノの頭を優しく撫でる


「俺としては家族のためにがんばるエリオン様に協力するのは吝かではないです

えぇ、この依頼お受け致しましょう」


そう答えるとエリオンは顔を明るくさせ、そこには歳相応の笑顔があった。


「ありがとうガロンさん!」

「ガロンでいいですよエリオン様」

「ではガロンと呼ばせてもらいます!俺のこともエリオンでいいです!」

「それはさすがに・・・王家の方を呼び捨てはまずいですから」

「王城ではそうでしょうが今は一介の冒険者です」


そう言ってエリオンは見つけてきた。まっすぐで力強い目をしている


「・・・わかった。なら、これからよろしく頼むエリオン。君の力になろう」

「!・・・ありがとう!」


二人で力強く握手をしこの日は解散となった。出発する日は2日後の早朝ということになりそれまで俺たちは王都を観光し物件を探したりデートしたりとそれなりに楽しんだ。

そして2日後の早朝、俺とエリオンは馬に跨り俺はアリーシャとシャルノに、エリオンはお付きのメイドと執事だろう人に見送られながら王都を出発した。


異世界さんこんにちわ~不死王だけど元人間です~ 王都編 第5説「初依頼」

次回の更新は火曜日頃を予定してます

少し修正してます

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