066話 姫騎士ユリアの想い
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
ユランとルアンの2人によって聖域に保護された姫騎士ユリアはユランの看護を受けて気が付くと、ルアン様が作って頂いた美味しいお粥をユランさんの手によって一口食べると不思議と体内から温かくなって力が湧いてきた。
ユランさんに口まで運んで頂きながら食べていたけど、身体が動ける様になったので途中から自身で食べることして貰った。
「うんん、美味しいです。もっと頂きたいです」
ユリアは美味しいお粥がもっと食べたくなっておかわりを思わずしてしまった。
「うふふ、流石は我が主の10人目の妻になる方だわ、喜んでお作りしますわ」
ルアンはユリアからおかわりをお願いされて笑顔になり、嬉しい層に部屋から出て行く。
「あの、私は何方かの10人目の妻になるのですか」
「えぇ、女神様のお導きに寄ってね、私は1番目の妻よ、先ほどのルアン様は夫の従魔でもある神獣アラクネスです。女神様の声を聞く事の出来る眷属でもあるのよ」
「あの、ここは何処なのですか」
「ここは夫のゼノン様が創った聖域の中に在る屋敷です。聖域は魔境イフライン大森林の最深部に在るのよ、身体が元気になられたら見て周れば良いわよ」
「そうですか、やはり私は飛ばされたのですね、私がゼノン様の10番目の妻に女神様が選んで頂けたのなら妻になる事を受入れます」
「そう、私達妻はゼノン様を支え共に人生を歩み子を出産する事です。ゼノン様は女神様に加護を持った子を20人以上をこの世に残すノルマが課せられているの」
「えっ、それはそれで何んと言って良いのか・・・大変そうですね」
「うん、ゼノン様は可なりのプレッシャーを感じているみたいね、傍から見ると可笑しいですけど、私には男の子だけどゼノスが居るの可愛いわよ」
「そうなのですか、既に1人をお産みになっているのですか」
「うん、ただね加護を持った子を産むためには、ゼノン様と閨を共にし性魔術で加護を分けて貰い、加護を持った子を産むのに耐えられる様に身体強化するの」
「そうですか、ユランさんは普段はどう過ごしていらしゃるのですか」
「私は普段はオークランド王国の公爵領都で、ゼノン様が経営するイフライン商会領都支社で支社長を勤めてお仕事をしているの、今日はユリア様をお迎えする為にお休みしたのよ」
「お仕事を私の為にですか、それは申し訳御座いません。私も何かお仕事をさせて貰えるのでしょうか」
「うん、多分だけど領地経営の仕事を手伝って貰うと思うわ、貴族に子爵位に叙爵されて領地を頂いたのは良いだけど人手が足りてないの、いまでは伯爵に叙爵を先日受けたばかりです」
「そうなのですか、きっとゼノン様が加護を持っていらしゃるからなのでしょうね」
「うん、そうね見ているとヒヤヒヤするけど、直ぐに無茶をします。変に神かがっている夫を持つと大変ですよ飽きませんけどね」
「うふふ、何だかユランさんの話を聞くとゼノン様の妻になるのも良いのかなと思えました。これから宜しくお願いします」
「うふふ、此方こそ宜しくお願いします。私以外では公爵家の令嬢と帝国の皇女様のお2人は学園に通ってます。2人が領地経営のお手伝いで、私を含めた5人が商会でお仕事をしてますよ」
「お待たせしたわね、はい、愛情タップリに作りましたから、どうぞお腹いっぱい食べて下さいね」
「うふふ、ルアン様の作る料理は全て美味しいですもの」
「それでは頂きます・・・う~ん、本当に美味しいです・・・」
ユリアはルアンが作ってくれたお粥が胃に染み渡る感じで活力を与えてくれるようにも思えて残さず完食をする。
ユリアはお粥を完食すると不思議と元気になり起き上がると、ルアンからネグリジェを脱ぐ様に言われて裸になると、ルアンの手に依って瞬く間に下着と肌着が何時の間にか着せられていて騎士服が一瞬で着ているのに驚く。
騎士服を着るとユランとルアンの2人に聖域の中を案内して貰い、様々な物を作る工房を見せて頂き、今まで見た事のない大きな魔道具が次々と商品を造り出す光景がユリアに取っては圧巻に感じ驚きの連続だった。
