075話 立太子式典の前にゼノンの2ヶ国の嫁候補と妻代表のお茶会
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誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
エリザベス王女殿下の立太子式典の開催まで後10日となった20日の夕刻になり、ディアス帝国のレディアス皇子とリスティ皇子妃は王都のエドバンス公爵邸に馬車での長旅を経て到着し、立太子式典が終わった2日後まで滞在する事になった。
その翌日の21日にはネクトール王国とセレビア海洋公国の一行も馬車の長旅を経て王城の敷地内に在る迎賓館に到着して、立太子式典が行われた翌日に朝まで宿泊する予定である。
22日の朝に両国からエリザベス王女殿下の夫となったゼノン・イフライン・エドバンス辺境伯爵へそれぞれ第2王女ミスティと第3公女メルティの婚姻の打診を受けた。
王城ではゼノンへの婚姻の打診を両国から受けて、大騒ぎとなりレイバイン閣下が直ぐにイフライン商会王都支店にいるエリザ夫人に使者に書簡を持たせて送り、両国からゼノンへの婚姻の打診を受けた事を知らせて対応をする様に頼んだ。
「はぁ~、参ったわね」
エリザは夫からの書簡を読んで頭を抱える。
「あら、お母様、如何なさったの」
レティアは学園が冬季休暇に入りセレステアと2人で、エリザの元へ訪問していた。
「うん、そうね叔母様、書簡を読んだ途端に顰めて何か問題でもあったのですか」
「そうね、ネクトール王国とセレビア海洋公国の両国からゼノン君に王女と公女との婚姻の打診が来たそうよ」
「えっ、婚姻!婚約ではなく、行き成り婚姻ですか」
「そうね、対応って言われてもね」
「アハハ、ルアン様の予言が的中したわね、如何すれば良いかしらね、ルアン様に相談しましょうか」
セレステアは困った時のルアン様頼みで相談しようと提案する。
「そうね、レティア悪いけどルアン様を呼んで来てくれる」
「うん、そうね、それが1番ベストかもね」
レティアは直ぐにゲートミラーを通り聖域に戻りルアンを呼びに行った。
レティアがルアンを呼びに行っている間にエリザ夫人は流石にゼノン君の名が知れ渡っている事を痛感して、今後の対策を考えないとダメな時期に来たと判断する。
「お待たせしました。事情はレティア様から聞きました。明日にでもユランさんとレティア様とセレスア様の3人で両国の嫁候補とお茶会をして下さい。それで3人が気に入れば婚姻を認めましょうか」
「あら、ゼノン君の意思は確認しなくて良いのかしら」
「必要ありません。今までゼノン様が自ら選んで積極的に妻にした事はありません、周りが認めればゼノン様は受けます。妻達から反対されたら婚姻は受けません」
「でも、仮に私達が反対したとして、女神様のお導きなのですよね、反対しても良いですか」
「妻の反対なら問題ないわよ、女神様だって妻同士の諍いは望んでません。ゼノン様が一方的に拒んだ場合のみ罰が下るだけです」
「そうなの、うふふ、何かゼノン君が可哀そうの思えるわね、拒否権が無いのは辛いわね、それじゃ先ずは妻3人との面談を兼ねたお茶会で判断すると言う事ね、良いはそれで対応するわね」
エリザ夫人は宰相のレイバイン閣下に【明日10時王城の庭園でユランとレティアとセレステアの3人と婚姻希望の2人と面談を兼ねたお茶会の開催を要望】を記した書簡を送った。
宰相のレイバイン閣下はエリザ夫人からの書簡を読んでゼノン様の妻であるユランとレティアとセレステアの3人とのお茶会を婚姻希望の2人と面談を兼ねたお茶会を開催し婚姻の成否を決める案を採用して両国に通知を出した。
レイバイン閣下は仕事を終えて公爵邸に帰ると、ダイニングルームでレディアス皇子夫妻の2人と席に座って待っていたエリザ夫人に誰の提案かを尋ねた。
「只今、待たせたね、ところでエリザ、あの案は誰れの差し金かね。凄く良い案だと思って感心したよ」
「うふふ、ルアン様よ、流石に私もちょっと思いつかなくてね、セレスがルアン様の知恵を貸して頂いたらと言われて頼んだのよ、私も妙案だと思ったわ」
「そうか明日は王城内の庭園でお茶会のセッティングは10時からとして準備をさせているよ」
「しかし、ゼノン様も大変だな確か今は11人だろう、男としは羨ましくもある反面、とてもじゃないけど俺には無理だな妻はリスティ1人で十分だよ」
