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青龍、ほくそ笑む

「チッ」

 さすがに手堅く、対子の〝西〟を落としてくる親父。


 続く純チャンも無難な牌を捨て


 さらに修も――いや、二筒だ。


 これに

「ロン! 立直一発、ドラ……お、裏ドラもだ!」

 思惑通りで笑いをかみ殺している青龍。


「さ、さすが青龍はんや。仲間の欠点を逆に利用しはるとは」

 純チャンも感心している。

 

 これに気を良くした青龍が一言

「誰かさんには、到底無理な点数だね!」


 これに目を剥く親父


「て、てめえら、組んでるんちゃうか?」


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