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青龍、疲れる

「落ち着いたかい?」


 トイレから戻ってきた青龍、その顔は蒼いままだ。

「な、何とか」


「でさ、あたしも彼を探してるんだ」


「そうか」

 肩を落とす彼に


「でも、あそこにいるってのは聞いてるよ」


 青龍、これに顔を上げ

「あそこ?」


「各階に麻雀の猛者がいる、十三不搭っていう塔」


「どこかで聞いた風な話だが。どうせ、それを上っていくんだろう?」


「そそ。で、その最上階にいるのが、かの有名な」


「誰?」


「〝怪人二十面張〟なんだ」


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