055話 大型魔導工房の工房長に元宮廷鍛冶師レイジスにお願いする
この作品を選んで、お読み頂きありがとう御座います。
誤字脱字があると思いますが、出来れば誤字報告して頂ければ幸いです。
この物語はフェイクションです。
物語中の世界観は独自の世界観で書いておりますので、法律、慣習、習慣、常識等に異質な部分が多々ありますが、其れを含めて楽しんで読んで頂きたいと思います。
イフライン商会王都支店の新店舗が開業してから、1日の売上が予想を上回る勢いで常に1億ランドを越える盛況ぶりで1週間が経過した。
貴族の女性の心を鷲掴みにしたのか50万ランドのドレス一式も日々順調な売行きで推移しており、化粧品や香水も順調で聖域の薬事工房の化粧水等を作る魔道具も時間内でフル稼働している。
エトワも小型魔導冷蔵庫と製氷機を錬金術を駆使して時間内でフル稼働しており、ゼノンも手伝いエトワの機嫌を損なわない様に気を配っている。
「ゼノン、もう私疲れた。何時までこの状態が続くの」
「あぁ、すまん、これから大型魔導工房を建てるから、もう暫く耐えてくれ、俺も極力手伝うようにするから」
「約束よ、ルリを愛でる時間が取れない、癒しが足りてない。ゼノンでも少しは癒されるけど、それでも全然癒しが足りてない」
「うん、それって回数を増やせと誘ってるのか」
「そっちは3回で十分だから、それ以上されても感じない気を失うから」
エトワはセノンがトンチンカンな事を言うからホッペを膨らませて抗議する。
「なんだ。あ~、研究時間が欲しいのか」
「そう、正解。全然研究する時間ない欲求不満が溜まるの」
「あぁ、なるべく早く手が空けられるよう善処するからね」
ゼノンは予想を上回る売行きで嬉しい悲鳴を上げているけど、このままではいけないと、大型魔導工房を新たに建造して生産ラインの構築に着手した。
いずれは魔導車も生産する予定なので魔導高炉を造り、鉄板を作る生産ラインを造りだし、次にエンジンと魔晶石を覆う為のミスリル合金を造る工程ラインを造り、魔鉱石から魔道具を動かす動力源となる魔晶石を造る工程を造った。
それぞれの金型を造り出して、各種魔導車ラインを1ラインと各種魔導冷蔵庫生産ラインを2ラインと製氷機ラインを1ラインと各種魔道具ライン1ラインを造った。
他に留め金やボルトとナットなどの小物部品を生産するラインを5種類の工程ラインも合わせ造設した。
それに必要な治具と溶接機と特殊工具等を造り、出来るだけ工房で生産が出来るようにしてゼノンとエトワの負担を減らす様にした。
ある程度準備が出来たところでエスワン奴隷商会に30人の補助要員として奴隷の手配を頼み、3回に分けて買取って、ゼノンとエトワが指導して各工程の作業を教え込んで行った。
「ゼノン、これはこれでめんどい」
「そうは言っても仕方がないだろう、覚え貰わないと永遠に手が空かなくなるぞ」
「ウッ、それはヤダ、もう少し頑張る」
エトワは人に何かを教えるのが苦手なので奴隷達に教えるのがストレスに感じていた。
そんな所へ偶然にも良いタイミングでルクトオール王国から宮廷鍛冶師レイジスが罪人として魔境イフラインの森の中に在る転移陣に飛ばされたところをルキスが餌の魔物を狩りに行っている時に拾ってくれた。
ルキスがゼノンとエトワの所へ走って来て口にくわえていた男をそ~と床に置いて、直ぐに餌になる魔物を狩りに森の方へ走り去っていった。
「うん、何だまた流刑されて来たのか『鑑定』おっ、エトワ、この人は宮廷鍛冶師だって凄い人材だよ、直ぐに治療しよう、きっと役に立つよ」
「うん、分かった。ゼノンに任せる」
「何だよ、俺に全部押付けるのか」
「無理、私が男が苦手なの知っているでしょう、ゼノンだけなの」
「あっ、そうだったけ忘れてた。それじゃ、ルアンを呼んで来てくれるか」
「うん、わかった」
エトワは倒れている男をチラと見てたからルアンを呼びに行った。
ゼノンはエトワが走り去って行くを見て、直ぐに傷だらけの男に治癒魔法を掛けて治癒させて回復ポーションを口の中に少しずつ流し込んで行く。
その男が来ているのは囚人服なのかボロボロで、背中とか腹部にも傷が無数あって鞭打ちとか棒の様な物で殴られた感じだった。
「おっ、この男か、残念だったなゼノン様、女でなくてね」
ルアンは茶化す様にゼノンに冗談をかます。
「ルアン、冗談は止めてくれよ、チャンと子作りもしているだろう、7人も居れば十分だよ、それで寮の空き部屋に連れて行くから手伝ってくれるか」
「そうね、ふ~ん、役に立ちそうね、これは女神様からのお贈物かもね」
ルアンは気を失っている男を神眼で見て、かなりの技術を持っているのが分かった。
