062話 マーリンアーナの投資にGO
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
ゼノン達は商業ギルドを出てから少し歩いた所に在る冒険者ギルドの扉を開けて中に入るとガランとして活気が全く感じられなかった。
「う~ん、冒険者ギルドでも寂れると、こんな感じなんだな」
ゼノンは冒険ギルドの中に入ると外観は普通だったけど中に入るとガランとしていた。
「うん、まさに寂れてる」
エトワは周りを見てポツンと一言云うだけであった。
隣接しいる酒場にも人気がなく厨房には誰も居らず、1人だけ料理人らしき叔父さんが客席のテーブルで座って居眠りしていた。
それと職員の数も受付カウンターが5つあるけど、1つのカウンターに1人の受付嬢だけで、後方の事務所には2人の女性職員が暇そうに座っているだけどゼノンは受付嬢に用件を伝えた。
「あの、こんどこの街の領主になったゼノン・イフライン・エドバンス子爵ですけど、ギルマスに挨拶に来たので面会を頼みたい」
「あっ、はい、分かりました。それでは案内致します」
受付嬢は下を向いて呆けていたので、ゼノンに声を掛けられなかっら気が付かなかった。
受付嬢の案内でカウンター脇の廊下へ向い歩いて2階に上がり、2階の廊下歩きギルマスの執務室に向い、受付嬢が執務室のドアをノックをする。
「ギルドマスター、新たしい領主様がお見えになりました」
「はい、どうぞ入って良いわよ」
「どうぞ、お入りください」
受付嬢はドアを開けてゼノン達3人を執務室の中に招き入れる。
「これは如何もお越し頂いてご苦労様です」
「あぁ、俺はこの街の領主になったゼノン・イフライン・エドバンス子爵です。宜しく頼む」
「私はギルドマスターのバイカルよ、え~と、イフラインって言ったかしら」
「はい、俺の本業はイフライン商会の会長です。今度この街の海産資源を使った事業を始める為に、この街の統治の権利を王家から買取りました」
「そうなの、イフライン商会なら私でも噂は耳にするわよ、この街で事業ね、この街も先代の領主様の時は、それなりに栄えていたらしいけどね」
「それよりも、この辺りでは魔物とかは、どんな感じなのですか」
「この辺りの森は一角ラビットとか犬ころくらいで大したことはないわ、寧ろ盗賊の方が問題かしら」
「そうか、盗賊ね、魔物より厄介だな、盗賊が組織として、どれくらい居るか推測で良いですから分かりますか」
「無理ねいくら捕縛されても次から次へと湧き出てくるわよ、この辺の街や村が貧しいからね」
「う~ん、そうか、まぁ、追々解決していくしかないな、知り合いの奴隷商会でも呼んで臨時の支店でも出して貰おかな」
「あらね犯罪奴隷として売れ捌くと言う事なの余裕ね」
「そうですね、俺は剣と魔法も覚えがありますから強いですよ」
「うん、ゼノンは凄いフォーライズの鱗を持って来たし、アーバラインの鱗も沢山、凄い錬金術師にとって龍の鱗は最高の素材よね」
「いやいや、どちらも伝説の神龍じゃないの、本当なの」
「それじゃ、これがアーバラインの鱗で、こっちウォーライズですよ、熱いから気を付けて下さい」
ゼノンはアイテムボックスから先にアーバラインの鱗を1枚取り出しテブールの上に見せて、フォーライズの深紅の高熱の鱗は宙に浮かせて見せた。
「うっわ、アッ、熱い、アツ、これがフォーライズの鱗なの、お願いも仕舞って、ふぅ~、アイテムボックス持ちって流石に商人ね、これがアーバラインの鱗か、ふぅ~、もう好いわ」
ギルマスのバイカルはフォーライズの鱗の熱さに当てられ、直ぐに仕舞う様にゼノンに訴え、仕舞うとテブールの上に置いてあるアーバラインの白銀の鱗を見てからゼノンに返す。
「あっ、そうだ確か村が3つ在るが場所が分かる地図はあるか、後は人口も分かれば教えて欲しい」
「村ね、だいたい40人前後の貧しい小さな村よ」
「そうか、なら俺達が最近創った領都に移住させようかな、農作を任せたいだよな、俺の領都に住めば1年中食うに困らずに済むからな」
「そうですよね、裸一貫でも直ぐに衣食住に困らず住めますよ」
レイズは自身が領都を管理するので領都のことをアピールする。
「それじゃ、地図をどうぞ」
ギルマスのバイカルは棚の下の引出から地図を1枚取り出してゼノンに渡す。
