077話 エリザベス王女殿下の立太子式典が催される。
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誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
レイバイン閣下は国王ヨディスにリキュウル皇国の処分について淡々と報告を行い、国王ヨディスはゼノン君に任せると丸投げをした。
「陛下、余りゼノン君に丸投げなさるのも如何かと思いますが」
「もう、良いではないか、下手に私が動けばゼノン君も遣りずらくなるだろうしの、此処までやったのだ最後までやれば良いではないか、但し必要とあらば手は貸すがな」
「そうですね、陛下には領地を管理する人材をお願いするのも良いですな」
「その辺は宰相に任せる。城の運営に支障がなければ、それで良い」
「はい、仰せのままに、それではこれから2ヶ国間協議に行ってまいります」
「うん、頼んたぞ」
国王ヨディスは執務室から宰相が出て行くのを見送る。
国王ヨディスはこれでリキュウル皇国との戦争の心配せんで済むと安堵し、これからの国の行末に希望が持てると期待をよせる。
宰相レイバインはネクトール王国の王太子リゼンドルとセレビア海洋公国の第1公子アディナスとのリキュウル皇国の割譲の協議を行う為に会議室へ向かった。
「大変お待たせ致しました」
「いいえ、此方こそ無理を言っているのは分かっているので」
ネクトール王国の王太子リゼンドルは神妙な表情で宰相に答える。
「そうですね、それではオークランド王国側のお考えを聞かせて貰います」
セレビア海洋公国の第1公子アディナスは緊張した面持ちで宰相の見る。
「先ずは此方の考えをお伝えします。先日リキュウル皇国の20程の街を制圧致しました。我が国はそのうち2つの街を領土に組み入れます。残りの18の街をこの地図に記した通りに貴国側に割譲致します」
宰相レイバインはリキュウル皇国側の地図を2人の代表に見せる。
「えっ、それは本当ですか、しかし、治めるにしても財源が・・」
「そうです。ですが本当に宜しいのですか、我々にこれ程の街を割譲しても」
「これは支援する為の条件です。嫌なら支援は致しませんが宜しいのですかな、リキュウル皇国を放置していたら幾ら支援しても水の泡となるだけです。そんな無駄な支援をする余裕はないのですよ」
「えぇ、そう言われると確かにそうですね分かりました。その条件を呑みます」
「うん、そうだな、この危機を乗り越えれば新たな未来が見えます」
「はい、我が国はリキュウル皇国から宣戦布告され戦時中ですからな、一刻も早く如何にかしたいものですからな、まだ1/3程リキュウル皇国は残っていますから、魔の森が覆って分断したけどね」
「それでは我が国と友好通商条約を締結させて貰ます。内容を読んでサインをお願いします。あぁ、支援の窓口は私の義理の息子のゼノン・イフライン・エドバンス辺境伯爵です」
「うっん、はいその方でしたら良く存じております。すいません妹を宜しくお願いします」
王太子リゼンドルはゼノンの名を聞いてドッキとして、妹を婚約者として受け入れた事に感謝する。
「はい、私もです。妹がお世話になります」
第1公子アディナスもゼノンの名を聞いて気まずそうな表情しながらも妹の事を婚約者として面倒を見て欲しいと切に願っていた。
王太子リゼンドルと第1公子アディナスの2人は友好通商条約の内容を確認してからサインをして、お互いに2ヶ国の条約を締結して控えを貰い受ける。
同日にディアス帝国のレディアス皇子夫妻とオークランド王国の国王夫妻との間で、和やかな雰囲気の中でエリザ夫人もアドバイザとして参加し友好通商条約は何事も問題なく条約が締結された。
斯うしてエリザベス王女殿下の立太子式の前に行われる公式なイベントは全て終わり、後は2日後に行われる立太子式と婚姻式典を行うだけとなった。
12の月30日を迎えてエリザベス王女殿下の立太子式がアスラン王都教会前の広場で特設ステージを増設して行われた。
アスラン王都教会の司教からエリザベス殿下に祝辞の祝詞が贈られ、終わってから聖職者が金の器の上に載せられてティアラを司教が白い手袋を付けた両手ティアラを取り、それか王太女のティアラをここ腰を低く屈んだエリザベス殿下の頭に載せた。