「うふふ、レディアスも言う様になったじゃないの、女神様のお導きには逆らえないのよ、ただルアン様の案なら拒むことが出来る唯一の方法なの、ただ公平性は担保しないとダメみたいだけどね」
エリザ夫人は明日のお茶会が如何なる結果になるのか楽しみでもあった。
お茶会の日になりユランは仕事を休んでお茶会に参加する為にルアン様から素敵なドレス一式を用意して頂いて、3人でお揃いのゼノンの瞳の色の豪華なアクセサリーを身に付けて着飾った。
レティアとセレステアもそれぞれルアンに新調して貰い、ユランと同じ豪華なアクセサリーを身に付けて着飾り、王都の公爵邸に3人でゲートミラーを通って向った。
エリザ夫人は3人の娘を見て微笑みながら合格点を出して、玄関先まで同行して公爵家の馬車に乗って出掛けて行く3人を見送った。
王城の中庭にセッティングされたお茶会が行われるテーブルには5分前に到着して先に3人で並んで席に座ると、少し遅れて2人の令嬢が並んで姿を見せて互い立ち上がって挨拶を交わし着席した。
「それでは時間ですので私から自己紹介させて頂きます。私はゼノン様の1番目の妻ユランと申します。ゼノン様と2人でイフライン商会を創設し副会長と兼務でエドバイン領都の支社長を勤めてます」
「私は2番目の妻レティアと申します。エドバンス公爵家の後継者です。学園を卒業後に後継者として領の管理と王都支店の支店長を勤める予定です」
「私は7番目の妻セレステアと申します。帝国皇女でもあります。学園卒業後はイフライン領都の管理と本社管理と帝国との商会との窓口担当致します」
「私はネクトール王国第2王女ミスティと申します。本日は宜しくお願い致します」
「私はセレビア海洋公国の第3公女メルティと申します。本日は宜しくお願いします」
斯うして参加者5人の自己紹介が終り、これからはゼノンの妻3人からの質問と、ゼノンとの婚姻に付いてどう思っているのかを尋ねて行く。
「あの、それでは私からお2人に質問します。ゼノン様は此度のエリザベス王女殿下の婚姻が成立した事を含めて11人の妻がいます。多妻の所へ嫁ぐ覚悟がお2人にお有りですか正直に答えて下さい」
「はい、正直言って分かりません。ただリキュウル皇国の皇族が滅亡した事で私の婚約者皇子リンクス様だったのですか、大きな岩石の下敷きになったとかです。それで嫁ぎ先がなくなり経済支援を受けたくて国の民を護りたいのです」
「私も正直分かりません、リキュウル皇国が内乱に陥り難民が我が国に大量に来たのですか、残念ながら長年のリキュウル皇国の圧力で財政は常に火の車でして崩壊寸前です。だから私がゼノン様の噂を頼りに来たのです」
「う~ん、それだったら婚姻しなくても経済支援を受ければ問題ないじゃない。そのくらいなら協力するわ、リキュウル皇国を崩壊させてのは私達だもの」
「うん、そうね、それにお飾りの妻は不要だもの、ゼノン様を支える能力がなければ歓迎できない。経済支援なら致しますわ」
「そうね、でも、その前にリキュウル皇国の整理が必要ね、地図上から抹消しなければダメみたいね」
ユランは2人の国がリキュウル皇国が原因だと知り、支援する前に整理しないと支援しても効果が出ないと判断した。
「そうね、支援してもね、元を糾さない全部泡となって消えるだけね、それでリキュウル皇国は今は内乱状態なのね」
セレステアは2人にリキュウル皇国が如何いう状況が聞き出して作戦を練る事にした。
それからユラン達3人は2人からリキュウル皇国の状況を知り得る限り情報の聞き取りを行い、今後の対策と経済支援の仕方について検証する。
両国の特産なりを聞いて利用できる物品を交易として買取り、経済の自立して発展できる構造を構築していく支援の形を考えてく方針を話合った。
第2王女ミスティは婚姻が無理なら婚約者として、イフライン商会の従者として雇用して頂き商人として修業させて下さいと懇願された。
第3公女メルティも婚約者としてイフライン商会に従者として修業させて下さい、いつか公国の為に貢献できる様になりたいと懇願された。
今回のお茶会では婚姻は時期早々と言う事で保留となり婚約者としてイフライン商会の独身寮に入居して貰い商人としての修行させて、両国の支援の手伝いをして貰う事になった。
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