14話
因みに私がお気に入りのロシア機はSu-27とMiG-31です。
特にSu-27も良いのですが、Mig-31は重厚な雰囲気が大好きです。
噂だとオーバーシュートに効果があると言う話もあるコブラ機動って無意味説が実際のところは濃厚ですよね。
14話 一進一退の攻防3
むさしの46㌢砲と帯広の40㌢砲がほぼ同時に火を噴くと津軽海峡の戦いに参加せず、松島基地へ退避していた対艦ミサイルを搭載した空自F-1及びF-4EJ支援戦闘機と海自F/A-18戦闘攻撃機が空自F-15と海自F-14及び制空装備のF/A-18の護衛の元、人民艦隊に対して対艦攻撃を開始。同様に占領下の青森空港からSu-27及びMiG-31戦闘機に護衛された対艦ミサイル搭載のMiG-29戦闘機が飛来し、護衛艦隊目掛けて対艦ミサイルを放つ。
そして30分後、攻撃部隊が引き上げ、残った護衛戦闘機はお互いをレーダーで捉えるとすぐに中射程ミサイルを放つ。もっとも空自はAIM-120で、人民空軍はR-27であり、射程こそ同格だが誘導の方式はアクティブ方式かセミ・アクティブかで、空自有利であったが、人民空軍も被害を恐れずF-15やF-14を撃墜し、ほとんど互角と言える勝負を演じていた。
戦艦同士の砲戦が終わった頃、人民空軍の対艦ミサイルが最初に命中した新鋭護衛艦はたかぜやあさぎりは大破し、しらゆきは沈み、地方隊所属のおおいは影も形も無くなる感じで轟沈するなどの被害を被っていた。
だが人民海軍もむさしの砲弾でウダロイ級駆逐艦の洞爺がさっそく轟沈。他にも空対艦ミサイルで駆逐艦数隻が中破し、撤退。更には護衛艦ながとが放った対艦ミサイルが巡洋艦長門に命中。カップケーキの様な対空ミサイル射撃管制装置を破壊し、人民艦隊の防空網に穴を空けたのである。
むろん、こちらもやましろの第3ミサイル管制装置とその直後の20㍉CIWSにヘリ誘導室が破壊されるなどそれなりの被害を受けていた。
そしてはたかぜは耐えきれずに沈み始め、あさぎりも沈没まであとわずかな状況であった。
そして帯広にはむさしの砲弾が直撃し、最上部にレーダーを装備した大型多機能マストが破壊され、戦闘続行は困難となっていたが主砲は依然としてむさしに合わさっていた。
だが、むさしにも1発の対艦ミサイルが命中し、強靭な船体装甲を貫く事こそ無かったが、浸水で最高33ktのところを足を引き摺って27.6ktで航行していたのである。
釜石沖上空100㌔
南北両軍の戦闘機は中射程ミサイルをほとんど撃ち尽くし、格闘戦へ突入。旋回性に優れる人民空軍がやや優勢であったが、こちらも負けてはいない。
「流石、東側最強の空軍と言われるだけあるな………」
そう呟いたのは俺こと空自イーグル乗り桜井善雄少佐だ。俺が敵機を捜索していると突然、操縦室内にミサイル警報が鳴り響いたので俺は操縦桿を一気に左へ倒すと機体は左へ旋回しつつ閃光弾を放つ。
すると敵赤外線誘導弾を見事に罠にはまり、ミサイルはそこで誤爆する。そして俺はエンジン出力をわざと弱めて機体を減速さ、敵機の後ろについた。
「………フェニックス1!フォックス2!」
俺がそう言うと翼下に装備されたAAM-3がマッハ2.3の速度で敵へ迫る。敵機はプガチョフス・コブラと呼ばれる変則的な機動に入るも既に時遅し。プガチョフ・コブラが仇となったのか、90式空対空誘導弾はSu-27の胴体に直撃と言う形で命中。その爆風は機体や搭乗員を粉々に打ち砕き、残骸は海上へと落下していく
これが戦争だ。俺は敵への慈悲を殺して鬼となった以上、私情は見せない。やがてミサイルを撃ち尽くした南北両軍の残存戦闘機が自らが所属する部隊へ合流し、基地へと戻った。
俺が率いる部隊は18機のF-15と21機のF-1415機のF/A-18、計54機で構成されていたが、帰還が叶ったのは7機のF-15と5機のF-14にF/A-18が3機の合計15機であったが、こちらは30機中18機のSu-27を、30機中13機のMiG-31をそれぞれ撃墜し、釜石市沖の空戦は空戦史に残る互角の空戦となった。