ゼノンの運転するワンボックスカーで公爵家本邸に到着ると、邸内に入りリビングルーム室内に入るとソファーに4人で座り、メイドか淹れてくれた紅茶を飲んで一息入れた。
エイリンは暫らくしてから支社に行き、そこからゲート門を通ってマーリンアーナ支店に行くと直ぐに執務室のデスクで仕事を始める。
ゼノンもレティアとセレステアと共に王都の公爵邸に帰ると、エリザ夫人がリビングルームの中で紅茶を飲みながらレティア達の帰りを待っていた。
「あら、お帰り、初陣はお見事みだったみたいね、伊逹に魔境イフラインの大森林の最深部で魔物の間引きをしていた訳ではなかったと言う事かしら」
エリザ夫人は無事に帰って来てくれたレティアを見て、安心するも先日に娘に出陣を言い渡した夫に対し憤りを感じていた。
「あの、お母様ひょっとして怒ってますか」
「えぇ、あぁ、別にねレティアに怒っている訳じゃないけど、主人にね憤りをね感じたのよ、可愛い娘に何を命じているのかとね」
「うん、でも、それは仕方がないじゃないですか、私は公爵家の後継者ですもの、私もお父様と同じ立場でしたらきっと娘のエトレアに命じると思います」
「そう、レティアが何だか何時の間にか立派になってたのね、何だか少し淋しい気もするけど」
「お母様、ところで陛下はまだ戦争を続ける気なのでしょうか、何か情報はありませんか」
「えぇ、もう終わりにするそうだけどね、ただね・・・・」
エリザ夫人は途中まで陛下の考えを話し、ふとゼノンに視線を向けて黙り込む。
「あの、俺に何かあるのですか」
「ふ~ん、占拠した国境の街をゼノン君に統治を任せると夫に命じたそうよ、これはまだ先だけど、第1王女エリザベス様との婚約の可能性もあるそうよ、如何やら加護持ちだと気付いたみたいね」
「えっ、そんな事はないと思いたいですけど、それにエリザベス王女だっていくら政略でも受けるとは限らないのでは」
「甘いわよゼノン様、エリザベス王女様わねレティの事が大好きなの、私と同じくらいに動悸は私と一緒よ、もしゼノン様と婚約しなさいと言われたら喜んで受けるわよ」
「そうね、ただの種馬よ、それに陛下はゼノン君を王家に縛りつける気はないと思うわよ、縛り付けたら王国に取っては大きな損失になるとお考えだわ」
ゼノンはエリザ夫人から飛んでもない話を聞かされ11人目の妻が確定し、ゼノンが描く家族とのハッピースローライフに暗雲が漂っているかのように思えた。
夕方になり疲れた帰って来たレイバイン閣下はリビングルームに入って来ると、ゼノンの顔を見て苦笑を浮かべながら、国境の街とその周辺の領土の統治権利証を手渡した。
「いや~、すまんねゼノン君、これは王命だからね、私も出来る限りの事は協力させて貰うからね」
「アハハ、やはり母上の言った通りになりましたか」
「それとね、エリザベス殿下が私の執務室に乗り込んできてね、レティアお姉様に様に早く子作りしたいとね、流石にそれは無理だと陛下がお許しになるはずか無いと止めたのだけどね」
「えっ、流石にそれは・・・・陛下はエリザベス殿下を止めてくれますよね」
「いいや、それがだな、婚約の話は陛下の方からしたからね、エリザベス殿下がゼノン君と早く子作りしたいと言えば認める可能性が半分くらいあるかな」
ゼノンはまさかと思うけど可能性があると聞いてガックリと肩の力が抜けてしまい、これも女神様の仕業なのかと疑いたくなる心境となった。
その後は聖域にゼノンだけ帰りユリアに会い、夫婦の契りを交わせて頂きますとハッキリした口調で言われたので受けるしかないので引受け、国境の街の運営を頼むと快く引き受けてくれた。
その晩の閨の時間になりユリアと夫婦の契りを交わし、その翌日には貴族院へ行きユリアとの婚姻誓約書を提出し、国境の街の統治者の代理人としての権限の登録もした。
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