「エトワ、悪いけど後は頼むよ」
「うん、任された」
ゼノンはルアンの手を借りて男を大型魔導工房をの従者用の寮の空き部屋に連れて行きベッドに寝かせて囚人服を脱がせてから身体を綺麗にしてからルアンに頼んで服を作った貰い着せて暫らく様子を見た。
「うっ、うんん、ハッ、此処は何処ですか」
「ここは魔境イフラインの大森林の最深部に在る聖域だ。俺はこの聖域の主のゼノンだけど貴方の名は」
「俺はレイジスだ。ルクトオール王国で宮廷鍛冶師をしていたが。王女暴行容疑で捕まり拷問の後に流刑にされた様だな」
「私はルアンよ、それで王女暴行容疑って、普通なら不敬で死罪じゃないの」
「あぁ、ただその王女も悪女で知られてまして、ましてや実際に暴行されたという割にわね、実際に触れてないのは証人がいたので自作自演だとは分かってたので死刑にはならなかっただけで・・・・」
レイジスはそこからの後の事を語り始めると、ただシュティア王女の裸を見てしまって、それだけでも罪になるので責任を取って王女を娶れと陛下から言われたけどキッパリと断りました。
レイジスが語り始めたので部屋の中のミニキッチンでうお粥を作り始めて、味付けをあるていど整えてからとろ火でゆっくりと炊く。
レイジスが即答でキッパリと断った事で陛下の逆鱗に触れて投獄され、シュティア王女を娶れば解放すると陛下が言ったそうです。
暴行容疑で捕まる1週間前に裏庭で偶々シュティア王女がメイドに小瓶を渡して何かを命じていたのを見かけて何かを企んでいると察した。
なのでメイドの後を追って付いて行くと厨房の中に入り料理人に『水を分けて欲しい』と言って少し目を離した瞬間に料理中の鍋に小瓶の中の液体を入れたのでメイドに何かを入れただろうと声を荒げて行ったのが原因だと話した。
メイドは毒物混入の罪で捕まり投獄された夜中に服毒自殺されてしまい、レイジスはその翌日から急に仕事が増えて徹夜も何日かした時にシュティア王女の私室に呼ばれてた。
その時に警戒しなければいけなかったが徹夜続きで集中力が散漫なっていたのもあり、そのままシュティア王女の私室にノックしてから侍女がドアを開けたので部屋の中に入りました。
部屋の中に入ると行き成り裸のシュティア王女がベッドの影から立ち上がり大声を出して『キャー襲われる、助けて~』と叫び出されて、その後に騎士達が来て捕縛されたという流れでした。
「クッソ!あんなクソ王女みたいな悪女を嫁なんかにしたら、いずれは殺さられるだけだ。あんなのが女王に就いたらあの国はお終いだ。何故陛下はあんな悪女を庇うのか理解出来ない」
「うん、そうか、ところでレイジスさんは鍛冶師だよね、衣食住は保証するから、聖域の中で俺の仕事を手伝って欲しんだ。就業規則時間は朝の8時から夕方の5時までなんだけど毎週日曜日は休み何だけど如何かな」
「えっ、まぁ、国から追放された身だから別に良いですけど、どんな仕事なのかな」
「うん、魔導工房の工房長に就いてもらい、工房の管理と働く奴隷達の指導かな、この聖域には俺の妻達以外は基本奴隷商会から買い取った奴隷だけが住んで働いて貰ってるだ」
「えっ、全てが奴隷がですか」
「うん、俺はオークランド王国でイフライン商会の会長をしていて、聖域内で作った商品等を王国で販売しているんだ。聖域の事は極秘にしているだ」
「聖域ですか、俺はこの聖域から出れないと言う事ですか」
「うん、当面はここで働いて貰う。この聖域を知っているのは俺が信頼できる身内だけなんだ。だから奴隷以外は基本的には信頼できる身内だけで他の外部者はこの聖域内に入れないようにしている」
「まぁ、この聖域から逃げ出すのはまず不可能よ、仮にSランクの冒険者でもね、この深い森の中で強い魔物が多数棲まう魔境イフラインの最深部よ生きては出れまいな、魔道具を使って行き来するしかないわよ、それとお粥よ食べてなさい」
「えっ、あぁ、すいません。頂きます。う~ん、美味いです・・・」
レイジスは久しぶりに真面なご飯を食べて空いた胃を満たしていく。
「まぁ、体長が回復したら聖域内を案内するよ、基本的に聖域内はホワイトな職場を目指しているから、それほど住み心地は悪くはないと思うよ、あっ、この部屋に住んで良いからね」
レイジスはその日は寮の部屋で休み食堂で食事を他の奴隷達一緒に食べていると、皆が明るく美味しそうに食べている様子を見ているとゼノン様が言ってたことが本当だと思った。
それに着ている服も綺麗で、これが全て支給品だと聞いて驚き、それにお風呂も毎日入れると聞き、凄く良い生活環境なのは間違いないなと知る。
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