エリザベス王太女はティアラを頭に載せてから、民達に向けて丁寧に一礼してから真っ白い車体に金色で綺麗に王家の紋章が描かれ屋根のないパレード用の馬車に乗って、王都の街を周るパレードが行われた。
エリザベス王太女は馬車から小さく手を振り、街路の歩道側に並ぶ民達に笑顔を振りまきながら王城へ向かう。
エリザベス王太女は王城に到着すると控え室へ行き、純白のドレスに着替えて、支度が終ると純白の正装でエリザベスの隣に立ち、そのまま玉座に座る国王ヨディスと貴族達が整列して並ぶ謁見の間に並んで向かう。
婚姻式典と言っても、ただ玉座に座る国王ヨディスが玉座の間の前に並んで立ちゼノンとエリザベスの2人が玉座の座る国王ヨディスに一礼する。
「うん、表を挙げよ、エリザベス王太女、ゼノン・イフライン・エドバイン辺境伯爵、婚姻おめでとう。それでは貴族達にも紹介しようぞ」
国王ヨディスはエリザベス王太女とゼノンに婚姻の祝辞を述べ、それから貴族達に婚姻した2人が貴族の方へ向く。
「我が国の貴族諸君、此処にエリザベス王太女とゼノン・イフライン・エドバンス辺境伯爵が正式の婚姻し夫婦となるのを認めた。貴族の諸君らもしかと祝福しこれからの若い二人の支えとなる様に私からも頼む」
国王ヨディスはレッドカーペットで左右に並ぶ貴族達に正式に2人が婚姻した事に宣言する。
この貴族の中には当然ながらゼノンの父であるバーンズ伯爵も並んで見ているが、それでも息子のゼノンだと気つがいのだから本当に笑えるのであった。
「それでは婚姻式典は此処で終了とする。貴族諸君らここで解散する」
宰相のレイバイン閣下が婚姻式の終了を宣言して解散した。
この後は舞踏の間で祝宴の舞踏会が行われ、高位貴族夫婦から並び祝福を順番に受けたがゼノンにとっては辛い時間であったが、バーンズ伯爵夫妻からも祝福の言葉を頂いたが気分の良いものではなかった。
祝福の挨拶も漸く終わり音楽が流れてダンスも始まり、ゼノンもエリザベスと踊り、それからレティアとセレステアと合流して順番に踊り、エリザベスのレティアとセレステアと合流して息抜きをしていた。
祝宴の舞踏会は3時間程で終わり随分と長く感じられたが、その後は国王夫妻とのお茶会とかがあり、かなり遅い時間まで掛ってしまった。
漸くエリザベスとレティアとセレステアの3人と控え室へ戻るとドット疲れが出た。
「ふぅ~、やっと終わった。エリもご苦労様」
「はい、この後は少しゆっくり出来ますね」
「年明けの15日の新年を祝う王家主催の舞踏会がありますけど」
レティアが年明けの15日に王家主催の舞踏会があると2人に伝える。
「あぁ、それも出ないと不味いか」
ゼノンは基本的には貴族の集りに参加するのは嫌いである。
「ゼノン様、これから高位貴族の舞踏会にはエリと2人で参加しなければなりませんわ」
レティアはゼノンの気持ち察するも、これも王太女の夫の務めだと諭す。
「そうですよね、暫らくは顔見せの為に出席しなければいけませんね」
セレステアも王家の一員として貴族達に顔を覚えて貰い、支持を得るのも大切な務めだと伝える。
「ただなバーンズ伯爵の所だけは行きたくないな」
「私もその家の者には関わりたくないですわ欠席致します。不愉快だわ」
「アハハ、よっぼとゲノンの事が嫌いなんだな」
エリザベスの反応が本当に嫌っているのが見て分かった。
「えぇ、下心が見え見えでしたわ、それに嫌らしい目つきで見られて鳥肌者です」
エリザベスは本気で鳥肌が立っていて、とうやったら王家の者に此処まで嫌われるのかと思った。
「そうね、別に全ての舞踏会に出席する必要はないわ、嫌な家の舞踏会は欠席為されれば良いわ、自分達の置かれている立場が理解できるはずですわ」
レティアは王家に嫌われているという自覚を持たせるのも大切だと思っいる。
その日は流石にいつもより聖域に帰るのが遅くなり、他の妻達には先に休んで貰う様に伝えてあったので、ユラン達は自分の部屋で既に休んでいた。
ゼノンはエリザベスとレティアとセレステアの3人とお風呂に入り、妊婦のレティアとセレステアの2人は自室へ行き休んでもらい、寝室にはエリザベスと2人で閨を共にしてから休んだ。
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