「うん、有り難う、因みにこの街はマーリンアーナと改名したから看板を直してくれるか、それじゃ、失礼するぞ」
ゼノンは地図を貰い執務室を後にして冒険者ギルドを後にした。
冒険者ギルドを出るとアイテムボックスから魔導車を出して海岸線へ行って、浜辺まで近くで魔導車を停車してから、ゼノンは下りて海水の波が届く所まで行き、海水を指先に付けて舐めると塩の味がした。
「これなら海水から塩が出来るな、うん、遣ることが1つ決まったな」
ゼノンは海水の塩味を舐めて日本の海を思い出した。
それから魔導車に乗って地図を見て3つの村を見て周り、畑の作物が育ちも良くなく民も全員が痩せこけていたので、直ぐに領都の農園区画に村単位で移住させた。
ズダン村の村人が36人で次のセレズ村が41人でビレル村では39人と村人の数も少なく、ただ行く当てもないから残っただけだと言う事なので総勢116人の村人を移住させた。
その日は3つの村の村民達を移住させて家屋の割当と魔道具の使い方を教えていると日が暮れて来たので、そのまま聖域に屋敷に3人で帰った。
代官に就任するリズモンド夫妻と家臣達は引越しの準備をしてるので、3日後にはマーリンアーナに引越す事が決まった。
交易商の廃業すると聞いた贔屓にしていた2組の夫婦の4人組の冒険者パーティーも引退すると小耳に挟んだので、衛兵として雇用して領主邸の敷地内にある別邸に住んで貰う様にした。
ゼノンは昨日に続きエトワとレイズの3人を連れてゲート門を通って領主邸の屋敷の地下に転移してきて、領主邸から出るとメイン街路に広い敷地がないか探した。
流石に街中には見当たらなかったので、領主邸の傍に在った広い空き地に商会の店舗と倉庫と駐車所を建て、事務所の中の執務室にゲートミラーと倉庫にはゲート門を設置した。
領主邸の車庫には子爵家用の魔導車には剣と魔法の杖がクロスし、その間にグリフォンの顔の図案の紋章付けた黒のワンボックス車と紋章無しの紺のワンボックス車と軽ワゴンの3台を車庫に格納した。
それから街路を3人で歩き店先で魚の串焼きが在ったので、3人分を買い食べ歩きして、店先で何が売っているのか見て歩くる。
「うん、塩が効いてて美味いな」
ゼノンは海の魚を食べてのは日本で住んでいた時以来かと思うと、懐かしくなり味わって食べる。
「うん、美味しい」
「そうですね、お父様の外国に行った以来です」
エトワとレイズも魚の串焼きを美味しそうに食べていたのを見て、物流が発展してない世界では内陸部に住んでいる者達に取って海の幸を味わう事が殆んど無いので、それを可能にする事をゼノンは考えている。
ゼノンは街の中を歩いて海岸へ向かって行き、製塩工房を建てられる敷地がないか探しながら領民の漁師にも話を聞く事にした。
「あの、すまないけど、俺は今度この領地で事業をする為に見に来たのが、どこか海の傍に工房を建てられる空き地はないか」
「はっ、此処で何を作ろってんだ、魚しかないだぞ」
「あぁ、魚も加工して王都で売るが、海水で塩を作るんだ」
「ハッ、塩って岩塩から造るじゃないのか」
「そうか知らないのか、出来るだけどな、一緒に来てくれるか」
ゼノンは漁師を2人を漁港に連れて行く。
ゼノンは漁港に着くと漁師の前で魔法と錬金術を行使して大量の海水を宙に浮かせ特大の水球を造り出し、水球の周りで火魔法で炙りながら風魔法で蒸気を吹き飛ばしいると萎む水球が小さくなって消えて行くと白い粉が残り、白い粉を手の平にのせた
「これが塩だ。舐めてみろ」
「どれ、えっ、本当だショッパイ塩の味だな」
「納得した。蒸気もタンクに流しながら冷やすと水になるが、それを貯水池に溜めて行くと農業用水にも使えるぞ」
「それを工房で塩を作ると言う事か、面白いな」
「だから俺に協力してくれれば生活が楽になるぞ、仕事になるし他にも事業が広がる要素がある。工房で働けば給金を払う、海は逃げない1年を通して仕事が得られるぞ」
「あぁ、そうだな、良いだろう協力できるところは協力しよう」
ゼノンは領民の1人でも協力者が欲しいところなので漁師でも協力者になってくれれば、それなりの戦力となるはずだと考えている。
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