美しすぎる三人
慣れない会場の雰囲気に呑まれそう……
前世のアラサーの記憶なんてなんの役にも立たないわ……。
お家に帰りたい。
立食形態のお茶会で座席は決まっていないので、三人で話をしている。
三人お揃いの銀髪が珍しいのかしら…何だか目立ってる?
会場を見ていても銀の髪っていないものね。先ほどのお母様のお兄様がブロッサム家の血?だって言ってたわね…。
レアなカラーなのかしら?
それにしてもお兄様もフランもイケてるのよ!!周りの子たちは幼い雰囲気なんだけど、この二人は違うのよ!さすがお父様の子ね。この二人に囲まれていたら、流石に目立つわね。
フランの腕をキュッと掴む。
それにしても、ソフィア王女のお友達探しって大イベントね。
子供達が多いこと…何十人いるのよ?
流石に貴族の子女よね。みなさん大人しくまってるんだもん。
前世の子供時代ってこんなんじゃなかったわよ!女子が多いと騒がしかったわね。
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「兄様あいつら姉様の事見すぎじゃない?」
「あぁ。そうだな………」
「お茶会が本格的に始まってから気をつけなきゃだね」
「あぁ。そうだな………」
「どうしたの?兄様!しっかりしてよ!」
「お前、なんか感じない?視線」
「ん?視線なんて無視だよ。やる事あるでしょ?」
「視線が痛いって事、本当にあるんだな」
「無視しなよ」
「なんだろな……お前といたら安心するわ」
いつもの茶会の数倍の視線を感じるんだよな。
うちの妹は可愛い、なんなら弟も顔はいい。
毎回令嬢には囲まれるんだけど、マリーを見ていたら他の令嬢に目が行かないんだよ…。
ポンっとマリーの頭に触れる
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ヒソヒソヒソ………
「ブロッサム侯爵家のご兄弟よ」
「素敵よね」
「間に挟まれている女の子が噂の……」
「きっとそうですわね。」
「間違いないよ。銀の髪の毛なんて珍しいからね」
「美しい………」
「可愛い………」
「お近づきになりたい」
「殿下の婚約者候補筆頭という噂は本当かしら?」
「ソフィア王女殿下の友達候補と聞きましたが?」
「お体が弱いという事でご遠慮なさっていると言うお話ですわよ」
「こちらにも分があるんじゃないか!」
「挨拶だけでも!!」
「そうだな。名前だけでも覚えて帰ってもらおう」
「なんて、仲の良いご兄弟なのかしら……。弟君なんてずっと寄り添っておられますわよ」
「本当ですわね。あら?お兄様も負けずと寄り添ってますわね…」
「それにしても三人ともお美しい…」
「三人ともまだ決まったお相手は居ないという事ですよ。」
「殿下の婚約者よりも、わたくしは……」
「ちょっと抜け駆け禁止よ!」
「そうよ!そうよ!」
「なぁ、後から皆んなで挨拶に行こうではないか、私一人だと気後してしまうんだが…」
「女神すぎる侯爵令嬢だな……」
「あぁ。どうか殿下の婚約者に選ばれませんように……」
「チャンスはあるよな?」
「先ずはユーリウス殿から攻略するか?」
ヒソヒソヒソ…………




